第71集 「紀伊山脈」

刊行記念俳句大会

応募句・当日句入賞句



     会長を囲んで受賞者の皆さん

期日  令和6年10月20日(日)
場所  和歌山城ホール4階

   
   


応募句入賞句
入賞句 住所 名前
和歌山県知事賞 鍬立てて遠足の列見送れり 和歌山市 天倉都
和歌山市長賞 市庁舎のバラアーチ抜け入籍す 和歌山市 田中恵子
和歌山文化協会賞 ラジオよりハングル講座袋掛 紀の川市 竹中俊和
和歌山俳句作家協会賞 ソーダ水過ぎてしまへばどれも些事   和歌山市 中浴智美
読売新聞社賞 連子窓ならぶ街並燕来る 和歌山市 中村眞由子
毎日新聞社賞 止まる蟻進みゆく蟻爆心地 津山市 岡田邦男
産経新聞社賞 一匹の白魚重し四手網 和歌山市 橋本栄夫
朝日新聞社賞 白靴のふたりが探す星の砂 和歌山市 内海富美
わかやま新報賞 夕暮の雲の重さや栗の花 広川町 野村眞佐子
ニュース和歌山賞 飛石は和服の歩巾苔の花 和歌山市 北野惠美子
NHK和歌山放送局長賞 駄菓子屋の前に集合昭和の日 和歌山市 森本美和
テレビ和歌山賞 似て非なるQRコード葱坊主 有田市 𠮷田鉃子
和歌山放送賞 こんなにも明るい孤独ひばり鳴く 紀の川市 畠中朝江
和歌山印刷所賞 立山の一夜の雑魚寝星涼し 和歌山市 戸根惠子



   

入賞句 住所 名前
和歌山県知事賞 類想句と判明のため該当者なし
和歌山市長賞 方言の法話に和む萩日和        和歌山市   天倉都
和歌山文化協会賞 一言を悔いて眠れぬ夜長かな 和歌山市 門野由美
和歌山俳句作家協会賞 ヤッホーの口の埴輪や小鳥来る     和歌山市   島本 美紀
読売新聞社賞 村に入る轍は一つ曼珠沙華       和歌山市   神田 伸二
毎日新聞社賞 秋晴れや袴田さんに選挙権       和歌山市   古梅かほる
産経新聞社賞 大漁の網を逃れし鰯雲    海南市    上ノ山陽子
朝日新聞社賞  逆縁の子に鈴虫の窓開けり    和歌山市   橋本加寿美
わかやま新報賞 秋夕焼父とは違ふ道を生き    和歌山市   名手 慶一
ニュース和歌山賞 速さうな靴をねだりて運動会    紀美野町   手拝なをみ
NHK和歌山放送局長賞 夫の愚痴聞かぬ振りして柿を剥く    和歌山市   桑原 稔子
テレビ和歌山賞 百あれば百のたつきや秋灯下    海南市    前田 長徳
和歌山放送賞 一病を持ちて余生の天高し    海南市    山本 隆之
和歌山印刷所賞  秋灯やほどく着物の糸朽ちて    和歌山市   御前 弘子



当日句選者特選
上野みのり 帰省の子鴨居に頭みなぶつけ 大久保智子
川口 修 大漁旗なびけばいよよ浦祭 米澤  百
木本 英実 村に入る轍は一つ曼珠沙華 神田 伸二
桑島 啓司 銀河濃し山家はいつも開け放ち 前田 長徳
古梅 敏彦 端居して台本のなき余生かな 市川 晴茂
坂本日早代 長き夜や伸びたる爪をながめゐる 北山 スミ
武友 朋子 小さき手の肩に柔らか敬老日 武友ちゑ子
手拝 裕任 類想句と判明のため該当者なし
中筋のぶ子 類想句と判明のため該当者なし
中村 敏之 付いて来し和歌山城の草じらみ 堀 あや子
永山 英樹 灯火親しむ父と読む昆虫記 浦  貴子
深津 一葉 夫の愚痴聞かぬ振りして柿を剥く 桑原 稔子
本多  邁 深呼吸して蛇穴に入りにけり 宮内 信子
満田 三椒 時々は廂に足を松手入 内海 富美
山本はじむ 団栗の転ぶ速さに追ひ着かず 藤井三枝子
脇村 禎徳 徒然に小筆遊ばす菊日和 武友ちゑ子


第70集刊行記念俳句大会入賞句 



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