5月27日 (金) 晴れ
AZ787便でミラノ(Milano)へ。
いつものように何の問題もなく・・と言いたいところだが、
気流の悪い所ではジェットコースター並の上下動。
ジェットコースターは大好きだけれど、飛行機はそんな風に飛ばなくていいから。
その後の微妙な揺れで酔ってしまったMiは、吐きそうで吐けないつら〜い状態に。
窓を開けて新鮮な外気が吸いたくても、それは無理な話。
ちょっと体調が悪いと、電車やバスでもよく酔うので慣れてはいるけれど、さすがに13時間はきつかった。
おまけにシステムエラーで映画もビデオもゲームもな〜んにもナシ。
フォーガットン見たかったよ。
『飛行に関するシステムには影響ございませんので、ご安心を』って、ホントに?
ミラノまで、ただただぐったりしてるだけの時間はとっても長いものでした。
でもまあ、飛行機から降りてしまえば少しずつ体調回復。
ジェノバ(Genova)までの乗り継ぎには2時間以上あるし、余裕だわ。
が!
プロペラ機は初めてだ〜と浮かれつつ、小さな機体に乗り込み、今にも離陸かという時に、ブィ〜ン・・・・???どうやら左エンジンのトラブルで離陸不能らしい。
みんな降ろされて、さっきまでいたゲートに逆戻り。
よくわからないイタリア語の説明に不安になっていると、
隣の女性に「今のイタリア語わかった?」
突然話しかけられ「いや、全然」「そうよね〜」と、お互いに笑ってしまった。
7番ゲートからバスが出ると言われたはずなのに、全然違う方向へ行こうとする人もいるし。
西洋人顔はみんなイタリア語が堪能だと思いこんでいたのだが、そうではないようで、なんだかホッするやら不安になるやら。
とりあえず、みんなといっしょにいればどうにかなるだろうという感じである。
知らない人だけど仲間気分のおじさんにゴディバのチョコをもらって、ちょっと元気を出す。
結局、9時出発だった飛行機はキャンセルとなり、11時発でジェノバへ向かうバスとなった。
真っ暗なアウトストラーダをひた走り、ひと気のないジェノバ空港に着いたのは、深夜2時過ぎ。
日本ならアリタリアの係員が待ちかまえていて となるところだろうが、忘れちゃいけない、ここはイタリアだ。
係員なんか来ちゃいないし、これからも来るわけがない。
各々携帯でタクシーを呼んでさっさと帰っていくが、携帯を持っていない私達は?
公衆電話は扉の閉ざされた空港の中にしかない。
携帯をかけている人に、いっしょに呼んでもらうことにしたが、その電話はなかなか繋がらないようで、もう捨てられた子犬の気分だわ〜。
そうこうしているうちに、他の人が呼んだタクシーがやって来た。
私達のホテルとその人の家が近いことがわかり、携帯の繋がらないおじさん共々、相乗りで家路を急ぐことになる。
車窓から見たポルトアンティコはライトアップされて、とてもきれいだった。
ジェノバってけっこういい所かもなんて意味もなく思う。
シャワーを浴びて、ようやく人心地ついたのは3時30分。
成田を出てから何時間たったの?