5月12日(月) 晴れ

AZ785便で久しぶりのイタリアへ出発です。
戦争とSARSの影響か成田空港は人影もまばら。
その中で大きなマスクをした人が妙に浮いていました。

ポルトフィーノ号でローマへ

今回はYuとMiの他に、Miの母親Gooが初参加。
(コロッとした姿がアニメのグーグーガンモそっくりなので、Gooと呼んでいます。本人もけっこう気に入っているみたい。名付けたのはYu。)
普段からオマヌケなことをしてくれるGooとの旅はどんな風になるのか、楽しみでもあり不安でもあり。
なるべく怒らず優しい娘でいようと秘かに誓っているMiの思いはいかに?

マニフィカクラスは見事にお客ゼロ。
エコノミーはまあ、そこそこ席が埋まっている状態。
ガラガラだと思っていたのでちょっと期待はずれかな。
でも、Gooは期待(心配?)通り、いきなりお水をこぼしてくれました。
平気平気、こんな事くらいで怒るMiではございません。

この旅は、一応と言うか何と言うか、位置づけとしてはYuとMiの新婚旅行になります。
航空券を申し込んだ時にアリタリアのオペレーターさんが、
「それではハネムーンミールに致しましょうか」と言ってくれたので、恥ずかしい気もしたけれど、せっかくなのでお願いしておきました。
搭乗するとすぐ、CAさんがお祝いとミールの確認に来ましたが、さり気ないので恥ずかしい思いをすることはありませんでした。

  

通常よりちょっと豪華。お願いして損はないですよ〜。

定刻通りローマ(Roma)に到着。
入国審査官が私達の前にいた初老の夫婦に
「お前はSARSか?」
とマスクをヒラヒラさせてふざけたことを言っていたのが、すごくイヤな感じ。
どこにでも変なヤツはいるもんだ。

タクシー乗り場に行くまで、白タクの客引きは一人もいませんでした。
しつこい客引きになんか負けないぞ!と意気込んでいたMiはちょっと肩すかし。
しっかりタクシー乗り場からタクシーに乗りました。
6時は過ぎているのに、真っ昼間のような陽ざしの中、ホテルへ。

8時30分過ぎに、散歩へ。
まだまだ夕方みたいで、時間と雰囲気のギャップに初イタリアのGooは驚いていたようです。5月のイタリアは日が長いんですね。

トラステヴェレ地区は平日だというのに、夜が更けるごとに、露店の数が増え、人が増え、どんどんにぎわっていきます。
放っておくとGooが迷子になりそうで心配だったので、MiはGooと手をつないでおくことにしました。
母娘で手をつなぐなんて何十年ぶりだろう?
後ろを一人でついてくるYuは、寂しい・・・わけないな。

          

  サンタマリア・イン・トラステヴェレ教会                 遅くまで開いているCD屋さん

気候がいいこの時期、テラス席は大人気。
どのお店も店内の席は空いているのに、テラス席は満席でした。
ちょうど空いたばかりのテーブルに通され、初食事。
3人いると今までよりいろんな種類が食べられるから、嬉しいな。

Gino in Trastevere
via della Lungaretta 85
ピッツア・マルゲリータ、気まぐれサラダ、ニョッキのトマトソース、イチゴのホイップクリームのせ、パンナコッタ・カラメルソース、赤ワイン1/2、水  36.50ユーロ

     Hotel Santa Maria★★★
  http://www.htlsantamaria.com
  210ユーロ×2泊

ローマの下町トラステヴェレ地区、サンタマリア・イン・トラステヴェレ教会からほんの数分です。
下町気分が満喫でき、夜の散策にもとても便利ですが、入り組んだ路地にあるので、タクシーでホテルの前にたどり着くのは難しいようです。
私達は教会の広場で降ろされ、そこからは車が入れないので歩くことに。
他の宿泊客も近くで降ろされて歩いて来る人が多いようでした。
数分の距離とは言っても大きなスーツケースを引きずって歩くのは大変なので、ホテルの送迎を頼んだ方が確実かもしれません。

入り口には鍵のかかった門があり、モニターで確認した上で鍵を開けてくれるので安心感があります。

オレンジの木がある中庭での朝食は清々しく、部屋も清潔でかわいいです。
が、室内は禁煙です。
煙草を吸わないMiとGooは快適でしたが、吸いたい時に吸えないYuは面倒に感じたとか。(中庭に出て吸えばすむことですが)
煙草を吸う方は、ご注意下さい。