プラモに明け暮れた 少年の頃。 ( 出合い編 )

私の故郷は南九州の宮崎県・小林市である。 ⇒ 便宜上 最初に記しとこう。

小学低学年の頃、私の街には1つだけ信号機があった。
小林駅から延びる道が国道にクロスするところで、
今は無い警察署と デパートがそびえてた。

デパート と言っても 田舎だけに エレベーターも無い3階建て。
しかし そこはデパート、屋上には電動ゴーカートと猿がいた?
そして屋外には小林初の自動販売機であったろう 
オレンジジュースの噴水が半球ガラスの中で光り輝いていた。
そうそう・・・兄に連れられ初めて見たテレビもここだった。

そのデパートの玩具売り場、ショーケースの中にそれは展示されていた。
とても小さなヘリコプターのパーツと透明アンプルに入った接着剤。
私は一目見た瞬間、これは駄菓子屋には無い大人の匂いと憧れを感じた。

これが 私とプラモの出会いである。

                             
熱中期へ つづく
戻る