Preface/Monologue2018年 9月


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破風高原の夏空、猛獣の争い
ここまでのCover Photo:破風高原の夏空、猛獣の争い
3 Sep 2018

土曜から二泊で八ヶ岳山麓へ。
台風が接近しているので山は登らず、中腹ばかり歩く。
棒道を往復したり、観音平から雲海展望台で引き返したり。

月曜の観音平には車がそこそこ駐まっていたので、
編笠山を往復した人は多かった模様。
学生はまだ夏休みが終わってないってことかな。
5 Sep 2018

最強台風21号、関西に爪痕を残して去る。

風台風の印象の強いものだったけれど、
関西空港の被害が記憶に残る。

地盤沈下を続けていたという海上空港。
そこに台風、高潮。海面と区別のつかない滑走路。
再開の目処が立っていないとか。

地盤沈下というから経済的なものかと思っていたら、本当に地盤沈下。
どういう前提、どういう見積で設計したのやら。
6 Sep 2018

北海道で震度7。


震源地の近くに、北海道の半分の電力を供給する火力発電所があり、
これが地震で停止。

すると道内の他の発電所が、過剰な稼働を回避するため次々と停止。
道内全域が停電するという未曽有の事態に。

電車は動かない、飛行機は飛ばない、バスすら運行していない。
なにより、病院が危ない。
自家発電するにしても備蓄燃料は豊富ではないはず。


こんな事態にして、北海道電力、いったいどういうリスク管理?
金融機関は災害対策を義務付けられているのに。

主要発電所が停止した場合の対応策を講じておくのは、
インフラ提供者として当然のことでは。
それとも、そんな義務は最初からナシ?国も指導していない?

しかも北電、政府を代理人扱い。いつ記者会見を開く?
どこを見て商売しているのか。


震源地近くの山地は斜面が軒並み崩れて、
尾根筋だけ木々が残り、航空写真では魚の骨のように。

不気味なことこの上ない光景。
行方不明者が早急に見つかることを望みます。
7 Sep 2018

映画『ミッション・インポシブル/フォールアウト』を観る。
アクション映画はやはり大画面大音響が望ましい鑑賞方法かと。
文字通り、とにかく息をつかせない展開。

スタントなしのトム・クルーズ、
映画の世界の中だろうと外だろうと驚嘆の一語。
「あ、ここで脚を折ったんだ・・・」という場面も。

舞台はパリやらロンドンやら氷河の山岳地帯やら。
映画館内で海外旅行気分。

ロンドンではセントポール寺院から、
テート・モダーンあたりをロケ地にしていたけれども、
本当にテートの塔の屋上まで上がったのだろうか。

任務のためとか言って人の命を粗末に扱うなど絶対にしない、
イーサン・ハント。
ついていくならこういう人についていくべき。
8 Sep 2018

町中は好天だけれども、今後の雨雲の動きを見ると、
山沿いは雨になるように思えるこの頃。
行くかどうか迷う。(結局行かない)


先日、東京都美術館で開催されている『藤田嗣治展』に。

 妙にチケットがシック。

乳白色の肌が印象的な裸婦画、猫が入り乱れる絵、
やたらとおでこの広い子供の絵、かと思うと大作の戦争画。
いったいこの画家はどういう画家なのか謎だったので、
生涯を通観できる回顧展はぜひともと思っていたところ。
(行くのが遅くなりましたが)

つまるところ藤田は「まず売れる絵はなにか」から出発し、
余裕ができたところで、「描きたい絵を描く」に傾斜していった、
ということかと。なんか身も蓋もない言い方かも。

もうひとつ言えば、やはりよくも悪くも絵描き馬鹿だったのだろうなと。
頼まれてもないのに戦争画を描き、
頼まれたかもしれない一点が玉砕の絵で、
戦意高揚というよりは悲劇性の高いもの。
たしか本人も言っていたように、ドラクロアのような劇的なのを描きたく、
その素材に戦争を使った、ということ。

戦後、日本を出てからの絵が、安定した傑作揃いに見える。
それまでは不安げな歪んだ描線が見られたのが、
洗練された落ち着いたものに。(そういう絵が多く展示されていただけかも)

「カフェ」1949年

藤田、悪くないですね。
国立近代美術館、戦争画以外の作品も収集してくださいな。
16 Sep 2018

「奥多摩むかし道」を奥多摩駅から。

午後から歩き出しても奥多摩湖までは明るいうちに着く。
ほとんんどが舗装道歩きなので運動靴で十分。
小河内ダム近くになって山道の登りがあるくらいで、
負荷としてはさほどのことなし。

途中、この夏最後になるかもしれないツクツクホウシの声を聞いた。
涼しいかと思ったら日も差して蒸し暑く、
帽子を持ってこなかったのを反省。
まだ少し残暑が続く模様。

奥多摩駅前の古びた土産物屋が、
やたらと洒落たクラフトビールの呑み処になっていた。
そのうち入ってみようかと思う。
とはいえ奥多摩駅は変わらずにいてほしいものだと。
23 Sep 2018

映画『プーと大人になった僕』を観た。

原題は、プーさんの友達だった、”クリストファー・ロビン”。
いまや、仕事に追われて妻子を顧みられなくなっている管理職。
先の日々のために、将来のためにと、今日を犠牲にする。

これはかつて子供だった大人の物語。
子供のころの良さを、大人として取り戻す物語。

「今日はなんの日だっけ」
「今日は今日(Today)だよ」
「そうか、一番好きな日なんだ、今日(Today)という日が」

家族のことを考えているのなら、家族といる時間をつくろう。
それが幸せというもの。

しかしティガーはトラブルメーカーだな・・・憎めないけど。
29 Sep 2018

また台風。もういいよ、結構だよ・・・と言いたいくらい。
土曜日も朝から雨。遠出する気も失せて。
日曜日は暴風雨だとか。

町中ではキンモクセイの香りが。
この香りを嗅ぐと、秋の訪れを感じます。
あとは晴れの日が続いてくれれば。

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