営業キロがゼロの短絡線


(1)旅客列車が定期的に運転されたり、運転される可能性がある区間

事業者名 区間 備考
東日本旅客鉄道 大崎〜蛇窪(信号所) 湘南新宿ライン(大宮〜新宿〜大船)の一部で、多数の列車が経由。田端信号場駅は貨物駅で、実際の合流点は上中里駅付近。「JTB時刻表」巻頭地図は==線で表記
駒込〜田端信号場
武蔵浦和〜別所(信) 「しもうさ」(西船橋など〜大宮)が経由「JTB時刻表」巻頭地図は==線で表記
東京地下鉄 桜田門〜霞ケ関(千代田線) 定期旅客列車の運転なし(臨時列車が経由したことあり)。工場出入などの回送用
市ケ谷(南北線・目黒方)〜市ケ谷(有楽町線・飯田橋方) 定期旅客列車の運転なし(臨時列車が経由したことあり)。工場出入などの回送用
西武鉄道 横瀬〜御花畑 秩父鉄道直通列車が経由。運賃は西武秩父と御花畑を接続駅として計算。「JTB時刻表」巻頭地図には表記
西武秩父〜影森
小田急電鉄 渋沢〜松田 特急「あさぎり」が経由。かつては営業キロ(0.3km)が存在した「JTB時刻表」巻頭地図には表記
近畿日本鉄道 川合高岡〜桃園 大阪線・名古屋線を直通する特急が経由。河川改良に伴う橋梁架け替えで、2012/01/21から新線に切り替え「JTB時刻表」巻頭地図には表記
阪急電鉄 門戸厄神〜武庫之荘 神戸線・今津線を直通する準急(宝塚発、平日のみ)や競売開催時の臨時急行(仁川発)が経由(いずれも大阪梅田行きのみ)
四国旅客鉄道 児島〜坂出 「マリンライナー」などが経由

(注1)(信)は(正規の)信号場。信号所は、信号場以外の分岐点
(注2)上記のほか、従前は、JR東日本・安善〜大川を掲げていたが、分岐駅の武蔵白石駅にホームがないだけで、営業線とは別に独立した線路が敷設されているわけではないので、上表からは削除した
(注3)上記のほか、従前は、JR東日本・滝内(信号所)〜新油川(信)を掲げていたが、津軽線は正式には滝内(信号所)を経由していないことになっているものの、別に独立した線路が敷設されているわけではないので、上表からは削除した(下記の青森付近の概略図の太線区間を参照)

(参考)青森付近の概略図

     \
      \       青森
       ○油川      −○  
        \      // \
         \    //   \
     新油川(信)○   //     \
           \//       \
           ○−−−−−−−−−○青森(信)
          /(旧)滝内(信)     \
         / =滝内信号所      \
        ○新青森            ○東青森
       /                 \
      ○津軽新城               \
     /                     \

(2)旅客列車が運転されることがほとんどないと思われる区間

事業者名 区間 備考
札幌市 さっぽろ(東豊線)〜西11丁目 東豊線車両の東西線内の車両基地への回送用
東日本旅客鉄道 新秋津〜西武鉄道分界点 JR化と同時に営業キロ(1.6km)がなくなったが、線路は現存。分界点は西武・池袋線の秋津〜所沢間で、ここから所沢駅までは1.5複線になっている
みどり湖〜洗馬 1982/05/17の塩尻駅の移転まで本線(中央西線)だったルートが、単線のまま現存
東京都 汐留〜新橋(の大門方) 大江戸線車両の工場出入の回送用
名古屋鉄道 西枇杷島〜砂入(信) 留置線などとして使用(砂入(信)は犬山線・枇杷島分岐点〜下小田井間)
名古屋市 丸の内(桜通線)〜丸の内(鶴舞線) 桜通線車両の鶴舞線内の車両基地への回送用
西日本旅客鉄道 新大阪付近(の大阪方)〜宮原(操) 回送列車が、列車の向きを揃えるために利用
塚本〜宮原(操)
大阪市 阿波座(中央線・本町方)〜阿波座(千日前線・西長堀方) いずれも転属や検車場出入などの回送用
本町(中央線・阿波座方)〜本町(四つ橋線・四ツ橋方)
谷町四丁目(中央線・森ノ宮方)〜谷町四丁目(谷町線・谷町六丁目方)
清水(今里筋線・新森古市方)〜鶴見緑地(長堀鶴見緑地線・横堤方)
近畿日本鉄道 真菅〜八木西口 いずれも工場出入などの回送用
石見〜西田原本
阪急電鉄 夙川(の西方)〜苦楽園口 甲陽線車両の回送用
阪神電気鉄道 武庫川(信)〜武庫川(の北方) 武庫川線車両の回送用。武庫川線の武庫川駅北方の線路は、廃止線((国鉄)西ノ宮〜武庫大橋〜武庫川)の一部。武庫川(信)は武庫川駅(本線)の西方
水島臨海鉄道 倉敷〜球場前 貨物列車が経由。どちらかというと、こちらのルートがメイン

(注1)(操)は操車場
(注2)JR東日本・間々田〜小田林は、2001年時点の目撃情報によると「東北、水戸両線との分岐点の転轍機は撤去され、短絡線のレールは錆びて車止めが置かれ、架線も途中で撤去されていた」とのことなので、上表から削除した
(注3)豊橋鉄道・花田(信)<新豊橋〜柳生橋間にある>〜(JR東海)豊橋は、貨物の受け渡しが廃止された1984年以降のいずれかの時点で接続が断たれたので、上表からは省いた(2008年6月の現地訪問時には、JR側から分岐した錆びたレールが柳生橋駅の直前まで達しているものの、豊橋鉄道側と接続されていないことを確認) 
(注4)名古屋鉄道・新鵜沼〜鵜沼、富山地方鉄道・富山〜稲荷町は、いずれも線路が撤去されたため、上表から削除した(以前はいずれも特急「北アルプス」が経由)

(2020年05月05日最終更新)


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