フランス語文字の入力方法

フランス語キーボードの使用方法

キーボード言語の切り替え

BarLang12

 右図はおなじみのIME言語バーであるが、現在のキーボードが半角モード、全角モードであるかを問わず、右図上の日本語モードのとき"Alt + Shift-key"を押すことにより、右図下のフランス語キーボードに切り替わる。
 日本語キーボードに切り替えるには、もう一度同じ操作の"Alt + Shift-key"を押せばよい。
 すなわち、"Alt + Shift-key"は、トグル・アクションを行う。これらの上にギリシャ語やドイツ語キーボードまでもがインストールしてあるときは、このキーで順番に言語が切り替わる。

(註)"Alt + Shift-key" "+" "Alt-key""Shift-key"同時に押すことを表している。以後も同様。

フランス語キーボードの配置

 キーボードのインストールが終了し、フランス語への切り替えが終わったならば、メモ帳か Word を立ち上げて、キー入力を試してみよう!

"A"から"Z"までの alphabet キーの動作は?
 大文字のときも、小文字のときも、現在使用中の英語キーボードと全く変わらない。

では、英語にない accent のついたé,è,à,ù,ê,ë,etc.,etc. や結合文字の æ,œ などの入力にはどのキーを使えばよいのか?
試しに "?" や "/" キーを押しても見よう。見事に "É" と "é" が入力された!

次に "*" や ":" ではどうか?
"È" と "è" が現れた。

でも ":" はどこへ行ったの?
それは英語キーで "+" の位置にあります。

それでは accent circonflexe や tréma のついた文字は?
être などよく使うからね! "@"キーや "`"キーを押した後続いて "e" や "i" など、accent を付けたい
文字キーを入力します。そしたら "ê", "î", "ë", "ï", "â", "ä" と何でも、もちろん大文字も!

フランス語を勉強している人にとって絶対に大切な単語は ――― それは français !
あー、cédille のことか! "[" や "{" キーを押してみては

次に æ や œは?
右側にある "Ctrl"キー を押しながら "a" または "e"キーを押すとよい(大文字の時も同様)。

 いやいや、まだまだあるな! ご心配なく便利なものを紹介しよう!

スクリーンキーボード

ScKeyJp12  「スタート」―「アクセサリー」―「ユーザー補助」―「スクリーンキーボード」を選ぶ、下図のような画面が現れる。
 これは障害者などのために準備されている。キーボードを押す代わりに、必要なキーの上でマウスをクリックすると、当該文字を入力することが出来る。

ScKeyFrS14  ここで "Alt+Shift"キーで、フランス語キーボードに切り替え、カーソルがスクリーンキーボード画面上を一度横切ると、右図のようにフランス語キーボードの画面に切り替わる。
 Alphabet のキー配置は英語キーボードと変わりはないが、"@"の位置には accent circonflexe が割り当てられていて、このキーを押した後続けて a,e,i,o,u など必要なキーを押せばよい。
 その他、"["の位置には"ç", "]"→"à", "*"→"è", "/"→"é" などとキーが割り当てられている。

ScKeyFrC15  キーボードの "Shift"キーを押すか、画面の "Shift"キーの位置をクリックすると、画面が右図のように切り替わりフランス語大文字入力が出来る。
 上の小文字キー配置で述べた文字については、それぞれの大文字となっている。数字キーの列では英語キーボードの記号配置と多少異なっている。また、英語キーボードの"`"キーは tréma が割り当てられ、これに続けて e, i, u など必要なキーを押す。英語の"+"キーでは":"キーとなり、"<"→".", ">"→""" が割り当てられている。

ScKeyFrRAlt16  右側の(左側にもあるが、右側だけである) Alt-key を押してみよう。右図の表示に切り替わる。
 英語キーボードで右端に配置されていた角カッコ(parenthèses)、中カッコ(crochets)が数字キーの 7, 8, 9, 0 に割り当てられ、"e"→"€", guillemets が"z, x"→"«, »", ",, ."→"<, >" となっている。これ以外に ";"→"°", "4"→"¤" が割り当てられ、"@"に引き続いて "a", "e", "u" を押すと "à", "è", "ù" が得られる。この中で "ù, Ù" を得る方法は日本語キーボードの場合は、この方法が唯一である。

連結文字の入力方法

 皆さん!右側の Alt-key が左側のそれとは別の機能を持っていたなど知らなかったでしょう! でも、まだ同じようなキーがあります。 何でしょう? それは Ctrl-key です! キーボードを見て下さい。これも左右両方にありますね。これが大きな役割を果たすのですが・・・。でも残念ながらスクリーンキーボードでは、その画面がありません!
 だから自分で実験して確かめて下さい。1)まずメモ帳か Word を準備、2)Alt+Shift-key を用いてフランス語キーボードにする、3)右側の Ctrl-key を押しながら A-key を押してください。どうなりました?4)次は、右側の Ctrl-key を押しながら E-key を押してください!今度は何が現れましたか?

 これでフランス語文章は何でも書ける。 バンザイ!

Visual Keyboard

 上に述べたスクリーンキーボードは Windows に標準で組み込まれているので、使用は便利である。ただ、キートップの文字が小さいことや、場合により操作方法によってはシステムが不安定になる場合がある。これを避けるために Visual Keyboard をインストールする手段がある。
入手方法
 Microsoft download center からダウンロード可能で
   http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=86a21cba-e9f6-41db-86eb-2adfe407e620&DisplayLang=en
にアクセスするか
   http://www.microsoft.com/japan/default.asp
から左ペーンの中の「ダウンロード」からダウンロードセンターにアクセスして、ダウンロードの検索に "Visual keyboard" ど入力し、Microsoft U.S.・・・・も検索と書いたチェックボックスをチェックして検索ボタンを押す。
 検索結果として多分2件がヒットするので、その中から
   Office XP/2000 Addin: Microsoft Visual Keyboard
と書いた項目をクリックすると、上記と同じサイトにアクセスできる。インストール方法なども、ここに説明してある。
画 面
 ここの画面の説明は省略して、スクリーンキーボードの説明で表示したものと同じ画面を並べて表示する。こちらの画面のほうが数段見やすいだろう。こちらも 右側Ctrl-key に対応した画面がない。

VKeyFr01  左側 Shift-key のとなりに ù-key や Ù-key がある。ただし、このキートップは日本語キーボードには存在しない。日本語キーボードではその分 Shift-key の幅が広くなっている。

VKeyFr03

VKeyFrAlt02

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