鳳凰山(2840m)
・・・1日目・・・
山梨県

2006/10/8 晴れ 【歩行時間 7時間】 MAP
夜叉神峠登山口(50分)夜叉神峠(65分)杖立峠(105分)南御室小屋
南御室小屋(75分)薬師岳(35分)観音岳(30分)薬師岳(60分)南御室小屋
【行程】
1日目 夜叉神峠〜南御室小屋〜薬師岳〜観音岳〜薬師岳〜南御室小屋(テント泊)
2日目 南御室小屋〜夜叉神峠
三連休、台風と低気圧の影響で北アルプスは荒天が続きそうなので、南アルプスの鳳凰山に決めて7日の夕方、自宅を出発した。
コースは歩き易い夜叉神峠から登ることにする。
南アルプス林道は荒天で前日AM 9時まで通行止めだった。8日は通行可能で芦安から夜叉神まで車で入る。夜叉神には100台ほどの駐車スペースがあるが満車時は芦安市営Pから広河原行きのバスで夜叉神へ入るらしい。

夜叉神峠登山口

夜叉神峠
8日深夜1時過ぎ夜叉神峠登山口に到着。車中で休眠をとるが強風と寒さで眠れなかった。5:30頃から朝食、支度をしてトイレを済ませ登り始める。
夜叉神峠までは整備された広い道で、ブナやミズナラが多い。スタートは快調で13時までに南御室小屋に着けはいいと思っていた。
夜叉神峠に着くと少し雲がある白峰三山を望むことができた。

左から農鳥岳・間ノ岳・北岳を望む
夜叉神峠からはカラマツやシラビソの中を登っていく。
杖立峠を過ぎて緩やかな原生林を歩いていくと時折強風が吹く。山火事跡に着くと雲が取れかけ冠雪をした白峰三山が綺麗だった。

富士山を望む

南御室小屋
背後には富士山も望め再び原生林に入る。苺平を過ぎて少し下ると南御室小屋に着いた。時間は未だ10時過ぎ。テント泊の受付を済ませてテントを設営する。テン場は風が無くて設営はし易かった。
mkが薬師岳まで登ると言うので必要なものだけ持って11時過ぎに再び歩き始める。明日はここから地蔵岳まで行く予定にしている。

南御室小屋から再びスタート

観音岳と薬師岳

白峰三山(農鳥岳、間ノ岳、北岳)と仙丈ヶ岳を望む

富士山を望む
紅葉するナナカマドやダケカンバの中を高度を上げながら登り、森林限界を過ぎると一気に展望が開けて素晴らしい展望だ。白峰三山、観音岳と薬師岳、背後には富士山の絶景で、しばらく撮影タイムとなった。

砂払岳から望む観音岳と薬師岳

砂払岳から望む北岳と仙丈ヶ岳 右は薬師岳
砂払いを登って巨岩のある砂払岳を通過する。砂払岳からは北岳や白砂と紅葉の薬師岳など想像以上に綺麗だった。

薬師岳小屋

薬師岳へ
砂払岳から下ると薬師岳小屋がある。今日、薬師岳小屋で泊まれば明日の行程はラクで御来光も見られそうなのだがテン場が無い。

薬師岳にて北岳を背に

八ヶ岳を望む
薬師岳小屋から少し登ると薬師岳に到着。
大勢の登山者が登頂撮影の順番待ちをしていた。私達もその中でパチリ。

観音岳へ
予定は薬師岳までで引き返すつもりだったが、天気の良さに誘われ観音岳まで行くことにした。左には白峰三山、仙丈ヶ岳など、右には少し雲がある八ヶ岳。白砂と黄葉したハイマツの稜線漫歩。素晴らしい展望である。

観音岳にて

観音岳より北岳と仙丈ヶ岳を望む
観音岳に到着。甲斐駒ヶ岳には雲が掛かっていたが展望は満点!富士山、南アルプスの山々などが望めた。せっかくなので地蔵岳まで行く気になっていたが、戻りの登り返しが辛そうなので止めて展望を楽しみながらのんびりとお弁当を食べた。

観音岳より甲斐駒ヶ岳(左後方)と地蔵岳(中央)を望む

地蔵岳(オベリスク)

富士山と薬師岳
「鳳凰山」 地蔵仏(オベリスク)は鳳凰山のシンボルとなっている。
北から地蔵仏のある地蔵岳(2764m)
雪形の「農牛」が現れる観音岳(2840m)
双耳峰の薬師岳(2780m)を鳳凰三山と呼ぶ。 

白峰三山を眺めながら薬師岳小屋へ
時間に余裕がありゆっくりと南御室小屋まで戻り、テントでゴロンと寝転んで休憩。夕方、着替えと簡単な食事を済ませる。地蔵岳に行かないのは残念だが、明日は下山することにして就寝した。

南御室小屋テント場
南御室小屋
幕営料1人500円
食堂無し簡単な売店あり
湧き水あり(南アルプスの天然水)
簡易水洗トイレ
  (男子3室/女子2室洋式/ペーパー有り)


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