5月25日(日) 晴れ

お隣の国モナコ(Monaco)までドライブ。
一般道を走るが、標識がフランス語に変わって不安になるMi。
さっぱりわからない。
六カ国会話の本を持ってくればよかった。

モンテカルロってモナコだったのか〜と、今更ながらにバカッぷりを披露。

モナコはちょうど1週間後に開催されるF1の準備が進められていた。
Yuの希望でF1のコースを2周ほど走る。
F1にうといMiもトンネルの所はテレビで見たことがあるので、ほんの少し嬉しかった。
コーナーの観客席はしっかり完成していた。F1用の看板もあちこちにあり、町中が来週のレースを待っているって感じ。

ゆっくり走っても気分はF1レーサー?

駐車場に車を入れ(2時間4ユーロ)カジノへ行くとフェラーリが3台。
さすがモナコ。
カジノ周辺は人がたくさんいて、みんな記念写真をとっている。

何でこんなに?ってくらい人がたくさんいたグラン・カジノ前。

カジノは、安いスロットやただ中に入るだけなら無料。
内部も豪華な造りで、立派な無料パンフレットが用意されているし各国語の表示もあるし、しっかり観光地になっている。
日曜日で観光客が多いからなのか、トイレもかなりの混雑。
ゴージャスなトイレかと期待したけれど、何の変哲もないふつ〜うのトイレだった。
ゴージャスな雰囲気を味わうには、お金をいっぱい持ってやっぱり夜来ないとダメみたい。

少し足を伸ばして、切り立った断崖の上にある鷲の巣村エズ(Eze)へ。
城壁に囲まれた村に車は入れない。
駐車場は1時間20分1ユーロ。あまり広くないのでシーズン中は混雑しそうだ。

右はニース、左はモナコ、ジェノバ方面。フランス語ではジェノバのことをGenes と言うんだね。

狭い石畳の坂道は疲れてゼイゼイしてしまう。
ここでは日本の人にたくさん会った。
ツアーのおばちゃん達も坂道がつらいようで、
「ここで待ってるわ〜」と上まで行くのをあきらめている人多数。
うんうん、無理は禁物だよね。

      

あるギャラリーでは一昔前の少女漫画みたいな絵が売られていたけど、買う人いるのかしらん。

迷路のような道には小さなギャラリーやアクセサリーやさん等おしゃれなお店がが建ち並び、見ているだけで充分に楽しめる。
鮮やかなプリント(ソレイヤードって言うのだっけ?)の小物はとてもかわいかったけれど、あれはプロヴァンス地方の特産じゃなかった?ま、近いからいいのか。

「あん じゅす で ふれーず しるぶぷれ」
隣でカフェを注文したおじさんの会話に耳をそばだてて、カフェをじゅすに変えていちごジュースを注文してみた。
おフランス語をしゃべると、いつもより優しげな声になるから不思議ざます。
ってことで、Miのエズでの一番の思い出は、ちょっとだけフランス語をしゃべったこと。めるし〜。

ここからまた少し足を伸ばしてニース(Nice)へ。
とても大きな町で海沿いにはゆったりした遊歩道が続いている。
晴れ渡る空に透き通る青い海。
遊歩道ではローラースケートをする人がいたりして、アメリカ西海岸のような雰囲気。

    

実際の海の色はもっと鮮やかなブルー。透明感があって心が洗われるよう。

ビーチ(砂ではなく砂利)では地元の人達が日光浴中。
トップレスの女性も多数。
車で家族揃って出かけて来る人が多いようだ。
路上の無料駐車スペースは夕方ならポツポツ空きが出てくる。
まだ海の水は冷たそうだったけれど、子供達は元気に泳いでいた。

帰りは高速でササッとサンレモへ戻る。
途中、立ち寄ったサービスエリアには、閉鎖した両替所が残っていた。
昔ならリラ→フラン、フラン→リラに両替しなければならなかったんだよね。
便利にはなったけれど、通過がユーロになってヨーロッパの人はどう思っているんだろう?
Miはリラだった頃のイタリアの方が好きかな。

モナコより地味なサンレモのカジノで軽くスロットマシンで遊ぶ。
ラスベガスのような愛がないと不機嫌になるYuであった・・・。

Da Rocco
スパゲティボンゴレ、スパゲティジェノベーゼ、かじきグリル、ほうれん草炒め、
白ワイン、水、カフェ   35ユーロ

ここのジェノベーゼはジャガイモとインゲンが入っていてボリューム満点。
パンのかわりにソースもトッピングもない素のピッツアが出されるが、焼きたてパリパリでとても美味。
8時を過ぎるとほとんど満席状態。
サービス係は一人なので(たぶん夫婦だけでやっていて、奥さんがサービス旦那さんが厨房)忙しくなると、ずっと放っておかれてるかわいそうな人も。
早めに行った方がよさそう。

忙しそうなのでデザートはパスして近くのジェラートやさんへ行く。
チョコレート+バナナ+生クリームのピッコロが1.8ユーロ。
チョコレートはどこも割とおいしいが、バナナも自然な風味で合格点。
ホテルに戻りピアノバーへ。
ピアノバーでくつろぐのも今夜が最後なので、メニューをしっかりチェックして
ノンアルコールのフルーツカクテルを注文したMi。
七層にわかれたカクテルは、虹のようでとてもきれい。

毎晩ピアノバーに来る顔触れはだいたい同じで、なんとなく顔見知りになっていた。
Yuが各々のテーブルに軽く挨拶をして部屋へ戻る。
明日の晩、私達はもうここにはいないんだね。