第１回 酒の飲み方
このコラムは酒好きの酒好きによる酔っぱらいの戯言です。
ジョッキ片手、もしくはお猪口を片手に読んで貰えると幸いです。
また、書いてある内容は一部の『酒マニア』向けではなく、一般向けです。
日本人は、総じて酒が飲めないと言う。
原因は、その肝臓にある。
そもそも肝臓が『酒を分解する』事ができないから、酒に弱いのだという。
これは不幸だ。
何故不幸なのか？
人生の半分の楽しみを奪われているからだ。
だからといって悲観する必要はない。そのために様々なものを失う危険性もまた回避できるのだから。
今回のこのコラムでは、酒とそれにまつわる話をつれづれと話していくつもりである。
第一回の今回は、『酒の飲み方』。
種類とか銘柄とか、下らないものは我ら『無類の酒好き（又はざるとも言う）』には関係がないことだ。
もっと有意義な事に、紙面を割こうではないか！
まず始めに、酒を飲むという行動について。
んー…アルコール依存症という危険な病気やアルコール中毒という危険性も含むが、酒は極めて有効な手段である。
交渉、人付き合い、趣味…それこそ、その目的を上げれば数限りない。
自分などは時折（つーか頻繁に）酒でネタを仕入れて、SSを書いたりする。
FryとかSan辺りに掲載されたりメールされたりするSSは、危険ですぞ（笑）
閑話休題。
酒を手段に使う際に是非気をつけておきたいのは、自分の酒癖。
直らないので何とかするには、飲み過ぎないようにしよう。
理性をなくさない程度に飲むしかない。
でも若いうちは酒をたしなむ、よりは酒を飼い慣らす方がより魅力的ではないだろうか？
そうとも、酒は呑んでなんぼのものだ。
でもその手段を行使できなければ、どうすればいいのか。
まずは、酒の簡単な種類を上げよう。
１ 軽い物
ビール、酎ハイ等5〜8%程度のアルコールの物。
これは人によればジュース代わりに飲めるために非常に人気がある。
特に気取らないカクテルである焼酎割り（サワーはこれにさらに炭酸を加える）は飲みやすくよい。
あまりに雑多なため、説明は詳しくは省く。
２ 中程度
酒、ワイン等13〜20%程度の濃さを持つ物。
原酒と呼ばれる酒は18、19%は下らないが非常に飲みやすい。
怖いのはこの辺で、飲みやすさとアルコールのきつさは決して比例しない。
特に冷やは注意をする方が身のためである…
３ 重い物
ラム、ジン、ウォッカ、ウイスキー等蒸留酒がこれに当たる。
日本人向きではない。
なお焼酎もこれに含まれ、日本では沖縄にある泡盛、花酒の『60%』が最高である。
世界一ではスピリタス（90%近く）、レモンハート（60%）等がある。
これらの飲み方であるが、１は食事と一緒に、まさにジュース代わりに。
２は『食事を引き立てる為』
３は『軽いつまみをかじりながら酒を楽しむためのもの』
とまぁ、単純に分類するとこうだ。
飲めない人はまず１から勧めたい。
それも、２の飲み方で。
ちびちびと飲む３のやり方もあるが、これは酒があまりにも酒らしくないため勧められない。
では２のやり方で飲むためにはどうすればいいか、具体的にいこう。
すなわち、食べたいものを用意して少しづつ呑むのだ。
ビールでは揚げ物、チーズ、肉類が非常によく合う。
脂っこいものでも、逆にうまみが増すと思って間違いない。
簡単な物ではウィンナー、ポテトフライなんかがお薦めだ。
だが逆に生もの、海草類は相性が悪い。
日本人の悪い癖で、何でもかんでもビールに飯というものがあるがあれは最悪の間違いである。
極めつけは寿司。これにビールは生臭さが引き立てられてえもいわれぬまずさが口に残る。
◇ポイント ビールは揚げ物、生ものは禁忌
酎ハイ、〜ハイと〜サワーには注意。〜ハイは基本的に『焼酎』であうものが良いが、サワーになるとどんな物でも変わらない。
特に缶酎ハイになると焼酎の嫌みが残っている場合がある。
焼酎に合うつまみ、焼き物や粉物をお薦めする。
焼き物というのは焼き鳥、焼き魚等焼いた何かである。粉物というのはお好み焼き、たこ焼きに代表される『小麦粉入り』のものだ
。
これらは焼酎（お湯、水割に関わらず）でもよく合う。
◇ポイント 焼酎、酎ハイは焼き物、粉物
絶対禁忌なのは生もの、海草系のつまみである。これらは特定の酒以外ではなかなか合わない。
そのため、苦手な人間は絶対に駄目なはずだ。
寿司、刺身、生もの全般は日本酒が一番である。
とはいえ、日本酒ほど万能な酒はない。どんなつまみの味も引き立てる最高の酒である。
ということで今回はここでお開き。
次回は日本酒、ワインについて語ってみよう。
なんか初心者向けコラムっぽくなりましたが。
ええ、私は酒は大好きです。ざるだし。
酒を飲み過ぎるのであまり居酒屋に行きたくはないです。
金かかりすぎるので…