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雑感 2002/10 | |
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情報のシャワー。 拉致問題に関する状況は、ここ１月で目まぐるしく変わっている。 僕は、ただただ感じとることで精一杯のようだ。 （帰国者の言は、家族の聞き違いだったと報道されたが）「家族全員で帰国してもいい」と、日朝間で事前の約束があったと言われはじめたし、帰国直前に小泉首相は「殺された！」と咆哮するし、核開発もカミングアウトしたし、（そういえば北朝鮮側は「日本が下手に騒ぎだてすれば招かざる事態が起こる」とか、妙なことも言っていたな）…… 何なんだこの状況は？？ しかし一つ一つの報道が、あまりに重い。 肉親との四半世紀ぶりの再会中でも言葉を慎重に選ばなければならない状態とは、どれほどの閉塞感か想像もつかない。 こんな精神的苦痛――日本中がその苦痛を、分かち合っている。 もぎ取られた自分の肉をもう一度体にうずめ、包み込み、馴染ませようとしているかのようだ。 痛々しくも嬉しく、嬉しくも痛々しい。 帰国者の旦那さん（アメリカ人）も心配だ。 「亡命」と発表されているので、故郷ではすでに『裏切り者』の烙印を押されているらしく、日本人５人のようなあたたかい帰国は、できそうにないらしい。 「５人が」家族を含め永住帰国、ということになれば、この方も日本国はなんとかして受け入れるべきだろう。 もうこれ以上、家族が離れ離れになる姿は、見たくない。 〔2002/11/09：この方に関してアメリカは無罪放免的な措置を取るということであり、まだまだ安心はできぬものの、この点では外務省の手配とアメリカの度量に感激している。〕 〔2002/11/30：うーん。確かにまだまだ安心はできない。〕 さらに、５００人近くにもなるという韓国人の拉致被害者――まったく捨て置けない話だ。 同じような苦痛が、この人々にももちろんある。 三国間で別個に扱われているのは少し不思議だ。 小泉サン、これもガツンとゆーたったら？？ ちょっとムリかな。 確かに他国の人命は軽率に左右できない。 だが、この状態が人道的に間違っているのは明白だ。 また、在日朝鮮人の方々は、この件で相当ショックを受けているという。 イデオロギー云々はともかく、祖国への誇りを打ち砕かれた心痛、同情余りある。 無論、自国の民族にまで悲しみと屈辱をもたらすような工作員は、今後一切この国に立ち入ることまかりならない。 しかし、今こそ「和をもって尊しとなす」あたたかい心と強い意志――日本に住まう人全てが、手に手を携え微笑み合うことを考えてゆくチャンスかもしれない。 「戈を止めるを『武』というなり」（←スガシカオさんの本名の原典（と思う））
昨日は拉致生存者一時帰国などあったりしたのだけれど、ちょうど５人の会見の時、大阪ではひどい集中豪雨が始まった。 ちょうど通信回線（アナログ）を開いているときに、至近距離の落雷があった。 稲光と全く同時の、バーンっという大音響。 ……PCが、止まった。 とりあえず再起動させようとしても、ブート時のビープ音さえ、鳴らない。 うえーっ？？？ 筐体内部を掃除して何回かブートしなおすと、何とか起動してくれた……ホッ。 しかしモデム（もしくはPCIスロット）が壊れてしまったようだ。 ドライバを更新しても、モデム自体は認識するのに、ダイヤルしてくれない。 というわけで、こう書いてはみたものの、いつ掲載できるのやら。（11/09：復旧） 雷で、ホントに壊れるんだな。 皆さんもお気をつけて……。
昨日のバリ島爆弾テロ、非常に残念だ。 いつか行ってみたいところだっただけに、悲しい。 自国の観光収入を一手に賄う島を燃やして、何が期待できると言うんだろう。 被害者の７割が外国人という。 旅人に手厚いイスラムの寛大さが、台無しになりかねない。（バリ自体はヒンドゥだけどね。） そりゃディスコは退廃的に見えるかもしれない。 しかし平和的に旅する人を虐殺しているようでは、背景の主張も認められない人が増えるばかりじゃないだろうか。 ニコニコ出かけた友人が、血まみれの死体になって帰ってくる？ 冗談じゃない。 インドネシア――日本の大東亜戦争（太平洋戦争）を祖国解放の契機として、一理は有りとも見てくれている貴重な国だ。 友愛は我々の財産、より強くこの国の人々の自由と平和を願ってやまない。 （旧日本軍の一部は敗戦後も自由意志で残留し、インドネシア独立に協力した。 もちろん僕は太平洋戦争を全肯定するつもりはないし、そもそも戦争自体を好まない。）
昨日の日本VS中国戦（釜山アジア大会・サッカー準々決勝）、よかった。 なんか完全アウェイって感じだったし、後半ロスタイムあたりで「アイーダ」が聞こえてきた時にはもー泣きそうだった。 よく勝てたよホント。 確かに日本の応援は少なかった。 お金があったら飛んで行きたかったくらい。 そりゃＷcupに比べたら盛り上がりも技量も相手も今イチだろうけど、あの差はちょっとヒドかった。 それだけに――頑張って現地で応援してた人は、ＴＶの前の僕にも、ありがたかった。 （僕もそれほど熱意があるわけじゃないんダケドネ。） Ｗｃｕｐ時ブラジルにユニフォーム交換さえ拒否された中国は、やはりＷｃｕｐ時ブラジルが強敵と見ていた日本を、今から１ヶ月前に破ってる。 昨日だって実際の話、負けていてもおかしくない試合だった。 主戦力のいない若手のみの試合とはいえ、もう中国はあの屈辱を克服しつつあると見た方がいい。 アジアのサッカー熱は加速し始めている気がする。 こういう大会も、もう少し注目してもいいような気がするんだけどな〜。 ４年後の青きイレブンに加わる選手も、きっといるだろうし。 ……しかも釜山って、海外で一番近い都市じゃないの。
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