2009.04.22

 
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●「スペースハリアー」の歌詞
   
原: 光吉さんと言えば、歌のイメージがありますが、S.S.T.BANDの時にも歌ったこともあるんですよね。覚えていますか?
   
光吉: え、何を歌ってましたっけ。
   
原: 最後のライブ(ゲームミュージックライブ電撃'93)では 「それいけココロジー」を歌ってましたね。
   
光吉: はいはい。
   
原: 歌うきっかけみたいなのがあったんですかね?
   
光吉: 何で歌ったんだろう?(笑)
   
大野: めちゃめちゃ上手かったよね。これだったらもうちょっと早めから歌ってもらえばよかった(笑)。
   
光吉: いやいや。
   
原: (笑)
   
光吉: その後、「デイトナ」のレコーディングで打ちのめされたんで(笑)。
   
  (一同笑)  
   
原: 最近だと「ファンタジーゾーン」の“YA-DA-YO”なんかを歌ってますよね。オールドファンとしては「ついに」って感じなんですが。初めて聞いた時、「うわ、あの歌詞が入ってる」って思わず笑ってしまいました(笑)。
   
光吉: メドレーですよね。
   
Hiro: そう。メドレーで。
   
原: “YA-DA-YO”に歌詞があるのは有名でしたが、「スペースハリアー」にも歌詞があったんですね。(当時の雑誌記事を差し出す)
   
Hiro: え!?
   
光吉: へぇ、見せてください。
   
Hiro: それ、誰が作ったの?
   
原: セガの開発スタッフが会社の宴会(新入社員歓迎会)で演奏するために作ったみたいですね。
   
光吉: ははは(笑)。
   
原: ぜひ光吉さん歌ってください(笑)。
   
  (一同笑)
   
原: これ、作詞はHiroさんじゃないんですか?
   
Hiro: 違うなぁ。
   
光吉: (雑誌記事を見ながら)これ「スペハリ」ですか? 「♪夢をはぐくんだ 空をあおぎながら ハートをつつみこむ 街にわかれを告げる」
   
Hiro: なんか普通っぽいじゃん。
   
大野: 今の音声ファイルでアップするね(笑)。
   
光吉: 花粉症なんで止めてください(笑)。
   
  (一同笑)
   
原: これもいつの間にかできてたパターンですかね(笑)。
   
Hiro: 記憶にないなぁ。とりあえず、歌詞いただいておこうか。
   
光吉: ははは(笑)。
   
Hiro: これ、セガってことでしょ。
   
原: セガってことになってますね。
   
光吉: じゃあ、権利的に問題ないってことですね(笑)。
   
Hiro: これは使える(笑)。
   
  (一同笑)
   
光吉: (雑誌記事を見ながら)英語もある。「♪Move in a sky. Shooting a shot. Dreaming a moon and you get a living again.」 歌いにくいなこれ。
   
原: (笑)
   
光吉: でも、これカッコイイじゃないですか。洋楽っぽいけど(笑)。
   
Hiro: 洋楽っぽい(笑)
   
光吉: (もう一度歌う)「Move in a sky (Move in a sky).」おお、カッコイイ。
   
  (一同笑)
   
原: [H.]でぜひやってください(笑)。
   
光吉: ははは(笑)。
   
Hiro: じゃあ、歌詞ゲットしておいて(笑)。
   

 
●Hiro師匠のベストアルバムの行方
   
原: 光吉さんは5年ぐらい前にベストアルバムを出されてますが、Hiroさんもベストアルバムを出す話があったと思うんですが……?
   
Hiro: 今もありますよ。
From Loud 2 Low
2003年に発売された光吉猛修のベストアルバム。インストからボーカル曲まで15曲を収録し、このアルバムでしか聞けない新曲が2曲ある。
   
原: え、まだ進行中なんですか?
   
Hiro: 4.3%ぐらいで。
   
光吉: あはは(笑)。
   
Hiro: ちょっと増えてます。
   
原: じゃあ、「シェンムーIII」が出るよりは先に出るって感じですかね(笑)。
   
光吉: (笑)
   
Hiro: 微妙だなぁ〜。
   
原: 微妙なんですか(笑)。
   
Hiro: 「シェンムーIII」が出たら出そうかな。
   
  (一同笑)
   
Hiro: でも、過去の曲はほとんど出てるじゃん。
   
原: Hiroさんの曲でCDになってない曲も意外にありますよね。
   
Hiro: え、ある?
   
原: 「ソニック」のアーケード版とかなってないですよね。
   
光吉: あぁ、トラックボールの。
   
Hiro: じゃぁ、ソロアルバムはそういうのを集めて出したほうがいいの? そもそも何を集めればいいのか分からない。
   
原: CD化されたもの半分、CD化されてないもの半分って感じですかね。セルフアレンジもたくさん入れてほしいですね。
   
Hiro: アレンジって言っても、だいたいアレンジしたじゃん。
   
原: 「ダイナマイトダックス」とかはどうですか?
   
Hiro: あぁ、あれはアレンジが入る余地が無い。あれは完璧なんだよ。あの音を出したくてドライバを作りこんだし。オール書き下ろしの新曲ではどう?
   
原: 微妙ですね(笑)。
   
Hiro: 全部ニュー。曲は一杯あるよ。CD10枚ぐらいになる。
   
光吉: たぶん「シェンムーIII」が先だと思います(笑)。
   
  (一同爆笑)
   
原: Hiroさんどうでしょう?
   
Hiro: たぶん[H.]のCDの方が先にでます(笑)。
   

 
●今後挑戦したいこと〜「GA-CORE」に望むこと
   
原: 今後挑戦してみたいことって何かってありますか? 光吉さんからお願いします。
   
光吉: 僕は「みんなの歌」。
   
原: え?
   
Hiro: それ、歌のお兄さんの話でしょ。
   
光吉: その後に歌のお兄さんになるんですよ。まず、「みんなの歌」で子供達にインパクトを与えて、その後に僕の長年の夢だった、歌のお兄さん、もうオジサンになっちゃうんですけど、未来をになう子供達の記憶に植え付けようかなと。ゲーム業界から来た光吉という名前を(笑)。あ、でもこれまじめな話ですよ。
   
原: 野望ですね。
   
光吉: 次は、師匠どうぞ。
   
Hiro: 俺? 俺は今まで通り。
   
  (一同笑)
   
原: では、このコーナーの定番なのですが、最後の質問として「GA-CORE」に期待することや望むことがありましたらお聞かせ下さい。
   
光吉: 今、我々は[H.]という形でやってますけど、大野さんとは昔、S.S.T.でイベントとか一緒にやってきたという意味を含めて、ライブでも企画していただけたらと思います。S.S.T.は復活できないですけど、[H.]でよければ(笑)。
   
Hiro: 来年作る[H.]のCDを企画やっていただけたら。
   
光吉: ははは(笑)。
   
Hiro: 良い企画と良いセールスを(笑)。良いものを作りたいんで。
   
  (一同笑)
   
Hiro: まぁ、なんかしら一緒にやりたいですね。
   
光吉: ぜひぜひ。
   
  2009年3月23日 株式会社セガ(TRC羽田ビル)にて
   

 
●おまけ〜【新録】幻のスペースハリアーボーカルバージョンだ!
   
  GA-COREです。今回のインタビューにもありましたが、光吉氏が何気なく歌った「スペースハリアー」があまりにも面白かったので、音声ファイルで公開できないかと交渉してみました。すると思わぬ展開に――。
   
GA: 「スペースハリアー」鼻歌の件ですが……。
   
Hiro: 聴いてみたけど、音声的にあんまり楽しく聞こえない。
   
光吉: 想像を絶する程の鼻声ですね。
   
Hiro: そこはかとない寂しさがわき上がるよ。
   
GA: やはり公開はNGでしょうか?
   
光吉: 僕としては問題ありませんけどね。
   
Hiro: というより、どうせやるなら「歌ってみました!」って感じでキチンと録音してアップした方がよくない?
   
GA: え? いいんですか?
   
光吉: 僕の方はいいですよ、花粉症が収まれば(後遺症含む)。
   
GA: というわけで、本格的に歌っていただきました!
   
 
<スペースハリアー歌詞>

夢をはぐくんだ
空をあおぎながら

ハートをつつみこむ
街にわかれを告げる

ああ幾万光年のはて
時がはなれていても

ああ明日の2人の夢は
宇宙のやみを超える

Move in a sky
Shooting a shot
Dreaming a moon
and you get a living again
   
  このページは復刻版なので音源の公開はできませんが、この時に作成されたボーカルヴァージョンが2011年にライブ版として演奏されました。ニコニコ動画でその時の様子を見ることができます。

   
  Hiro師匠&光吉様、お忙しいところ本当にありがとうございました!!!! 
〜GA-COREスタッフ一同〜
  


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