10.1(10日目)
ここからの移動は電車を使うつもりでいたけれど、安全性と便利さを考えてタクシーにした。カターニャ近郊のサンジョバンニ・ラ・プンタ(San Giovanni la Punta)のホテルまでお願いした(150000リラ)
途中、アウトストラーダのサービスエリアでMiが水を買いに行った時のこと。
イージーライダーみたいなお兄さんが
「なんてかわいいんだ。君みたいにかわいい子は初めてだよ。ここで一緒に何か食べて行きなよ。」などと、歯が浮くようなことをまくしたててくれた。
いやあ、本気じゃないとわかっていても、なんだかちょっといい気分。
車に戻ってYuに報告したが、全然信じてくれなかった。ホントなのにい!
ホテルまでの道は運転手さんにもわかりにくいらしく、道を訊くこと2回。
ようやくたどり着いた、復活した幻のホテル。
1929年に華々しく開業、その後閉鎖されつい最近、再オープンしたとか。
雑誌で見てから泊まりたいと思っていた。
シチリアで食べる最後の夕食はこのホテルで。
あたたかいサービスに大満足。
大きなナスの皮にスパゲティが入っていたりして盛りつけもかわいらしい。
が、量が多い。Miには多すぎる。
正直に言うとプリモの時点で満腹でした。
でもね、食後のデザートはワゴンサービスでどれもおいしそう。
この時を迎えるために食事してるんだもん。
おなかがいっぱいだし、軽くマチェドニアにでもしておくかと思っていたら
「マチェドニアはこれからも食べられるけど、カッサータはシチリアでしか食べられないかもよ」とYu。
お店の人もカッサータは特製!でおすすめってことだし、シチリアに来たからには食べておかないとね、でケーキタイプのカッサータ。
んぐぐ。
あまあーーーーーーーい!!!ゲロアマ。
濃縮した砂糖のかたまりみたい。死ぬ程甘いってこのこと?
いくら甘い物好きのMiでもこれはちょっと・・・
食べてると頭がガンガンしてくるんだよ。半分がやっとだよ。震えが来そうだよ。
ほんの少し味見したYuの一言。
「よく半分も食べられたね」
自分が偉くなった気がしたMi。この甘さ、一生忘れないと思う。
・ナスのスパゲティ・野菜のグリル・牛肉のルッコラとポルチーニ添え
・魚介の串焼き・マッシュポテト・ほうれん草炒め・カッサータ
・スプマンテ・赤ワイン・水・カフェ・チナール 105000リラ