9.2 (木曜日) 晴れ一時雷雨  走行距離350キロ

まずは朝イチに銀行で両替をすます。
その足でAVISで車を借りマドリを後にした。

高速の長いトンネルを抜けると、そこはセゴビア(Segovia)
冬は雪が降るらしいので、行きたいと思いながら今まではずっと避けていた場所。
3度目のスペインで初めて訪れることができた。

セゴビアのシンボル 水道橋

町に入ると、ど〜んと水道橋が目に入る。
おお!感動。
近くで見ると積み上げられた石のひとつひとつが思っていたよりも大きくて
これを作るのはかなり大変だったろうなと思った。
そんな水道橋が町の一部と言うより、シンボルとして風景にとけ込んでいるのが
なんだかちょっと不思議な気もした。

売店でアイスを買ってひとやすみ

バナナアイス65ペセタ、オレンジアイス45ペセタは昔懐かしい味の棒アイス
豊富な種類のアイスの他にミルク煎餅みたいな駄菓子も売っている

もう一つの町のシンボル、アルカサルを見学する。
ディズニーランドアナハイムの白雪姫城のモデルになっただけあって、とんがり屋根にサーモンピンクの壁がロマンチック。
子供の頃に絵本で見たお城そのもの。

      

こちらがアルカサルでございま〜す              城内のステンドグラス

内部には不気味な絵(黒目がなくて白目だけのお姫さま!)が飾られた大広間や甲冑が展示された部屋があった。
展望塔にのぼると、運動不足のふたりは毎度の事ながら膝がガクガク。
町を見渡せる景色はそれだけの価値があったけどね。

アルカサルからセゴビア市内を見渡して
一番大きな建物はカテドラル

お昼はマヨール広場に面したバルで軽くすませた。
いろいろ小皿で頼んでも驚くほど安くて嬉しくなる。
Miは名産のシドラ(リンゴで作られた発泡酒)を飲んでゴキゲン。

・ジャガイモのトルティージャ・アンチョビマリネ・野菜マリネ
・カーニャ(生ビール)・シドラ   220ペセタ

アビラに移動するので、地図をチェックしなければいけないのだけれど
シドラでフワフワいい気分になったMiは、そんなことどうでもよくなっていた。
「ちゃんと地図を見てよ」とYuがいらついたって、そんなのおかまいなし。
迷ったって、まあいいかってもんよ。どうにかなるって。どうにかするのはYuの役目だよ。
酔っぱらいの気は果てしなく大きくなるものですね。

途中のガソリンスタンドでは、
「アビラはいい所だよ。アビラに行くなんて幸せ者だ」と
しきりに言うアビラ出身のお兄さんと話がはずむ。
酔っているとスペイン語がいつもよりスムーズに出てくるから不思議。
ずっと酔っていた方がいいのかも。

町のまわりをぐるりと塁壁に囲まれたアビラ(Avila)
ベージュの町並みが優しい印象の小さな町。
マリアテレサ修道院、美術館のある大きなカテドラルを見学した。

   

この城壁の中にアビラの町がある

Miは名物のお菓子、イエマス・デ・サンタテレサが欲しくて何軒かケーキ屋さんを
まわるが大きな箱入りの物しかないのであきらめた。
お砂糖と卵黄で作った鶏卵そうめんに似たものらしいが、そんな物が山ほどあってももてあますだけだろうし。
だいたい鶏卵そうめんだって食べたことがないんだった。

かわりにエクレアやプチタルトをいくつか買っておやつにする。
味は何も覚えていないので、たぶん可もなく不可もなく。

サラマンカ(Salamanca)でホテルを捜すが、これといったホテルがみつからない。
町も私達には大きすぎて落ち着かないので、ホタテ貝で飾られた貝の家等をさらっと見ただけで、移動した。

サモラ(Zamora)は県庁所在地らしいが、のーんびりした田舎町。
こぎれいな商店街もあっていい感じ。
9時過ぎに食事に行くが、賑わいだしたのは10時過ぎてから。
夏は日が長いだけに、夕食は冬より遅い時間になるんだあ。
10時から食べてたら何時に寝るの?

Paris **


・サラダ・ガスパチョ・牛肉のチーズはさみ焼き・穴子の煮込み
・プリン・メロン・カフェ・ワイン・水   4120ペセタ

Hotel Dos Infantas ★★★
8500ペセタ(税別)