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特集!関西人の謎

第3回 関西弁は伝染する!


 ※用法に関する注意

 関西人の本質を知らない関東在住の方向けに、純粋な似非関西人が語る関西人の全て。
 今回のコラムは冗談であり、真に受けて使用しないでください。
 飽くまでもいっつじょぉくです。怒らないでください。
 なお、時折真実が混ざっている可能性があります。あさりよしとおのように。
 15歳以上大人は一日2回、14歳未満は一日1.5回、14歳は1.9回まで質問を受け付けます。



 関西人。大阪周辺にのみ許されるこの関東在住の人間が揶揄して使う言葉。
 だが、関西にもいくつもの民族が多種多様な関西人を形成している。
 果たして彼らの正体は?実体は?
 一部命を懸けて直接インタビューして、この謎に迫る。
                  (参考文献『関西人』民明書房刊)


今回は似非関西人丹石殿より寄稿していただいた。



 四国は、関西に隣接しているとはいえ関西弁の圏内ではない。
 現に、丹石の出身地たる愛媛で関西弁をしゃべる人はほとんどいない。
 しかしながら、特殊な環境においてボケツッコミを習得する場合もある!

 まず、方言についてであるが…
 同じ環境で複数の地方の出身者が生活する場合、そこではある種の淘汰が行われる。
 すなわち、多数派もしくはイントネーションの強い方言を喋る者が増えるのである。
 人間は、常に耳にする調子に引きずられてしまうものなのだ。
 それが特徴あるイントネーションならば、なおさらである。
 関西人の友達といると、発音が引きずられるという経験のある人は、多いだろう。
 これが、集団の中で行われた場合はどうなるか?
 徐々に、関西弁調に喋る者が増えていくことになる。
 濃い方から薄い方へ広がっていく…浸透圧と同じである。
 こうして、怪しげな関西弁を操る「エセ関西弁使い」は誕生するのである。

 さて、ボケツッコミであるが…
 丹石は、特にその習得について意識したことはない。
 ただ、学生時代にあさりよしとおにはまっていたのだが…それが原因だと推測される。
 知っての通り、彼の漫画は独特のテンポと笑いを持っている。
 どこか調子を外した、よく分からないボケ。これが、彼の笑いの元である。
 もしそのボケを意図的に再現し、かつそれを指摘する人間がいればどうなるか?
 丹石のような天然ボケな人間の一丁上がり、である。

 ツッコミについて、非関西人たる丹石は彼らのような先読みはできない。
 ただ、「それは違うだろ?!」ということにツッコミを入れるだけである。
 学生時代に関西人が周囲に多かったため、「極力ぼける、ぼけたらつっこむ」という関西魂は育ったようである。
 おかげで、不条理なことにツッコミを入れ続ける「エンドレス1人ツッコミ」をやることもしばしばである…


 このように、以外にも我々は関西弁を習得する機会があるのである。
 恐ろしい事だが、コレは歴史上の事実なのだ。
 もし近くでこのような似非関西人を見つけたら、直ちに告発しよう。
 さもなければ、いつの間にか君も似非関西人になっているかも知れない…