雑記帳


切手を整理する
友人知人に手紙を送るときは官製葉書や白封筒では工夫がないので種々の絵はがきや多少凝った封筒で出すようにしているが、それに通常切手を貼るのは片手落ちというもので、記念切手が出たら何枚か買っておき、色合いなりデザインなりが手紙と調和すると思うものを使うようにしている。入手する記念切手はなんでもいいというわけではなく、自分なりに「これはいい」と思うものに限り、気に入らないものは一枚も買わない。
だが電子メールというものがある当今では、葉書や封筒もそうだが切手の方もそうそう使うわけでない。それでもいい柄だと思う切手が出たらとりあえず発行直後に手に入れてしまうのは、郵便局でなら当然のことながら額面で購入可能だからだ。しかも職場の近くに東京中央郵便局があるおかげで、少々日が経った記念切手でも入手可能である。恵まれている環境と言えよう。
こういう次第で使われるより増える方が多く、60円や62円の切手で未使用のものも多いし、最近の80円切手とかでも整理がおいつかなくて郵便局で袋に入れてもらったままというのもけっこうある。ようやく整理をする気になって始めてみると、あちこちに放り出してあるのをまとめ、その中から重複なしに一枚だけ収集用に取りだし、カテゴリ別に分類するというのをやっていたら半日かかってしまった。


みていたら、シリーズものの切手がけっこう集まっているのだが、何枚か欠落がある。「この穴を埋めたい....」と思い始めている自分は、ポケモンカードをコンプリートさせようとする子供達とそう変わらない。まぁ齢を下ってもポケモンよりは自分自身の価値感の低下がないとは思うが....(ちなみにポケモンカードに限らず、どんなカードも集めていません)。
そのシリーズもののひとつ、かなり昔に出た「第2次国立公園切手」は小学生のころにほぼそろえていたのだが、改めて図柄を見ると、「十和田八幡平」の名前で出ている2枚のうち"八幡平からの岩手山"は八幡平・茶臼山の方向から見たものとほぼ同じだと気がついた(場所は厳密にはちがうのだろうけど)。「秩父多摩」の2枚のうち1枚は雲取山山頂からの眺望で、奥に富士山が見える。では途中の山並みはどれがどの山だろうか....などと、子供のころには考えもしなかった視点で眺めているのだった。
2000/7/9記

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