■August 15, 2003 | |
STARFAX 2004 我が家にはFAXというものがない。 FAXにとどまらず、割と一般的にどこの家庭でも見受けられる電化製品が、我が家には無かったりする。例えば電気炊飯器などもそうである。米は圧力鍋で炊く。クーラーなどはもちろん存在しない。 そうかと思うとADSLが導入され、1DKにもかかわらず無線LANが張り巡らされていたりする。ともかく相当にバランスが悪いことは確かである。 フェアトレードNGOを立ち上げようとしているのに、FAXが無いのは不便ではないかと代表兼営業部長兼経理兼雑務係の嫁さんが言う。ただ、ただでさえ狭い我が家に、これ以上電化製品が増えるのは耐えられないともいう。僕もほぼその意見に賛成である。 部屋のそこかしこに転がっている古いPCをなんとか役立てられないかということで意見が一致したので、FAXサーバーを立ち上げようと考えた。どうせ書類はPC上で作成するのである。一々プリントアウトして、またさらにFAXで読みとるのもなんだかなぁと思っていたので、ペーパーレス環境を作るのは良い考えだ。環境にもやさしい。これで嫁さんに普段白い目で見られがちなPC弄りも正当化できるというものだ。 導入機材はThinkPad560X。4年くらい前にリース落ち品を中古で買って、さんざん使い倒してきたマシンである。中米で2年ほど使ったら、不安定な電源のせいで液晶の接続部の調子が悪くなってしまった。任期の最後のあたりではカバーをはずして液晶を剥き出しにしたまま使っていた。画像が乱れるような時には液晶を適当に動かすと直る。ハイテクなんだかなんだかよくわからない状態だった。これは前にも書いたように液晶部をまるごと交換したので、今では問題なく使えるはずである。これにSTARFAX2004を導入してFAXサーバーにしようという計画である。 当初の目論見ではLinuxを導入しようと思っていたのだが、いまだにLinuxを使いこなしてはいないので、Windows環境でなんとかすることにした。 以前京セラのデータスコープを使っていたときにSTARFAXを使って、出先のFAX機をプリンター代わりに使っていた。結構できの良いソフトだったが、古いバージョンだとLAN環境に対応していない。ちょうどバージョンアップが安くなるというキャンペーンをやっていたので、バージョンアップ。ところが買った後で気がついたのだが、560XのスペックであるMMXPentium200MHzではどうもかなり苦しいようだ。 メモリーを増やせばなんとかなるかもしれないが、EDO SO-DIMMの128MBだと\16,800もする。これだと中古でFAXを買った方が早い。しかもはたしてFAXサーバーが満足に使えるかどうかもわからない状態ではこれ以上お金はつぎ込めない。 そんなわけで、とりあえず、メモリ96MBでなんとか運用することにした。OSはWindows2000。ちなみにSTARFAXの動作環境はPentium!!233MHz以上、メモリ128MB以上とある。はたして実用に耐えられるシステムを構築できるのだろうか。 |
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今回の出費 | \4,410 |
■August 09, 2003 | |
ThinkPad i 1456 入手顛末記 ThinkPad i 1456シリーズを入手した。 この機種が販売された当初は i シリーズのコンセプトそのものがあまり気に入らず、自分ではまず買うことはないだろうと考えていた。店頭で確かめたキーボードの感触等の品質も、あまり良いとは思えなかったから余計にである。1400系、中でも「耳付き」と呼ばれる、スピーカーが画面の左右にはみ出した一連のシリーズなどは、不必要に大きい上に、そのデザインが不格好に感じられて、いったい誰が買うのだろうと思ったことを覚えている。それがひょんなことで自分のものとなると、結構愛着もわいてくるから不思議なものである。 元々は嫁さんが職場から廃棄処分となったThinkPad i 1459をもらってきたのがことの始まりだった。液晶も割れて、HDDも回転こそはするものの、認識はしない。落としたか何かの物理的な損傷なので、システムボードまでは壊れていないだろうし、インターネット・オークションで必要な部品を入手すれば再生可だろうと判断した。 嫁さんや仲間と作っているNGOの関係上、将来的にスペックは低くてもかまわないので、使えるPCの頭数をそろえる必要がでてくる可能性は高い。また、取引のある海外のNGOに供与することも出来る。そんなわけで、嫁さん財務省の判断で、再生することになった。 何度か入札を試みた結果、我が家の財務省決済額、つまり修理に費やせる限度額20kを多少オーバーした程度で、1456のJUNK品を落札することができた。実はこれが掘り出し物で、電源まわりに問題があるとのことだったが、付属品は完備しているし、キーボードは英語キーボードに換装済み(多少難あり)。Linuxも導入済みという願ってもない条件で入手することができた。(nagual925さんありがとうございました) 状態が思いの外良かったので、DC/DCコンバーターだけを1459から付け替えれば再生完了と思っていたところ、件の1459の廃棄手続きが済んでいなかったことが判明し、元の職場に戻されることになった。 そんなわけで、今は手元にThinkPad i 1456がある。嫁さんはなんだか納得のいかない顔をしているが、僕としてはおもちゃが増えたので大満足。電源まわりもいまのところは問題がない。将来的には誰かの元へ貸し出されると思うが、それまではいろいろいじってみようと考えている。 |
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今回の出費 | \22,500 |
■July, 2003 | ||||||||||||||||||||
ThinkPad 560/Xの復活 資格試験の勉強のために7月の終わりに4日間の夏期休暇を取った。クーラーの無い過酷な環境下にあるわが家で、汗を流しながら机に向かっていたのだが、部屋の片隅に山積みされているJUNK品の山が余計に部屋を暑苦しくしている気がして、気分転換にJUNKの再生に取りかかることにした。 長年の酷使の結果、愛用のThinkPad560(5JA)もThinkPad560X(65J)も、それぞれ問題を抱えている。どちらも原因ははっきりしていて、途上国の不安定な電源のため、それぞれ電源まわりと液晶まわりがやられてしまったのだ。修理のためにオークションでJUNKは入手済みである。抱えている問題と、その解決のための入手済みJUNK品リストは以下の通り。
さっそく修理に取りかかったのだが、560に関しては、修理というより、JUNK品を組み合わせて再生するのと変わらないことに途中で気がついた。 結局560(5JA)はほとんどそのまま。JUNKで入手したFJEの下半身に中古TFT液晶を組み合わせて、手持ちのHDDを載せて完成。無事起動。 560Xの方は多少やっかいだった。調子が悪いのはたぶんケーブルなので、これだけ付け替えればいいと考えたのだが、分解して初めて判明した事実があった。なんと、560Xの液晶が2種類あったのである。 詳細は後日記事にして掲載するので、割愛するが、結局あたらしく560Xの液晶部をオークションで落札。液晶部を丸ごと載せ換えた。この液晶の状態はよかったのだが、残念ながらヒンジ部分は割れてしまっていた。この際、どうせならと、以前に入手した液晶裏のカバーが新品同様の美品だったため、これを付け替えた。 このときに判明したのだが、元々僕の持っていた65Jのパーツが特殊だったのだ。ケーブルの配線がどちらかというと560のタイプに近いのである。 これは企業のリース品を中古で購入したものなので、特殊なパーツを使っていたのかもしれない。 ともかく、なんとか復活させて、ふと気がついたら、ThinkPad560は3台に増えてしまっていた。 |
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今回の出費
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