禁じられた恋でも・・いい
第4話

邪魔な衣服をお互いに取り去り激しく抱き合う。

上気する肌は汗ばみさらに二人の肌の密着を増す。

擦れる気持ち、擦れ合う肌・・

激しいディープキスと肌の熱さに

俺と一鍬のボルテージがさらに上がる。

互いのモノを握り快楽を与え、しごきき合う。

溢れ出る液体で手は濡れ、滑りを良くすると共に快楽を増させる。

ぐちゃぐちゃと淫猥な音を立てるそんな中、一鍬の甘い声が混じる。

俺の目の前で身を少しよじり、可愛らしい顔唇から俺の与える刺激に

卑猥な声で甘く鳴く一鍬・・・。こんな一鍬に理性が保つ訳がない。

保てるかよ!

もっと一鍬を感じたい!一鍬の中に入りたい!

俺の欲望がさらに燃え上がる。もう止まらない。

「一鍬、お前の中に挿れるぞ・・・」

俺は単刀直入に一鍬に言う。一鍬は何度か瞬きをすると

うん・・と可愛く頷く。

ああー、なんて可愛いんだ。俺の欲望は止まらない列車のようだ。

だか、ここで少し意地悪をしたくなった。

「いいのか?悪いのか?答えろ一鍬・・・」

え?という顔をして俺を見つめる。

きょとんとした顔の一鍬は子犬のように可愛い。

さっきまであんなに色っぽく鳴いていたというのに・・・。

さらに俺の悪戯心を刺激する。

もっと困らせてみたいと・・・。

「いいのか、悪いのか・・お前の口から言ってみろ」

「い、いいよ、兄者」

答える一鍬に俺はさらに意地悪く言う。

「何をだ?一鍬。何がいいんだ?」

一鍬は顔を真っ赤にして俺をただ見つめる。

大きく綺麗な瞳に俺が映っている。

「言ってみろ、一鍬・・・」

一鍬はさらに顔を真っ赤にして、困ったように俺を見つめる。

恥ずかしがっている一鍬の姿は俺の下半身をダイレクトに刺激する。

もっと恥ずかしがらせたい、そんな欲望が新たに沸く。

「どうしたいんだ、言わないと解らないぞ」

その時後ろで大きな声がした。

「言わなくてもいい!」

声の主は羅門先生だった。

や、ヤバイ!

そうだここは羅門先生の家・・・・。

俺たちはそれをすっかり忘れて盛り上がってしまった。

「早く服を着ろ!ばかもん!」

羅門先生に怒鳴られ俺は慌てて一鍬から離れようとした。

だが、その時・・一鍬が抱きついてきた。

「い、一鍬?」

「したい、俺・・兄者としたいんだ!

兄者、俺の中に入ってきて!俺の中に挿れて!お願い!」

必死に抱きつきながら、一鍬は顔を真っ赤にして叫ぶように俺に言う。

ありったけの勇気で俺の意地悪な質問に答えている。

なんて、愛らしくていじらしいんだ俺の一鍬は・・・。

でも、羅門先生が・・・いるんだが。

もしかして気が付いてないのか?一鍬。


第5話に続く

戻る