12.24(5日目) 晴れのち雨
このホテルは朝食もおいしくない。
タクシーでAvisまで行く。
出発前に写真でもと思っていたらAvisのおじさんが撮ってくれた。
でも、このおじさん、もっと左だとか動いちゃダメとかうるさい。
ちょっとくらい動いたって今のカメラは平気なんだよーん。
天気予報では雨だったけど、まあまあいい天気。
偶然にうまくアウトストラーダに乗れたので、順調に南下する。
時速140キロで流れてはいたけれど道はけっこう混んでいた。
ポンペイ(Pompei)は遺跡しかない所だと思いこんでいたが
ちゃんとした町になっていた。
それも大きめの町なので、しっかり迷ってしまった。
地図もなかったしね〜。
こんな時はまず、人に訊く事が大切だね。
目星をつけておいたホテルにチェックイン。
日没1時間前には遺跡が閉まってしまうらしいので、焦って出かけた。
あまりに焦ったせいで、ガイドブックを忘れちゃったよ。
遺跡までは歩いて15分ほど。
着いた途端、雨がザーザー降ってきた。
遺跡での雨宿りなんて、そうそうできるもんじゃない。
雨宿りするのもすっごく久しぶり。
小降りになってきたので見学開始。
とにかく広いし(まるごと町がひとつ分なんだから当たり前だ)
石畳のひとつひとつが大きいので歩きずらくて、とても疲れる。
こんな町が一瞬にして埋もれてしまうなんて、自然はすごい&怖い。
特に見たかった秘儀荘(名前だけでワクワク)は遺跡を出て、
さらに、上り坂を歩いて行かなくてはならない。
車があればすぐなんだけど、ホテルに置いて来ちゃったからな。
ここの壁画はとにかく色がきれい。
ポンペイレッドと呼ばれる深紅が、色あせずにそのまま目に飛び込んでくる。
歩いてきた甲斐があるってもんだね。
夕食はクリスマスイブなのに開いていたありがたーいお店で。
片隅でお店の子供達が食事をとっていた。
ゆでたてのスパゲティにチーズを削っただけのシンプルな一皿。
スパゲティにはバターでもあえてあるのかな。
すっごくおいしそうで、日本に帰ったら絶対真似して作ってみようと思ったMi。