Preface/Monologue2002年 1月


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1 Jan 2002
謹賀新年 (^_^)

昨年末は温泉と世界遺産の城跡に惹かれて連れともども韓国へ観光旅行に行って来ました。よく「近くて遠い国」と言われますが、短い期間とはいえ足を踏み入れていろいろ見聞きすると、日本との異同がいろいろわかってくるのでした。

いわゆる街角の風景でいえば、民家の屋根の形。集合住宅のベランダの佇まい。公共空間での騒音に対する感覚。こういうのは西欧に比べれば当然ながら日韓で共通するものが大きい。理屈ではわかっていたつもりですが、じっさいに行ってみると町中に溢れるハングル文字や車が道の右側を走るのさえ無視すれば日本の都会とかわらない。

けれども、その街のあちこちにキリスト教の教会が建ち並び、近未来的な感覚さえする高層集合住宅の眺めが周囲を圧倒し、わりとよく鳴り響くクラクションと荒っぽいハンドルさばきが大通りを席巻しているのは異なるところでしょう。

とはいえ、おそらく西欧的な視点からすれば(イスラム的な視点、ラテン的な視点などなどでも同様)、日韓の差違よりは「(東)アジア的なもの」という括りでの共通点のほうが目立つのだろうと思います。これが対人関係とかですとさらに採り上げるべきことがたくさんあるのでしょうが、なにせ三泊四日の短期なのでそこまで突っ込んだことはわからないのでした。


さて、元日は天皇杯サッカー決勝戦。対戦相手は、これが三度目で、過去二回とも準優勝止まりで"シルバーコレクタ"と揶揄される清水エスパルス。片や、今年はJ2リーグから来年のJ1復帰を狙うセレッソ大阪。J2落ちが決まってからというものの、勝利につぐ勝利で元気があふれている。試合そのものは、立ち上がりを支配したのはセレッソ、半ばで試合を決定しかけたのがエスパルス、最後に踏ん張り返して試合を振り出しに戻したセレッソ、というかたちで延長戦へ。

結局は清水エスパルスが延長戦を制して3-2で勝ったのですが、勝者はもちろん敗者も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて、年の初め早々から「最後まであきらめるな!」的の見応えのある筋書きのないドラマを堪能することができました。J2でのセレッソの快進撃が楽しみ。迎え撃つ既存J2勢の対応も。
3 Jan 2002
本日、東海地方ではまれに見る大雪だとか。南アルプスや中央アルプスに入山している人たちは無事かどうか心配になります。明日から仕事で今日は下山、なんて強行軍の人がいたら、かなり難儀しているかも。

昨日は落語を聞きに上野まで。正月の寄席は満員で入り口より先に進めず、仲入りでお客さんが幾人か帰るまでのあいだ、ドアの前でスリッパの上に正座して聞いていました。気持ちよく笑わせてくれるのなら場所はどこでも構いません。
7 Jan 2002
西穂高までロープウェイが使えるといっても、三千メートル級の高さに変わりはなし。
ひとたび悪天となれば名のある山岳会に属す人たちでも下山すること叶わず小屋に閉じこめられることに。
最近の槍ヶ岳。
10 Jan 2002
ひょっとしたら仕事の関係で雪深い福島に長期出張になるかもしれない状態に。
会津の山々はもちろん嫌いではないのですが、時期が時期ですし。
もし実現したとしても、おとなしく温泉巡りだけになることでしょう。
14 Jan 2002
本日は中央本線沿線の鶴島御前山から高柄山を歩いてきました。高柄山は人気のある山で山頂も賑わっていましたが、御前山と高柄山のあいだのルートは静かでした。まぁこの間は「超悪路」として有名のようですし。稜線部は高柄山も含めて全般的に上下の多いルートですが、雪はなく、スリップとかを心配しないで済みました。本日は春の陽気だったようで、冬のレイヤードで歩いていてかなり暑かったです。

山行の行き帰り、電車の窓から成人式の若い女性を何人か見ました。成人式そのものは要不要が昨今問われているものと思いますが、風物としてはあいかわらずよいものだなぁと思ったものです。なにせ華やかですし。(世の中不景気だけど)
17 Jan 2002
毎年、冬になると太って困ります(笑)。
山へ出ても日帰りばかりで、テントをかつがなくなるからでしょう。
20 Jan 2002
昨日、『ハリー・ポッターと賢者の石』の映画を連れといっしょに観てきました。連れはあらかじめ原作を読んでいましたが、わたしは第一章を読んだだけ。条件は正反対ですが、二人とも楽しんで観ました。主役の子供たちのけなげさはもちろんですが、舞台となる各所のイギリス的な暗めの雰囲気がとても好ましかったですねー。

観終わったあとに聞いてみると、ハリーがきれいな制服を着て魔法学校に入学するあたりから連れは感激しっぱなしだったそうで、物語のそこここでけっこう涙が出たとか。その日の夕方、連れが映画を観た同性の知り合いの何人かに話を聞くと、やはりよく泣きながら観ていたそうです。「母性本能がくすぐられたのかも」だとか。

わたしはそこまで感極まりはしませんでしたが、ひょっとしたら原作を読み切っていなかったからかもしれません。そういうわけで明けた本日、放っておいた本を再度とり上げたところ、一日で残りを読んでしまいました。皆と同様に、続編を読んでいくことになりそうです。
25 Jan 2002
前のときとは別会社ですが、相変わらずですね、雪印。

別にファンではありませんが、どうも「はめられた」ような気がしますね、田中外相。

もうすこし冷静に自分の置かれた立場を考えていれば、という点では一致すると思います。
26 Jan 2002
二つ玉低気圧のおかげで、関東近辺は終日重苦しい天気。
無理して出かけることもないので、部屋を暖かくして『ハリー・ポッター』の二巻目などを読んでみたのでした。

これまた一日で読み終えたのですが、よく言われるように「一気に読んでしまった」というわけでなく、途中何度も本を置きました。最後の数章になって、ようやく「息も尽かせぬ展開」になるのですけど、全体になんだか散漫な気がしました。

とか言いつつ、三巻目を読もうと思っているわけです。
29 Jan 2002
寒い冬はやはり暖かいものがいいですよねー、なんて言っていると冬山がどんどん遠くなるのですが、そうはいってもやはり冷たい空気のなかに立ち上る湯気とかを見るとほっとするのです。

飲みものなら熱燗というかたもいらっしゃるかも。食べ物だったらおでんでしょうか。焼き芋とかあんまん肉まんもあります。これらはどことなくアウトドア的ですね。おでんだって屋台もありますし(あれはアウトドアか?(笑))。

飲食関係でなければ、やはりこの季節は風呂ですね。それも大浴室です。なにも温泉である必要はありません。幸いなことに、私の家のまわりには銭湯が選り取りみどり。歩いていける距離に片手で足りないほどあります(いま数えてあらためてびっくり)。まぁそのうち何軒かはほんとうに歩いていくと帰りにかなり冷えそうですが。

最近では連れが気に入ってしまって、週に一度は銭湯通いをしています。昨日の夜もこの安上がりなリラクゼーション施設で手足を伸ばしてきたのでした。広い風呂はいいなぁ。

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