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第3回目公演は 平成18年11月17日(金)〜19日(日)、「銀座小劇場 」において、 その名も「おもいおもいの重い思い 〜そして挑戦<櫻花編>〜 」でした。 「若草色の旅団」が3回目公演にして初めて「戦争」を取り上げ、 平和な時代が続くと、ともすると忘れがちな戦争の悲惨さ愚かさ、そして戦争を二度と繰り返してはならないとの思いを叩きつけた会心の一作。 前編の導入部分にコントを挿入し見る側の心を和ませ、そして本編の芝居へ巧みに絡まるという手法をも取り混ぜ、多くのお客様に絶賛の嵐を浴びた作品となりました。 『 呼び名は櫻花、櫻の花だ。木製、一人乗り。この頭に、千二百キロの爆薬が積めてある。一式陸攻の腹にぶら下げ、高度三千、目標二万メートル手前から切り離す。後は、こいつの尻に付いている、三本のロケットを頼りに、最高速度六百五十キロで敵を探しながら突っ込む。通信設備は一切付いていない。まあ、これなら、予科練中途の飛行時間足らずでも飛ぶことは飛べる。だがな、一人前の飛行機乗りがこんな物にのれるか・・・・目標の近くまで行ければ話は別だ。なにしろ、魚雷級の爆薬だ。命中すれば轟沈は確実だろう、だがこいつを運ぶのは、足の遅い一式陸攻だ・・・・・最初に出撃した隊は、目標の手前数十キロでグラマンの編隊に捕捉され、陸攻隊は、 櫻花を発進させる暇もなく、全機撃墜されたんだ! 』 ふとしたはずみ(?)で、太平洋戦争中の特別攻撃隊の若者達に囲まれることとなった現代人山田大吉が、祖父である山田大一を通して垣間見た世界とは・・・・ 「櫻花」による特別攻撃隊に編入され、愛する祖国・両親・兄弟・そして恋人のためにその命を奉げた予備学生三人組を中心に、「若草色の旅団」の重い思いが炸裂しました。
スタッフ 脚本・演出:片山真吾 演出補:河口聡子 舞台監督:井関紀大 照明:近藤明人・ 中村宏之 音楽監修:塚田智章 音響:河野基勇 映像:渡辺雅志・坂本幸一 宣伝美術:shigeG 制作補:塚田弥与以 後援:「おもいおもいの重い思い」制作実行委員会 出演者 出演:つむぎ・河合裕史・ 西原一郎・西久保弘行・ 関口美保子・中野マサアキ(ユーリー)・鈴木はつと(Egoistic_Fragments)・ 塚田彩(明治座アートクリエイト)・片山真吾
第三回目公演 「 おもいおもいの重い思い 〜そして挑戦<櫻花編>〜 」 平成18年11月17日(金)〜19日(日)「銀座小劇場」にて。 お陰様をもちまして、無事千秋楽を迎えることができました。 これもひとえにご来場いただいた皆様、お力添え・ご尽力をいただいた皆様のお陰と、篤く御礼申し上げます。 本当に皆様、どうもありがとうございました。 次回作も着々と話がすすんでおります。 こちらの情報も随時提供させていただきます ので、今後も最新情報のページをたまには覗きにきていただけますようお願い致します。
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