Preface/Monologue2024年 2月


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小川町駅から官ノ倉山に向かう途中、分岐に気づかず直進した先で

ここまでのCover Photo:小川町駅から官ノ倉山に向かう途中、分岐に気づかず直進した先で

3 Feb 2024

高田馬場駅から飯田橋駅まで寺社巡り。

都電の面影橋駅近く、昭和新撰江戸三十三所観音巡礼で高田馬場を歩いた際に寄らないで済ませた水稲荷。木々に埋もれるような風情で、マンションや大学の建物に囲まれているのに地元の鎮守様という雰囲気濃厚。そのせいか宮司が常駐していないせいかひと気がない。

十五番放正寺に隣接する穴八幡宮は大きな社。敷地に入ってみると驚くほどの参拝者の行列。2月だというのに初詣かと思えたほど。どうやら冬至から節分まで頒布する一陽来復守を求めての人たちらしい。縁起物の出店も参道に並んでいてまるでお祭りのよう。

神楽坂駅近くの赤城神社。高台にあって眺めがよい。遠く赤城山を思う。建物はモダン。境内に立つ大木は観光地神楽坂にいることを忘れさせる。神楽坂上交差点にある札所十六番安養寺、本日は法務のため朱印は頂けなかった。残念。その先の善国寺では、年男年女が裃を着て人だかりの奥で豆まきをしていた。


地名に坂の字が付く神楽坂周辺はとくにそうだが、このあたり緩やかとはいえ登ったり下ったりと坂が多い。すべて舗装されているとはいえ丘陵地帯なのだと実感する。2時間もかからない行程だったものの、多少は山歩きの筋肉をつかうことになったかなと。そろそろ初登りを考えないと。

12 Feb 2024

本日、神奈川県下では火事が相次いだ。

亡くなった方のご冥福を切に切に祈りたい。

17 Feb 2024

連れの親戚を訪ねるかたがた、観光で奄美大島へ。

奄美空港は温帯らしいけど、車道を南下するとすぐに亜熱帯に。沿道の植生が初夏。ハイビスカスがそこここに。
昼食は鶏飯。お茶漬けのようなもので、一人ご飯二杯分が出てくるがご飯はおかわり自由。四杯いける。

名瀬に向かう途中にある大型スーパーのビッグツー、着いたばかりなのに地元特産品のあれもこれもがほしくなって困る。
ブロックの黒糖を何袋か、この季節が旬という柑橘類”たんかん”を一袋、缶入り飴、島でしか売ってないスケッチブック…

そしてなにより”みき”。米とサツマイモと砂糖でできた発酵飲料で、一本180円くらい。
忘れていたのだけど連れが見つけてくれた。ペットボトル入りを店先のベンチで開ける。
甘酒より濃くて飲み応えあり。これ一本飲んだら食事が要らなさそう。二人で分け合って飲む。

この日は連れの親戚に島内を案内してもらう。まずは宮古崎。
車を駐めた場所から少し上り坂。周囲には早々にクワズイモの大きな葉っぱや人の背を越すシダ植物のヒカゲヘゴが目に入る。
視界が開けると、海に突き出す細い岬が先に伸びる。断崖の上、低い笹しか生えていないから見晴らしは広大。足下遙かでは波が打ち付け砕ける。
穏やかそうな島のイメージが初日から一新。

植林がなくて花粉症とは無縁の島。この季節、避難して来る人もいるそうな。
リモートで仕事ができる身軽な人であればよい選択肢かも。

18 Feb 2024

奄美大島二日目。まずは亜熱帯の森、金作原ツアー。

昨日も見た巨大シダ植物のヒカゲヘゴの傘のように広がる樹冠を見上げることができる。入山はガイド同行が必須。
昔の林道なので足下は安全、ハブに出会うこともない。(不用意に草むらに入り込むと危険らしい)
山登りではないけれど、これが今年初めての山歩き。運動靴で十分の道のりだけど。

名瀬に戻ってきて食事。デザートに"たんかんパフェ”。
昨日袋買いしたたんかんを食べられなかったので、これが初たんかん。甘くて美味しい。
この季節、八百屋の店先に袋詰めが山をなすたんかんだけど、取り合いになるときもあるそうな。
昨日のビッグツーでも、売れて販売台がかなり空いていた。

夕食は連れの親戚の方にご馳走していただく。これでもかと島料理。
なみなみと出てきた黒糖焼酎に、久しぶりに酔っ払いました。呑みやすい味。

19 Feb 2024

奄美大島最終日。

朝食を済ませて早々に、昨夕に入ってビッグツーと同じくらいに驚いたスーパーマーケット”グリーンストア”に買い物。
あおさの吸い物とか黒糖とか。もっと滞在していれば食べてみたいパックものの軽食もあって、二泊三日では足らないぞと。

車で住用のマングローブ原生林近くへ。本来ならカヌーとかで巡るのがよいのだけど、水が苦手な自分たちはパス。
広大な原生林は高みから見渡すだけでも異世界感十分。

そこからすぐ近くの世界遺産センターへ。連れが知りたい情報があったのだけどこちらでは詳しい人がおらず。
詳細は名瀬にある鹿児島大の出張所で聴けるかも、ということで紹介頂いた研究員のかたに電話で問い合わせてみると、訪問してもよいとのこと。
急遽市街地にとんぼ返り。伺ったところ会議室に通され、いろいろ話を聞かせて頂いた。
連れの行動力のおかげ。研究員のかたにも感謝。

街中を散策しながらあまみエフエムの放送所のある末広市場へ。
駄菓子屋を併設したブースはつい先ほど午の番組が終わったばかりのようでライブは聴けなかったけど、パーソナリティのかたがいらっしゃってご挨拶。
自分もだけど”ドキュメント72時間"を見て足を運ぶ人が大勢いるのでは。お菓子も買いました。

離島直前には再び親戚のかたに空港近くの観光地を案内してもらったりと、密度の濃い旅でした。
今回は近づくことすらなかったけど、機会があったら最高峰の湯湾岳にも登ってみたい。ハブが怖いのでガイドを頼んで。
カヌーに乗るのもいいな。ブラタモリでタモリも乗っていた。泥染め体験もよいかも。

なお、空港では袋に何本も”みき”を詰め込んだ人をみかけました。自分らもグリーンストアで一本は買ったけど。
空港でも売っていたけど値段が倍。さすがにそれは。次来るときは街中でたくさん買って帰ろう。


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