用語辞典
そのうちターゲットも入れます。
増えれば。
結構ネタバレな要素を含みますが、この世界観を説明するにはこれでも不足かと思います。
亜人【デミヒューマン】
人型で、それなりに知性のある生命体。
半獣人(ラ=ニマ)、獣人(ニマ)、亜魔人(デモルニ)、魔導族(ギルムディ)等を指す。
通常は人間と社会的に連接した部落を形成する。
亜魔人【DAEMORNY】
デモルニ、そう呼ばれる亜人はこの世では見分けのつけられない種族である。
亜人の中でも最も古くから存在する彼女ら(外見ではない)は、通常『不老不死』と呼ばれる特殊な特徴を持っているが、
残念な事にあまりに古い記憶を持っている者は少ない。
それも彼女達が不老不死である所以でもある。
【特徴】
忘却
精神が老化しないための防衛本能のような物。
ある程度前の事以外は(余程それが特別な事情でもない限り)忘れ去る事ができる。
不老
肉体を持たないが故に、老化もない。
彼女らは本来の『悪魔』としての存在を捨てた種族であるために、この世で言う生命とは別の生き物である。
よく言う『不死』と違う大きな点は、傷つけば流石に死ぬと言うことぐらいである。
幼児性
不老の不老たる所以である。しかし、外見以上に年寄りな所は否めないであろう。
変身
自由意志で姿を変えられるが、邂逅の日では強制的に生まれたときの性別へと姿が戻る
(と、いうか、月の魔力が大きすぎて違う姿に変えられないと言う方が正しいかも知れない)。
ちなみに、彼らは精神生命体であり、ある程度の精神力がたまると『増殖』する。
まあ、『彼女』なので子供が産まれると言った方がある程度正しいような気もする。
アレフ=リィギネス【人名】
情報屋。通称「鋼の情報屋」。
「呪法司(じゅほうのつかさ)」というある王国のある部署に所属。
性格は冷淡、全てを掌の中に掴んでいなければ気が済まない。
先の先まで見通す思考力を持ち、強大な呪法を操る男。
ヴォア=ラ=ダール大陸【固有名詞】
この世界の中央(とされる場所)にある大陸。
エプルーエ大陸【固有名詞】
東西に伸びる、世界の北に存在する大陸。
王家直属の騎士団【ナイツ】
親衛隊等様々な名前で呼ばれる騎士団。
彼らは通常ある流派の剣技を極めた騎士達により固められている。
エリート軍人である。
邂逅の日【固有名詞】
白色の月ダーナと黄色の月ルェナが同時に昇るこの日を、神話になぞらえて『邂逅の日』と呼ぶ。
月に一度起きる自然現象だが、魔術的にも重要な意味を持つ。
貸し馬車【一般名詞】
街にある貸し馬車屋が貸すレンタカーのようなもの。
→乗り合い馬車
彼の剣【Bells=Wind】
幅30cm長さ2m弱ある巨大な剣。
謎。
彼が生まれた国、リギィは移民が作り上げた国である、と。【文中引用】
リギィは基本的にアメリカみたいな(インドでも可)国なのです。
原住民を追い出して、そこに新興の民族が国をうち立てたのです。
ガレー船【ガレーシップ】
巨大な奴隷船。帆走する事もできる大型船。
これの開発により、人間の版図が大幅に拡大された。
街道【一般名詞】
商人のギルドが開拓した、街と街を繋ぐための交通。
魔導族【Gearm=D】
ギルムディ。
最もこの世で信仰心のあつい種族であり、その精霊の加護は魔術として知られている。
心ない人間により常に闘争の道具とされてきた魔導族。
ギルムディと言う一風変わった呼ばれ方をするのだが、未だに古代語を利用する彼らが自らを指して言う言葉が訛っているものと思われる。
現在稀少種族で、各精霊ごとに隠れ里をつくっている。
稀に、ヒト族同士から生まれる事があるらしいが、成れの果ては後述される半獣人と同じく、奴隷である。
【説明】
綴りを見れば分かるとおり、彼らは元々過去世において兵器として開発された人間である。
N兵器、B兵器、C兵器にもじってつけられたD(DAEMON)兵器用の改造人間である。
遺伝子レベルで精霊と交わる事ができるため、唯一この世界で精霊を操る事ができる。
だが、彼らに帰化した人間も修行次第で術が使えるようになる。
【特徴】
魔術
それぞれ帰依した精霊魔法が使用できる。
紋章
身体各部に紋章がある(痣やファッションではなく、生まれつき)
ひ弱
身体的には多少弱い。筋力も平均が劣る。
魔導師【Gearm=Dia】
魔導族に帰化した人間。
精霊と精神的な繋がりを持って強力な呪文を使用する。
身体の一部分に精霊を意味する文様が浮かんでいる。
クリタニカ家【固有名詞】
公爵家。『翼尖刃流』の剣技を受け継ぐ。
グレイズ=アルマグナ卿
通称『怒』の騎士。リギィの将軍であり、侯爵位を持つ。
化物【けもの】
獣(けだもの)とは違い、食物連鎖に含まれない存在。
何故人間を襲うのかなど、その生態は謎に包まれている。
獣【けだもの】
野生動物のこと。
『殺戮者』のロー【固有名詞】
主人公。今のところそれ以上は不明。
術師【一般名詞】
通常狭義では呪法師を指す。
広義では魔法を使う者を指し、呪法師、魔導師、操紋師、祈祷師、加えて治療師(医者、薬剤師)の事。
成長の儀【固有名詞】
クリタニカ家の誕生日祝い。
それも、奴隷商人の馬車に乗っている奴隷の歌を、だ。【文中引用】
ドナドナ。
大航海【だいこうかい】
ガレーシップの登場による大陸間の航海が始まった事を指す。
『青い牙と漆黒の悪魔』はこの数年前の話である。
ティフィス=ブランドー公国【固有名詞】
ブランドー公爵の持つ国。
今回の話であまり関係がない。
槌衝角【ディア=レネイドル】
闘士ギルド『闘技界』の特殊部隊。
名前の通り『切り込み部隊』である。
今回の話ではあまり関係がない。
『盗賊ギルド』【一般名詞】
盗賊が仕切る裏世界の集団組織。
時折政治力を持っていることもある。
やはり今回の話ではあまり関係がない。
乗り合い馬車【一般名詞】
街と街を繋ぐ定期便のこと。
主な交通手段でもある。
玻璃【一般名詞】
硝子のこと。
この世界では貴重品の一つとされる。
祈祷師【Fie=Fie】
呪文を一切使わず、儀式をもって大自然に関与する者達。
あまり体系化されていないことが多く、その効果も1週間〜1年程たたないと判らない程。
メルカード=トキァ【一般名詞】
『星』を意味する、ティフィス=ブランドーの首都。
軍事国家らしい混雑した都市。あまり人の住めるような環境ではない。
天下夢奏【La=kandelmerlse】
ラ=カンデルマールセ。訳文を『無銘の御剣』という。
半獣人【La=nima】
ラ=ニマ。
現在では奴隷制度は禁止されており、人身売買は行われていない。
が、様々な理由から行いたい人間もいる。
ある街には、未だにそんな場所があるという。
そこで特に並んでいるのが、ヒト族に丁度獣の一部分をくっつけたような人間、半獣人である。
本来山里などヒトの住まない所に生息するはずの彼らも、何故か人間の間から生まれてくる事があると言う。
この時、この子供を『取り替えっ子』と呼び、忌み嫌われてしまうのである。
【説明】
町中にいる半獣人は奴隷もしくはあまり裕福ではない人種である。
チェンジリングするのは、ギルムディ同様の遺伝子改造の結果である。
時々血が混ざっているヒトの間から生まれる訳だ。
又逆に、半獣人同士からもっと獣に近い半獣人が生まれる事もあり、それを獣人(ニマ)と呼ぶ。
獣人は知力が低く、片言の言葉を喋るのが限度であったり、特有の声帯のために話せない事もあるが、人間の言語を理解できる。
【特徴】
社会的地位
極低。大抵、彼らを見たヒトの反応は良くない。ひねた性格になりやすいらしい。
獣的外見
獣耳、尻尾、たてがみ、その他もろもろ、何の動物か分からない者もいる。
ちなみにそれなりの特殊能力を持っている事もある(風を感じる敏感な鬣や暗視、飛べる翼など)。
獣の力
肉体的に非常に発達しており、人間の平均を遙かに上回る力を持っている。
精神的に脆く、知力こそ低くないが魔術は使えない(操紋術を除く)。そのため闘士に向いている。
獣人は魔術は完全にできない(知力が低すぎて学べない)が、肉体的な能力は言うまでもなく高い。
呪法師【LU=FIE】
ル=フィエと呼ばれる『術師』。
彼らは韻律を操る事でこの世の物理現象を操作する。
ファンタジー世界でいう『魔法使い』に当たる。
同様、魔導師は『精霊使い』を指して言う。
【説明】
彼らは『魔導言語』(Magic Language(マギック ランゲージ))を使用して、世界の理を操る。
『魔術用語』(Magic term(マギック ターム))とは別であり、我々で言う数学に近い(微積分)形態を取る。
呪文(Spell)が『方程式』と呼ばれる所以でもある。
ただし、『高位魔導言語』(Advanced ML)で完全に物理現象を記述しようと思うと、普通の人間では不可能に近い。
そのため『理想魔導世界』と呼ばれる単純化した世界に合わせた『低位魔導言語』(Basic
ML)を使用する。
詳しくはここでは述べない。
命精石【LUFIS=TRAIN】
ルフィ=ストレン。
特殊な硬質結晶で、青い色をした宝石。
ある波導を記憶していられるので、増幅器や亜魔人の姿を固定するのに使われる。
握り拳大の結晶の生成で人間2〜5人分の魂が必要になる。