こちら池上署4   TBS   月  20時 

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原  案 たかもちげん、やぶうちゆうき
『警察署長』(講談社イブニング連載中)より
脚  本 宮村優子ほか
プロデューサー 脇田時三、池澤辰也、大久保智己
編成担当 安倍純子
製  作 テレパック、TBS
主題歌 スガシカオ「光の川」
椎名啓介 高嶋政伸
堂上麻衣 水野真紀
水木健司 金子 賢
高杉 巴 佐藤藍子
篠田吾郎 佐藤B作
前島恭平 ベンガル
丸山節子 銀粉蝶
青柳十三 橋爪功
仲居 笠松しのぶ 清水めぐみ
女将 奥山ゆり子 伊藤栄子
堂上洸一 伊原剛志
関川佑作 田口浩正
相馬俊彦 池内万作
元宮すず 中澤裕子
椎名由美 加護亜依
千葉銀志郎 阿部 薫
小山田進一 西岡徳馬
岡本敏江 星由里子
内海陽介 宮崎 将

こち池上署5

5シリーズで登場

飛騨満ちる(生活安全課)〜小倉優子          山野咲(刑事一課)〜松本明子
竜崎愛(暴力団対策課)〜金子昇
椎名英子(啓介の妻)〜高橋由美子      小池愛(喫茶室)〜村川敦子

権藤 薫〜村田雄浩(刑事課、3シリーズのみ)    
菊川麻衣〜水野真紀(生活安全課、3シリーズで夫のアメリカへ)
中井あずさ〜野波麻帆(生活安全課、3シリーズで異動)
新藤敦子〜知念里奈(生活安全課、4シリーズで異動し暴力団対策課へ)
伊佐美悠子〜猫背 椿 (3シリーズのみ)    



毎度おなじみの警察署長さんの世界です。大きな事件は必要ない。小さな事件が、人々の意外な人情を見せてくれる。現代劇だが、中味は完全に時代劇だ。役者さんは豪華絢爛です。今回佐藤藍子さん、阿部薫さんが新人刑事さんとして配属されます。完全にマンネリのこのドラマ、ゲストとネタで出来不出来の差は大きいかもしれない。期待★★、だってマンネリだもの。予想★★かな。


本池上署5★★★★  13話   「幽霊タクシー」 平成17年9月5日放送  ごめん、公式HPと感想です

本池上署管内では、最近タクシーの乗客が深夜、本池上霊園の近くで忽然と消えるという怪事件が連続して起こっていた。踏切で、待っていると、消えて、シートは塗れていた。この件で、定年を間近に控えたベテラン乗務員・伝次郎(前田吟)が本池上署にやって来た。伝次郎は関川(田口浩正)に無賃乗車犯を捕まえてくれと訴える。関川は詐欺事件として聴取しようとするが、犯人がオバケだと聞いて唖然とする。しかし伝次郎は真剣な面持ちで捕まえてくれと懇願する。そこにやってきた署長の椎名(高嶋政伸)は、たとえオバケでも無賃乗車は犯罪だと伝次郎の訴えを聞き入れる。そんな伝次郎には本池上署の交通課に勤務する今日子(森脇英理子)という娘がいた。今日子は親友の敦子(知念里奈)に自分の母親・尚子(山口果林)が離婚したがっていることを打ち明ける。尚子が伝次郎の定年退職と共に離婚を切り出そうとしていると聞いた敦子は伝次郎の最後の勤務日に彼のタクシーを予約し、両親を離婚から救う作戦を今日子に提案する。
時を同じくして、管内ではひったくりも頻発していた。ひったくり犯は被害者に暴行をし、怯んだ隙にバッグなどを持って逃走するというかなり荒っぽい手口だ。しかも犯行現場からは走って逃げたというが、署が敷いた緊急配備にも引っかからない。篠田(佐藤B作)ら刑事たちはどこかに車を待たせて逃走に使ったのではと考える。数日後、管内でまたひったくり事件が起こった。犯人は一連のひったくりを行っていた木戸(笠兼三)という男だった。木戸はひったくったバッグを持って懸命に逃げ、偶然やって来たタクシーに乗り込んだ。そのタクシーは勤務最終日の伝次郎が運転しているものだった。人気のない倉庫で木戸を降ろした伝次郎は、木戸に不意を襲われ気を失ってしまう。そして、木戸は伝次郎のタクシーを自ら運転して逃亡を図るのだが、その姿を伝次郎の同僚が見かけたのだった。タクシーが盗まれたと思った同僚は、伝次郎の危機を察知し本池上署に通報した。伝次郎のタクシーを盗んだ男の似顔絵を作成した千葉の手が思わず止まる…。似顔絵の顔は連続引ったくり犯の木戸の顔だったのだ。木戸は今までひったくりをした後、タクシーで逃げていたのだった。
木戸が運転するタクシーの行方を捜す署員たちは、タクシー会社の協力を得てついに木戸を見つけ出した。覆面パトカーで木戸を追い込んだ竜崎と咲は、車から飛び降りた木戸を地面に叩きつけ逮捕した。そして、篠田と千葉も倉庫の中で倒れている伝次郎を発見した。意識不明の伝次郎を救急車に乗せるのだった。伝次郎が見つかったことで、署を訪れていた今日子と尚子は安堵するのだが、意識不明と聞き急いで病院へと向かう。ICUの中でバイタルモニター装置に繋がれている伝次郎の姿を見た尚子は、別れようとしたバチが当たったと反省するのだった。伝次郎のタクシーからドライフラワーになった特殊なバラを持ってきた椎名は、尚子にそのドライフラワーを見せる。それは、尚子が一番好きな、そしてもう何年も前に尚子が作ったドライフラワーだった。驚く尚子に「仕事中でも奥さんと一緒にいられる。愛されていたんですね、奥さんは」と、伝次郎の気持ちを代弁する。離婚のことばかり考えていた尚子は、思わずうつむき肩を震わせた。
そこへ敦子が伝次郎の意識が戻ったことを伝えに入ってきた。ICUに飛び込む尚子と椎名たち。今日子と医師に見守られ起きている伝次郎を見た尚子は、思わず伝次郎にすがりついた。そして、そこには伝次郎の胸で泣き声を殺して泣いている尚子の姿を笑顔で見守る署員たちの姿があった。日が替わり、関川と相馬(池内万作)はオバケの無賃乗車犯を探しだして逮捕した。髪の長い男が、タクシー運転手に幽霊だと思い込ませて無賃乗車をしていたのだ。すべての事件が解決し、ホッとする署員たちであった。
数日後、病院から出てきた伝次郎、尚子、今日子を制服姿の運転手仲間が拍手で出迎えてくれた。そして、小さなクラクションの音とともに伝次郎のタクシーが現れた。それは今日一日、自由にタクシーを使うことを許可した営業所長の計らいだった。照れる伝次郎と一緒に、笑顔でタクシーに乗り込んだ尚子は「私たちの家までお願いします」と伝次郎に言う。今日子はフッと笑い、定年離婚は回避されたと敦子に携帯でメールを送るのだった。
二つの事件がうまく繋がる。そして、タクシー運転手の定年と夫婦の愛を描く。なるほど、みんなうまく繋がるのは、ちょっと強引すぎる気もした。たから、ひったくり犯が簡単に伝次郎のタクシーに乗るし、幽霊の件は別であっさり見つかった。木戸にやられた伝次郎も、簡単に見つかって、簡単に回復した。すべてご都合主義だが〜〜〜。しかし、何といっても伝次郎夫婦の愛の話が泣かせる。実際ちょっと、泣きました。ストリーは単純だ。やはり、前田吟さんが、とても、いい人を演じてくれましたね。これだけで、もう評価アップだよ。見事な演技だったな。自然だった。娘の森脇さんも、ちょっと印象的でしたね。山口果林さんも、それなりに素敵な演技でした。そこが見せ場でした。
ベテラン乗務員・伝次郎(前田吟)、娘で交通課の今日子(森脇英理子)、母親・尚子(山口果林)ひったくり犯の木戸(笠兼三)




本池上署5★★★  12話   「優しい嘘」 平成17年8月29日放送

署長の家で由美が弟の名前を考えている。実は犬の名前だが、少し弟が欲しいのだ。前フリです。本池上署管内にあるSKローンという金融業社で社長の坂上(須永慶)が襲われ金を奪われるという事件が起こった。坂上は金庫から金を出して数えているところを何者かに後ろからゴルフクラブで殴られたという。SKローンは法律ギリギリの取り立てを行う金融屋で恨みを持つ顧客も多い。「ふれあい生命」のパンフレットがあった。幸い社長は軽症で退院するが、犯人の心当たりはない。捜査会議では顧客リストの中から聞き込みを始めることになった。ゴルフクラブから指紋は採れたが、特定できない。署長の椎名(高嶋政伸)はパンフレットが散乱した現場写真に目を留める。同じ保険のパンフレットが大量に落ちており、それには吉井夏恵(遠野凪子)という外交員のスタンプが押してあった。夏恵もこの事件に関係があると見て、署員たちは捜査を始める。署長は昼の犯行で目撃者も多いと予想される。タイトル。
竜崎と満ちる、高杉と篠田はコンビで聞き込みだ。関川と相馬は男のコンビだ、ため息。咲(松本明子)は千葉(阿部薫)と共に保険会社の営業所を訪れ、夏恵本人から話を聞き出した。一緒に缶飲料を飲む。指紋を採るためかな? やっぱりそうでした。でも妥当なのでしょうか? 坂上は夏恵のお得意さまで、彼女は事件の直前に坂上のもとを訪れていたという。咲は夏恵に任意同行を求め、署で詳しく話を聞くが、夏恵は曖昧な答えを繰り返す。個人的な保険の説明をして欲しいと言われた。何枚もあったのは、忘れた。しかも、やっていない。坂上に保険の説明を請われてSKローンに行き、パンフレットを忘れてきたというのだ。しかし凶器からは夏恵の指紋が検出された。その頃、竜崎が久保田晶子(三船美佳)という女性を署に連れてきた。晶子はビルの入り口で不信な男とぶつかったという。そして、金が落ちたのだ。晶子がぶつかった時間は犯行時刻と一致することから犯人は男ということになり、夏恵への疑いは晴れるかと思われた。しかし晶子は夏恵という名前を聞いた途端、犯人は女だったかもしれないと言い出す。そして取調室の夏恵を見るや、犯人は夏恵だったような気がすると騒ぎ出す。社長は吉井夏恵と聞いて、そうだと言う。坂上は吉井に言い寄っていたのだ。それで、呼び出したのだ。パンフレットが飛び散ったのも、ゴルフクラブにも、指紋が付いていた。坂上社長はまた、戻ってきたと主張しているが、署長はそうでしょうか? と言う。竜崎はそんな晶子の言動を怪しく思う。千葉が吉井夏恵の旧姓久保田だったと資料を持ってくる。竜崎は久保田・・! 夏恵なつえと晶子あきこだ。CM。
署員たちが晶子の身辺を調査した結果、晶子は夏恵の妹だった。憎んでいるだろろうか。晶子は肉親からの通報で、窃盗で捕まっている。 夜、高杉が千葉を食事に誘うが、千葉にリムジンが来て、豪華姉妹が降りてくる。恭子、美香の名前だが、いいのでしょうか・・・笑い。晶子に竜崎と咲が聞きに行く。晶子はいい加減だ。夏恵は「まだ、恨んでいるのでね、あの子のためになると思った、恨んでいるのは、母の死に目に会えなかったことだ、晶子は渡しを許さなかった、会ってもくれませんでした」。署長室では、咲は、晶子の男という証言は本当だと、思う。署長、娘は犬を飼いたがっている。兄弟でじゃれ合っているうちに、犬社会のルールを覚える。夏恵と竜崎のところに、坂上社長が、そいつが犯人だと言う。竜崎「男だ、目撃者もいる」。運転手は目を伏せている。夏恵が晶子に会いにいくと、晶子「あんたのせいで、全てを失った」と怒りまくる。夏恵は晶子の家で待つと言う。咲きが調べてきた、それを見て、署長は「優しい嘘もあるのですね」。CM。
車で二人は晶子を待っている。夏恵「動物が好きで、獣医になりたい、厳しかった父親への反抗だ、でも、仲間が許してくれないで・・」。竜崎「弟がいて、悪いことをして、ぶん殴っていた」。そこに晶子が帰ってくる。夏恵が近寄ると、男二人が晶子にナイフを向ける。追いつめられる。晶子「あの時の男ね」。夏恵が走ってきて、かばうが腕を切られた。晶子「私のせいでない、あんたが勝手にやった」。晶子を竜崎が取り調べる。病院では署長が、「あなたは嘘をついてませんか、黙っていますね、妹さんの当時の事件担当者に会いました、一緒に来て下さい」。CM。
署長が、夏恵を連れて、晶子に会う。署長「あなたが嘘をつくのは、仕返しですか」。晶子「この女のせいで、今、苦しいのも、あなたのせいだ」。署長「あなたを警察に通報したのは、おねえさんではありません、誰ですか」。夏恵「わたしじゃない、おかあさんなの、おかあさんが通報したの」。署長「本当です、病気でなくなる前に、手紙を残していた」。晶子「聞いてない」。夏恵は手紙を見せる。手紙−−辛い思いしてませんか、通報したのはおかさんです、戻ってきたら話すつもりでしたが、話せないかも知れない、おかあさんの分も長生きして下さい、おねえさんと仲良く−−。署長「通報したのか、それを黙っていたのか、守りたかった」。咲き「そうよ」。夏恵「手紙を読んだら、ショックで、おかあさんを恨む」、署長「だから、言わなかった、夏恵さんの嘘は本当に妹のためになりましたか」。夏恵「いいえ、ちゃんと伝えるべきでした」。署長「出来た、今からやれます、力を合わせて、生きて下さい」。姉妹はともに泣きながら・・・晶子「ごめん」と抱き合う。翌日、SKローンに金村だった。社員に襲われて坂上社長は怒っていた。無事姉妹も仲直りした。署長に家で、由美に子犬の飼い方の本を与えるが、子犬がダメになった。みんな元気だが、仲が良くて、みんな一緒に飼うことになった。由美は仕方ないと言っている。義母から、署長は「来週は英子も帰ってくる、由美の弟を考えたら・・・」と言われる。
まあ、人情警察ドラマです。事件の解決よりも、姉妹の喧嘩を仲裁することに頑張る。犯人は夏恵ではないことは、すぐに分かりました。男でしょう。しかし、夏恵と晶子が意外にも姉妹だと分かって、一気に方向が変わった。そこはこのドラマの持ち味です。三船美佳さんが、意外と頑張って演技していました。でも、一番は千葉のゴージャス姉妹でしょう。恭子と美香は、そのままです。そこだけは大笑いだった。



本池上署5★★★★  11話   「騒音の殺人」 平成17年8月22日放送

由美もバンドでコンサートだ。加護ちゃんの歌が結構長く歌っていました。署長もドラムをやっていたのだ。篠田と竜崎が町を歩いていると、ストリートで歌う男がいた。道交法違反で注意だけする。しかし、その頃、本池上署管内にあるアパートで竹本という女性(千石規子)が何者かに襲われる事件が起きた。竹本は後ろから鈍器で頭を強打され、意識不明のまま病院に運ばれた。副署長は宝くじが10万当たって、前島と咲をおごるという。しかし、関川はすずとデートだし、相馬(池内万作)は試験勉強中だが。みなは一斉に現場へ急行し、早速周囲の聞き込みを始める。すると悲鳴を聞いて窓を開けたと言う若い娘の目撃者がおり、ギターケースを背負った人間がアパートから出て行ったという。また竹本が飼っている犬がうるさく迷惑していたという情報も得られた。また、同じアパートに住むおかま風のマイケル(マイケル)という青年は、竹本と隣人のミュージシャンが普段から毎日のように喧嘩をしていたと話す。そこに中山が帰ってくるが、ギターを背負った人間が犯人だという証言を刑事に話しているところを聞いた。これが決め手となり、中山(岡平健治)という青年が署に呼ばれ、中山は犯行を認めた。病院で意識を取り戻した竹本はギターで殴られたと証言する。しかし凶器は未だ見つからず、容疑者の中山の供述も曖昧なままだった。一件小さな事件で、被害者も加害者も犯行を認めている。しかし、署長の椎名(高嶋政伸)は、凶器は、血痕はなどと聞く。署長はかすかな違和感を感じ、千葉たちに慎重に捜査することを命じる。中山の取り調べが続く中、竜崎(金子昇)はある事に気づいた。事件の直前、別の場所で中山が路上演奏しているのを篠田(佐藤B作)と共に目撃していたことを思い出した。路上演奏をしていたのが中山だとすると、犯行時間にアパートに帰ることは物理的に不可能で犯人は別にいる事になる。タイトル。
そのことを椎名に報告した上で改めて篠田と竜崎が中山に話を聞くと、中山は自転車を盗んで急いで帰ったという。そこで、千葉に実際走らせるが、時間は無理だった。篠田はいい歌だと中山に言う。署内には中山が犯人ではなく誰かを庇っているのではないかという考えが浮上する。一方、病院で意識を取り戻した竹本は後ろから殴られたにもかかわらず中山を犯人だと決めつける。しかし、直接見ていないのだ。咲と高杉が聞く。犬が友達だが、うるさいし、臭いと言う。隣人同士の諍いだ。満ちるが聞き込むと、中山はライブオーディションに出場することをポスターで知る。関川や満ちるが、中山のファンの女の子に聞く、「いい歌で、ラストチャンスだ」と残念がる。一方、咲は大家に聞き込むと、若い女性が一緒で、竹本は「音楽なんて、やめてしまえ、音楽をやるものは下らない人間だ、人に聞かせる前に、自分のことを考えなさい、音楽、やめてください」と口汚く傘で、ギターケースを叩いていた。取調室で、署長「明日は大事な日だ、楽しみにしている人がいる」。しかし、中山「わしの歌は下らない」。それを聞いて、篠田「世の中に下らない人間やものはない」と諭す。署長の家出も、由美は歌の練習をしている。ライブコンサートがある。由美「音楽はいい、辛いときも元気になる、魔法だ、将来は武道館で歌うんだ」。CM。
署長は竹本を訪ねる。署長「彼は誰かをかばっている、罪をかぶろうとしている」。竹本「そんな人間じゃない」。署長「誰にも大事な人はいます」。竹本「帰ってください」。署長は竹本の部屋を見る。仏壇に昭和50年の息子の遺影を見つける。数日後、前島が「人間何って、ら、ら、ら♪」と歌っている。そこにミサ(吉野紗香さん)という女性が自分が犯人だと本池上署に自首してきた。ミサは自分が犯人だから早く中山を釈放するよう咲(松本明子)に懇願する。その報を聞いた中山は何かの間違いだと取り乱す。しかし、釈放される。目撃者の証言とも一致する。署長は昭和50年の事件ファイルを調べる。竹本浩幸21歳の事件を見つける。ミュージシャン志望の青年だった。一方、ミサのギターケースにも血痕はなかったのだ。刑事は全員で川さらいだ、凶器探しだ。篠田は血の付いた傘を見つける。CM。
龍崎は署長に傘の鑑識の結果が来る。被害者の血液と一致し、中山とも、ミサとも違う指紋が検出された。犯人は二人とも違ったのだ。篠田はミサに問いつめる。署長「お互いにかばい合った、一つお願いがある」。味里で、副署長「世の中捨てた物じゃない、ラブだね、慎重にしましょう」。ミサが中山に会いに行く。お互いに犯人出なくて良かった。オーディションは間に合ったが、ダメだった。何故、喧嘩が絶えないか聞いた。署長は二人に、「竹本さんの息子さんは強盗に会った、当時息子さんはミュージシャン志望だった、息子は宝で、夢だった、竹本さんも夢を持っていた、あなたがミサをかばったのは人の気持ちが分かっていた、あなたの歌を聴かせてくれませんか、あなたの歌聞きたいです、歌うことは自分の気持ちを伝えたいということです」。中山「わし、オーディションうからんし、田舎に帰ろうと思う」。ミサ「簡単に夢をあきらめるの、私は好きだよ、何度も元気づけられた、まだ、オーディションある、諦めたら後悔する」。署長「ここで辞めたら後悔する、続けてください」。咲が署長に女装趣味のミュージシャンだと報告に来た。以前、街頭で竹本に罵倒されたのだ。竹本さんにことを何とかしないといけない。署長は竹本に会い、「中山君の歌を本当に聴いたか」。竹本「冗談でしょう、うるさかった、歌は大嫌いだ」。署長「30年前、息子さんが不幸な形で亡くなったことを知った、音楽を好きな人を憎むのは息子さんも望んでいない、彼の歌を一緒に聴いて下さい」。CM。
家では由美のコンサートも近づいた。池上署では副署長が「前代未聞だ」と怒っている。前島が副署長に「署長」と声を掛ける。竹本のアパートの住人が揃って、お祝いをする。署長「都会で隣人を知らないままで、淋しい気がします、隣の部屋にも生活がある、心遣い、気遣いがあれば、解決できる問題が多い」。竹本「私も悪かった」。そこで、カーテンが開かれ、中山と池上署オールスターのコンサートだ。署長「上手ではありませんが人と人の繋がりを信じて、頑張ります」。中山「竹本さん、退院おめでとう、迷惑かけてすみません、わしの歌を聴いて下さい」。歌が始まる。署長はドラムを楽しそうに叩く、篠田はベースギターを腰を振り弾いている。ミサもギターだ。高杉と満ちるはバックコーラスだ。その時、竹本の息子の姿が見える。竹本さんは嬉しく応援する。つづく。
ほのぼの人情ドラマでしたね。小さな傷害事件だけど、署員全員で頑張った。結局、最初の二人は、かばい合って犯人ではなかった。本当の犯人は全くの行きずりの男と言うことで、とってつけたようなものだった。犯罪としてはショボイし、逮捕への道筋もショボイ。でも、描きたいのは、そこではないから、いいのだ。隣人どおしの諍いを、どう解決するかだった。署長の言葉は当たり前すぎますが、世の中はそんなに変わっていない。大事なことは劇的でも、ハイレベルでもない。当たり前のことが、当たり前に出来る社会が一番いいのではないだろうか。多くは、低レベルなのだ。ホリエモンが朝の「特ダネ」で、オスギや諸星コメンテーターの質問を低レベルだから、答える必要はないと言った。それを思い出した。庶民は、そんなに、何億とかの生活もしていないし、選挙にもでない。低レベルなところで、ささやかな日々の暮らしを楽しみたいと思っている。そんなことを再確認されたドラマだった。
竹本という女性(千石規子さん)、中山(岡平健治さん)、ミサ(吉野紗香さん)、脚本(中島淳彦さん)



本池上署5★★  10話   「伝説のスリ師」   平成17年8月15日放送

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高齢者を中心に若い男がスリをしていく。そこに銀蔵(加藤武)が、「スル相手が違う、ここは俺の町だ」。若いスリ師も一応名前は知っているが、銀蔵が年寄りなので馬鹿にしている。銀蔵が頭から血を流して倒れているところを署長が見つける。介抱しようとするが、銀蔵は署長と仲がよいなんて、と逃げって行く。本池上署管内で咲(松本明子)の姑・桜(野村昭子)がスリ被害にあった。あの若手二人組だ。一人がぶつかって、一人が介抱するのだ。泥棒と声を上げる。盗んだ財布は、近くの車に預けるのだ。通報によって現場に駆けつけた篠田(佐藤B作)は、現場を立ち去る銀蔵の姿を見逃さなかった。銀蔵は"伝説のスリ師"と呼ばれたスリ師だった。早速似顔絵をかく。1週間の稼ぎだが、薬品は付いている。数日後、大阪からスリ集団が上京し、一週間後の夏祭りでのスリを目的としているとの情報が本庁から入った。管理官は池上署の恥になる。タイトル。
署長の椎名(高嶋政伸)は夏祭りでの被害を最小限に止めてスリ集団を逮捕することを命じる。夏祭りが行われる寺に警備計画などを練って、捜査協力を求めに行った巴(佐藤藍子)は、そこで子供たちと戯れる銀蔵を発見した。人見知りする子も銀蔵には草で笛を教える。その姿を見た巴は、銀蔵は今回のスリに加担していないことを直感する。本池上署では捜査会議が行われた。署長はナイフや何でも使う。垣根がなくなってきたと言う。篠田は銀蔵が数件の事件現場で目撃されていることを報告すると竜崎(金子昇)は任意で事情聴取することを要求する。銀蔵が犯人だとは思えない巴はこれに反対し、竜崎と大喧嘩になってしまう。署長が家に帰ると、由美が写真を整理していた。英子は飛び出す絵本で忙しい。15才の家族写真がないので嘆いていたのだ。その翌日、そこに現われた椎名は何故か銀蔵と将棋を指し始める。負けを認めた椎名だが、高杉は岡目八目で署長の手を教える。感心した銀蔵は「スリが恐いのは将棋の駒のような動きだ。、玉は包むように寄せろ、しかし盗人が盗人を密告するのは仁義に外れる、捕まえるのはあんたらの仕事だ」と言い残して去っていく。 翌日、署員たちの懸命な捜査でスリ集団の詳細がわかり始めた。被害にあった桜への写真照合も済み、いよいよ現行犯逮捕に向けた緊張が高まる中、集団の中に正江(井上晴美)という女性が含まれていることを咲が判明したと知らせる。スリは現行犯での逮捕しかないのだ、だから、人混みの中での逮捕になるかも知れない。CM。
交番に、毎日100円を拾ったと、女の子が来ていた。それは銀蔵が草笛を教えていた子、真美だった。父はいないようだ。高杉はひとり銀蔵のもとを訪れ捜査への協力を懇願する。しかし銀蔵は血の繋がらない女の子と暮らしていた23年前は、幸せだったと昔話をするばかりだ。銀蔵は尾行はもっと上手くやれ、俺は盗人だ、信用しない方がいいよ。真美は母の所に行く。それは正江だった。高杉と別れた銀蔵は正江と偶然再会する。正江は銀蔵が育てた女の子だったのだ。移動花屋をやっていた。幸せに暮らしているか? 別れた、あなたには関係ない」「さっきの男、まさかお前」。そして正江がスリ集団の一味だと知った銀蔵だ。移動花屋でのお釣りに、桜の紙幣があったのだ。銀蔵はスリに会いに行く。正江との関係を聞く、スリのルールを知っているか? スリにも誇りがある。集団でなきゃできない。そこに、高杉が追いつく。そして、銀蔵を取り調べる。正江についても聞くがのらりくらりと答えない。署長も、銀蔵に尋ねるが、答えない。23年前の正江の話が分かってきた。銀蔵が預かったのだ。高杉は、おじいちゃんに似ている銀蔵は関係ないと食ってかかる。諸島はお祭りが晴れるといいですね。高杉「被害者を第一に考えるべきなのに・・」。署長「犯人の気持ちと、被害者の気持ちを考えるのが警察です」。CM。
味里で出陣式をやっている。高杉は芋焼酎をロックで飲む。竜崎が一緒にいて、張り合う。そこでも、銀蔵について論争だ。署長「銀蔵は正江さんの幸せを考えている」。いよいよ祭りの飛騨。防犯カメラもある。刑事はみな張り込んでいる。テントで、モニターカメラも見ての警備だ。銀蔵も来た。署長は銀蔵の玉は包み込むように寄せろを思い出して、指示を出す。そして、一味がスルとことを篠田と竜崎が捕まえる。しかし、ナイフで抵抗するのだ。スリの二人は捕まったが、残った男を銀蔵が追ってくる。そこにボスと正江がいた。銀蔵は「正江に足を洗わせてくれ、こいつは全うに生きて貰いたい」。ボス「正江の夫がヤミ金で、1000万円の借金になっている、あんたが払ってくれるか、お前の出る幕はない」。銀蔵「まっとうな生活するために、出て行ったのだ、俺のせいか、俺がまた迷惑をかけたのか、自首しょう」。男は銀蔵を殴り、正江に車を出させようとする。そこに真美がやって来る。そして、そこに池上署の署員がやって来て捕り物が始まる。署長もナイフを持ったボスを取り押さえる。CM。
正江は落ちたナイフを持って、逃げる。しかし、署長と高杉は追いかける。正江「もうおしまいよ」。署長「銀蔵さんを悲しませる」。正江「親になってくれと頼んでない、子供は親を選べない、親類は私をいじめた、でも、他人様から盗んだ金で生きていたいと思わない」。署長「あなたは、その子に、そんな思いはさせていないのですか」。高杉「真美ちゃんは毎日、100円を交番に届ける、お小遣いだけど、他人様の金を貰いたくなかった、でも、何も言わなかった、大好きなお母さんだから、何も言えなかった」。銀蔵「辛い思いをさせてすまなかった、こんないい子を育てって暮れて有り難う、子供はいいものだ、実はお前がいてくれたから、出直すことが出来た」。12年前、18才の誕生日に、「こんなものいらない、盗んだ金でしょう、何もかもおしまいだと思った、あの時、すりの銀蔵は死んだ、この10年間、全うに生きてきた」。署長「銀蔵さんは、あなたと一緒に暮らしたかったんですよ」。銀蔵「もう一度やり直そう」。咲「あの親子はこれからが本当のスタートなのですね」。味里で、女性の浴衣姿で、お祝いだ。家では署長も浴衣で、全員の記念写真を撮った。
銀蔵は活躍した古き良き時代は昭和だったのだろうか? 伝説のスリ師だが、仁義があったのだ。ただ、その技も見せて欲しかった気がした。しかし、今はスリも組織でやるのですね。しかも、警察も防犯カメラを設置して、大変だった。そして、スリは現行犯逮捕が必要だと知りました。銀蔵と正江の関係は難しいな。本当は感動したいのだが、話として素直に感動できない。12年前の正江の気持ちが理解できるからだ。いくら、本当の親子のように大切にしてくれても、スリの金で大きくして貰ったと知ったら絶対反発する。ただ、正江は幸せに慣れなかったのだ。これが悲しい過ぎる。夫の借金からだが、スリの仲間として、協力していたなんって、設定が厳しすぎる。もう少し普通の話を作れなかったのだろうか? しかも、正江の娘まで登場して、正江から貰った小遣いを交番に届けるなんて、厳しすぎて感動出来ないよ。温かいエピソードはちょっとゆるめにして欲しかった。やはり評価は下がる。唯一の楽しみは女性陣の浴衣姿でしたそれぞれ良かった、保存版ですね。
伝説のスリ師の銀蔵:加藤武、育てた娘の正江:井上晴美、脚本:平林幸恵



本池上署5★★★  9話   「夢の2人3脚」   平成17年8月8日放送

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本池上署管内では、デパートや公園などに設置されている自動販売機の修理を装い売り上げを盗むという事件が頻発していた。子供がお金が詰まったといって、その後すぐに係員が来る。その男とは眼鏡と黒子があった。子供と一緒の男は慣れたように外す。あとから来ると、自販機の金はなくなっていた。5件で、一件は1万円くらいだが、署長の椎名(高嶋政伸)は、こういう小さい事件が治安悪化に繋がると早期解決を署員たちに厳命する。署内は小学校の運動会で、服をどうするか女性署員で盛り上がっている。そんなある夜、管内の若宮怜子(湖映佳奈子)という女性から息子・耕平(栗原玲央)がいなくなったと捜索願が出された。タイトル。
女性の家は、立派な家だ。父は3歳で事故で亡くなったのだ。女性はファッションデザイナーで、今結構ブランドとして有名になっていた。その頃、当の耕平は公園に住むホームレスの正助(加藤茶)と一緒にいた。正助の母親は捨てたのだと耕平に話している。。程なくして耕平は夜道を歩いているところを高杉らに保護され、事なきを得る。翌日、公園の売店へ関川(田口浩正)と相馬(池内万作)が聞き込みに行くが、犯人の情報は少ない。しかし複数の現場から、事件直前に子供が「ジュースが出ない」と言ってきたとの報告が上がり、その子の似顔絵を千葉が描く。すると耕平に似ていた。咲(松本明子)は耕平が接触している人物が犯人なのではと考え本人に話を聞くが、耕平は何も知らないという。耕平は母子家庭で母親の怜子(湖映佳奈子)はファッションデザイナーだ。彼女が手がけるファッションショーが近く連日遅くまで仕事をしており、耕平は常に一人ぼっちでいるのだった。高杉が尾行していると、夕食もコンビニでメロンパンを食べていた。そして、母親のアトリエで立ち止まっていた。CM。
高杉と署長は怜子のアトリエに行くと、怜子は「ショーが終われば耕平とゆっくり生活できる。そのことは耕平も分かっている」と言う。署では耕平は咲の子と同じ小学校の4年だ。そんな頃、耕平が公園で正助と二人三脚の練習をしていることがわかった。咲によると耕平の通う小学校では今度の土曜に運動会があるという。しかし怜子のファッションショーも同じ土曜日だった。署員たちは正助が怜子に代わって運動会に出ようとしているではと考え始める。数日後に篠田が張り込んでいるところを、正助は財布をすられたので、千葉へ行く金を貸して下さい。自分の偽名をを書いて、相手の住所を書いて貰い、送金します。それは寸借詐欺していた。署長の許可も得て、この別件で逮捕された正助は、窃盗や詐欺で前科6犯の男だった。自販機詐欺も正助の仕業だと立件を急ぐが、正助はのらりくらりと供述をはぐらかし、なかなか自白しない。耕平とは犬のコロを通じて仲良しになった。署長はコロを心配している耕平に、面倒見ると約束する。耕平は土曜の運動会も正助が来ると約束したと話す。CM。
山野家では、息子の2人3脚の相手を誰がするかで、咲、夫、義母の3人で競い合っている。公園でタイムを計ったら咲が一番で咲がやることになった。正助は留置場でも2人3脚の練習をしている。意外と同房の若い男も盛り上がってしまう。咲は怜子にあって、運動会に顔を出すように頼む。しかし、怜子は必死でやってきた。耕平も分かってくれると、主張する。咲は働く女性として同感せざるを得ない。篠田たちが取り調べに苦労する中、椎名は正助を釈放すると言い出す。寸借詐欺は確定しているので、そこだけでも立件すべきだ。椎名は署内の反対を押し切って正助を釈放してしまう。眼鏡も見つかったし、自販機の中に正助の指紋も見つかった。自販機犯人も正助に間違いないようだ。もちろん、本部長が来て、自販機事件は20件以上あって、正助が犯罪を起こして他の警察署で逮捕されたら責任問題だという。署長はすべて、自分の責任だと約束する。署長は正助の履歴を調べると、1歳で母から捨てられ、養護施設で育てられたのだ。副署長と前島で時期人事を考えている。副署長は前島でなく、丸山かもしれない、笑い。CM。
運動会の当日に耕平は家で寝ていた。署長がコロを連れて、呼びに行く。耕平は正助の姿を見ない、嘘つきだという。耕平は仕方なく運動会に出る。しかし、淋しげで、正助の姿を追っている。怜子のショーの準備が進んでいた。運動会に署員はほとんど来ていたが、正助は捕まることが分かっていて来なかった。高杉が一緒に走ろうかというが断られる。耕平が転んで起きると、正助が立っていた。二人は2人3脚にでる。その姿を抜け出して来た怜子も見ていた。署長に、父が死んでから、一人前にするんだと頑張ってきたが、耕平のあんな笑顔を見るのは初めてだ。耕平の気持ちを考えていなかった。署長は、肩の力を抜いてみよう。耕平は転んでしまったが、完走した。正助は、ごめんを謝る。砂をお互いに拭き取る。署長が来て、正助に初めての運動会は如何でしたか? と聞く。正助は、小さいときから運動会は休んで出たことがなかったのだ。運動会には親が来て、家族と一緒に弁当食べるのがいやだった。だから、今日は楽しかったのだ。そこに高杉が怜子を連れてくる。二人は抱き合って、一生懸命やればいい、と言う。正助は自販機事件を自首する。署長は最後まで耕平の活躍を見ようと話す。つづく。
まあ、典型的な人情ドラマの池上署ですね。初めに企業名の画面で、人情という文字がでるのです。そう、人情ドラマですね。ストリーはミエミエでした。今回は何と言っても、カトチャンでした。寸借詐欺の演技は、見事でした。コントで鍛えていましたから、軽い物です。最高の見せ場は体操服での登場だ。昔のコント姿を思い出した。楽しかったです。
若宮令子(湖映佳奈子)、息子・耕平(栗原玲央)、ホームレスの正助(加藤茶)、脚本(小木曽豊斗)




本池上署5★★★  8話   「殺人の予告状」   平成17年8月1日放送

見たけど、簡単に大体のあらしじを話を書きます。公式HPを参考にしました。

最初に関川はすずに振られてしまう、笑い。本池上署の管内にある本池上高校が甲子園出場を決め地域が大盛り上がりを見せる。勿論署長の娘の由美は応援で千羽鶴を折っている。かな、葉月の友達も来ていたが、由美の好みは6番ショートのロクちゃんで、署長は心配し出す。署には河野賢治(中原丈雄)という男性への殺人予告状が届いた。8月1日で3日後で、新聞や雑誌の切り抜きの文字を貼り付けていた。調べによると河野は銀行をリストラされた無職の男性で。篠田(佐藤B作)らは本人と連絡を取るべく河野を探すが、自宅にはおらずなかなか接触できない。タイトル。
篠田は河野の名前に覚えがあった。篠田は商店街で見かけたという情報から商店街方面へ捜索方向を変更する。同じ頃、スーパーマーケットの前で一人の男がヘルメットを被った男に拳銃で撃たれた。ヘルメットの男はバイクで逃走するが、去り際に手紙のようなものを落としていった。銃声を聞いて駆けつけた篠田と竜崎(金子昇)は野次馬を掻き分け被害者に接触する。被害者はサバイバルゲームの模擬弾のようなもので撃たれており、出血だと思われたものはインクだった。そして被害者は殺人予告をされた河野だった。またヘルメットの男が落としていった手紙には「今日は予行演習」だと書かれており、予告状を送りつけた犯人だと類推された。翌日、篠田と竜崎は改めて河野の家を訪れ、殺人予告に心当たりはないかと尋ねる。しかし河野は悪戯だと取り合わない。8月1日の犯行予告日は亡くなった妻の命日であることがわかり、また娘と別居していることもわかった。あと2日、その足で篠田は河野の娘・亜矢子(宝積由香)の事情聴取に出かける。亜矢子は翻訳の仕事をしているようだ。そして、急に母が入院したが、亡くなっても病院に来なかった父を恨んでいる様子だ。篠田は河野が手紙の差出人や襲った男を知っているのではないかと亜矢子に聞くが、父はリストラ前は不良債権の回収を担当していたから恨んでいる人はたくさんいると言い切る。そして、外にいた父を見つけ、自業自得、私に迷惑かけないで、と言う。そして篠田が差し出した傘を拒否して投げる。CM。
署には顧客リストが持ち込まれる。回収で自殺した人もいるのだ。しかし、咲は、債権者のために、再就職や生活のために努力していたと話す。篠田は河野が甲子園の選手だったことを思い出した。そして、語り出す、娘さんの話、銀行での仕事ぶりについても話す。妻が亡くなった日も、北海道に雇ってくれる人がいたので言っていたのだ。しかし、娘には仕事だとだけで、話していない。そして、高校野球の4番だと、話してバッティングデンターを誘う。河野は見事に打つが、篠田は腰を痛める。篠田は咲の母にマッサージーして貰い、回復する。そこで、池上文学という同人誌を見つける。署では、自殺した社長の妻の菅谷美幸(日向明子)のために色々生活の立ち直りに世話したのだ。恨まれることはない。しかし、父は何も語らないのだ。署では皆が亜矢子を捜査し出す。千葉が咲の家で、母に亜矢子と付き合っている男性のことを聞く。味吉食品の封筒をもっていたことをおもいだした。そこえ、味吉食品に、模擬弾の似顔絵を同じ男性が勤めていることを見つけ、事情聴取する。篠田は、亜矢子にあなたが出したと、聞く。すると、亜矢子は「私なんか、疑っていたら、あの人本当に死んじゃうわよ、人の命を守るのが警察の仕事でしょう」。署長は、報告を聞いて、「殺されちゃうでなく、死んじゃうわ」といったのですね? CM。
署長室に、亜矢子と男性を入れて、署長が聞く。署長「どうして、母親の命日に自殺することを知ったのですか」。男「翻訳の仕事の資料を探しに、家に戻ったら、亜矢子さん向けの遺書の下書きがあった」。亜矢子「そこには命日に自殺する、その前に言いたいことがある」。署長「まだ、河野さんを恨んでいる、だから、自殺しそうだとわかっても、止めれない、だから、警察を利用した」。亜矢子「自殺しそうだといっても、警察は動いてくれない、だから、こんなことをした」。篠田「どうして、浮気している、そうは思いませんが」。亜矢子「菅谷です、日記に書いてあった、母は苦しんでいました、2度と会いと思いませんが、自殺するのだけは、父をお願いします」。篠田は署長に任せてくれるように話す。警護を担当していたが、河野の部屋に上がって、酒を飲んで語る。河野は子供が小さいときは離れなかった、4歳の頃コーヒーカップに乗りたいと言ったが、身長制限で乗れなかった。だから、大きくなったら乗ると約束した。そのあと、海外赴任になって、離れていた。帰ってきたら、亜矢子は中学生になって、何を話すか、途方に暮れた。篠田も、一緒に暮らしていたが、仕事仕事で顔を合わせなかった。CM。
署長は「命を助けても、生きる希望を与えられない、できるのはあなたです」と亜矢子を遊園地に連れて行く。そこで、河野と亜矢子はコーヒーカップに一緒に乗る。亜矢子は何なの?と聞くが、河野は何も語らない。降りても、亜矢子「自殺でも、何でも好きなことすればいい」。署長に止められるが、亜矢子「何も分かっていない、私の気持ち分かっていない」。署長「あなたは、自分の気持ちを伝えましたか? 気持ちは言葉にしないと伝わりませんよ、殺人予告状には、どんな気持ちが込められていたか、その気持ちは伝わりましたか」。篠田「海外から戻ってきたら、中学生になっていて、どう声を掛けたらいいか分からなかった、あなたを思っていたのに伝えられなかった」。亜矢子「菅谷という女は?」。署長「直接聞いてみては」。菅谷「うちの主人が倒産して自殺してので、責任を感じて、何から何まで面倒見てくれた、ありがとうございました」。亜矢子「いってくれなきゃ分からない」。篠田「こころ優しい人なのです、会社が倒産するたびに、心を痛めてきた、だから、あなたやおかあさんいは言えなかった、苦しませたくなかった、倒れた日も、潰れた会社の人のために北海道に行っていた、菅谷さんのご主人を死なせたと、あなたたちに言えたでしょうか、察してあげてください」。河野は「きちんと向き合ってこなかった、すまなかった、コーヒーカップに乗ってくれてありがとう、やっと果たせた、覚えていないだろうが、約束したのだ、一度も忘れたことはなかった、今日はありがとう」。亜矢子「私も分からなかった、急に帰ってきたが、私もおとうさんが話しかけるのを待っていた、ごめんなさい、大切な思い出台無しにしてごめんなさい、おとうさん、ごめんあなさい」と抱き合って泣く。署長は、会話が必要で、努力が必要だ。署員は皆折り鶴を追っている。しかし、本池上高校は甲子園であえなく初戦敗退だ。でも、ロクちゃんからサインボールを貰っていた。本池上署は河野さんにコーチして貰う。しかし、不甲斐なさに、高杉が投手をかって出る。良い球を投げるのだ。
意外な殺人予告状だったが、自殺を止めさせるための、娘の窮余の策だったのだ。このオチは結構考えたものだと思った。でも、迷惑な事件だ。親子喧嘩を、ちゃんと仲直りすればいいのに、きっかけを失ったままなのです。それに、債権者の自殺などを引き起こし、自分がリストラされて、今の賞状はウツ病だ。ますます、何も語れないのだ。全てが死に向かっていたようだ。それを帰るのは警察を巻き込んだ、緊急手段だった。コーヒーカップも、娘は全然覚えたいなかった。普通そうだ。だけど、そこから、父に思い出や想いがある、娘も同じ伝えたい思いがあることを理解しあったのだ。これで生きていけますね。良かった、良かった。このドラマはこれでいいのです。日向明子さんは、にっかつの裸のアイドルだった人ですね、懐かしい。顔を見ても分からなかったが、名前を見て思い出した。中原さんはぴったりの好演でした。   河野賢治(中原丈雄)、河野の娘・亜矢子(宝積由香)、堀池琢也(真島秀和)、菅谷美幸(日向明子)、脚本(土屋保文)



本池上署5★★★  7話   「疑惑の窃盗犯」   平成17年7月25日放送

夏も近づき、本池上にも夏祭りの季節がやってきた。副署長の青柳(橋爪功)は恒例の花火大会の警備計画に意欲満々で躍起になっている。篠田は自分が逮捕した男が出所して、真面目に仕事していて感謝していた。関川も一人だけそんな男がいた。そんな署に、同じ運送会社の配達員が連続して空き巣に遭ったとの連絡が入った。一件目は咲が担当していた。二件目の被害者・白井(山本康平)の証言などによると、犯人は玄関の鍵をピッキングで開けて侵入し、なおかつ金の隠し場所をあらかじめ知っていたかもしれない。白井は職場の同僚と飲みに行ったときに酔った勢いでしゃべったような気がするとも証言した。二つの事件ともに手口が似ていることから、運送会社の社員を中心に捜査をすることになる。タイトル。
竜崎(金子昇)と共に運送会社の事務所で事情聴取をしていた関川(田口浩正)は、自分が以前逮捕し更生させた茂樹(山崎樹範)がここで働いていることを知り驚く。茂樹は4年前に空き巣で捕まった。そして、茂樹は関川に感謝して、立ち直ると約束したのだ。関川の勧められた職場では、単純な計算ミスでレジと現金が合わなかった。しかし、茂樹が疑われて、皆の見る目が変わったのだ。それで職場を辞めていた。そのことを知った竜崎は茂樹を犯人ではないかと疑いだす。そして竜崎はそのことを咲(松本明子)に相談する。数日後、さらに関川が配送員の勤務リストを調べると、茂樹は事件が起こった二日とも仕事を休んでいた。関川が署に帰ると、茂樹が待っていて「俺を疑っているのかと聞く、そして「俺はそんなことをしていない、関川さんが一番よく知っているでしょう」と訴えた。関川は雨の中で立ちつくした。そこで関川が千葉たちに、何で聞き込みしたのか問いただす。副署長が命令したのだ。そこで、関川は青柳から茂樹に会ったことを報告しなかったことを叱責される。4年前に茂樹が捕まった容疑はピッキングによる窃盗で、しかも職場の同僚のタンス預金を盗んでいた。手口が似ていることから茂樹は最有力の容疑者とされてしまう。副署長「私情を捨てろ」。咲も関川に勤務表を見せる。そして、咲「休んでいることを隠した。本当は怖いのでしょう」。関川「僕は本当に信じています」。署長と会った咲きは「現実を受け止めないといけない」。署長「ちゃんと伝わったでしょう」と答える。CM。
関川は茂樹に聞く。茂樹は一日アパートで寝ていた、それを証明してくれる人はいない、と答える。しかし、茂樹のアパートに聞くと、金曜に茂樹と出会ったという証言があった。夕方には帰っていなかった。現時点ではアリバイを証明できる人もいない。そんな関川に元宮すずが通りかかって、話し込む。関川は、「大切な友達が嘘を付いた、自分は苦しんでいるそいつを助けたのに」。すず「嘘付いているのは、2kg痩せたと言って5kg増えている関川さんでしょう、いいところも悪いところも受け止める、私は関川さんをそう思っています」。関川は元気になり、そして、すずにラーメンをご馳走すると言う。その数日後、被害者の白井が署にやってきた。一件目の事件の前日に茂樹と飲みに行ったという。そのときにタンス預金の話もしたという白井の証言で、茂樹への疑いはますます強まる。唯一茂樹の無実を信じる関川は、彼のアリバイを成立させるために聞き込みを続けさせてほしいと署長の椎名(高嶋政伸)に懇願する。 署長が家に帰ると、誰もいなくて・・CM。
何と由美が合い鍵をなくして、2時間待っていた。しかも、携帯に電話した。由美からの留守電の山だった。由美が合い鍵を作るという。そこで、署長は運送会社に行く。そこで、一件目の被害者から鍵を借りて、合い鍵を作った人がいないか聞いた。その頃、関川には彼女がいたことが聞き込みから分かった。ファミレスの店の子だった。関川が行くと、寺西美和子が、茂樹の相手だった。茂樹は車で、美和子とのツーショット写真を見ていた。美和子「何かあったのか、結婚する、式の日取りも決めたのに、延期すると言ってきた、今はまずいとだけだ、携帯にも出てくれない、不安だ」。そこに茂樹がやって来る。茂樹「彼女に何を」。竜崎は形式上聞いている、美和子は「その日は結婚式場の問い合わせで一緒だった」。そこに茂樹が追いかけて「すみません」。関川「前のことを言っていない、何で信じて上げられないのだ、お前の気持ちは分からない、後ろ向きの奴は、あの時、前に向いて行くっていった、信じている、お前のために愛していてくれる人のために」。アリバイは証明された。CM。
合い鍵屋を回ると、作った人がいる。機械が故障して、傷を作ったのだ。そこで覚えていて、運送店の社員の写真を見て貰う。その男は白井だった。そこで、取り調べが始まる。白井は合い鍵を作った。金を盗んで、罪を茂樹になすりつけた。無事終わってから、針金で鍵を傷つけた。白井は「誰も信じないと思ったのに」。関川「金を盗んだばかりではない、幸せになろうという人を苦しめたのだ」。副署長の花火大会が始まる。全員が警備についている。署長が茂樹が関川にお礼を言いたいと言う。そして茂樹が来た。茂樹「関川さん」。関川「ごめん」。茂樹「関川さん・・」。関川「お前の事を疑っていた、きっと魔が差して盗みをやった、でも、今度はどんな言葉をかけようか、どんな仕事なら良いか、などを考えた、でも、立派になっていた、本当に悪かった、お前の事を見ている、良いときも悪いときも、ずっとみつづけていているから」。茂樹は「彼女に全てを話した」。美和子「だから、茂樹ちゃんの大事な人、何で結婚式に呼ばないのか、延期もない、特等席を用意している、スピーチも」。茂樹「本当に有り難う、二人を見ていて下さい」。署長、咲「結婚では先輩だから、これから関川さんを見守って下さいね」。花火が上がる。署長の家は、暗くなっていた。しかし、署長の鍵がない。由美から鍵を返して貰っていなかった。由美と母が帰ってきた。署長が外から、戸を叩くと、開けた由美は泥棒と間違えて水をかける。続く。
信じることで救われる。定番だけど、そんなドラマがいいよ。最後にはちょっと、泣けました。茂樹の彼女は心が広い。素晴らしい人だ。彼女に★ひとつ付けたよ。それで、★3つだ。暖かい、ささやかな事件がよかった。山崎さん、電車男から、ここにも顔を出していたのですね。こんな役はピッタリだ。そして、久しぶりに中澤裕子さんも、登場した。関川刑事と似合わないけど、まだ終わっていなかったんだ、笑い。脚本:伊藤崇、田中茂樹:山崎樹範、寺西美和子:ともさと衣。



本池上署5★★  6話   「父娘再会」   平成17年7月18日放送

署長は、お弁当を作ってもらい大喜び。でも、開けると日の丸弁当が二つだ。一方、由美と英子のピクニックはおかずが二つだった、笑い。
梅雨も明けた頃、本池上署の刑事・千葉(阿部薫)は近所の喫茶店で働くさやか(小向美奈子)に片思いをしていた。しかもそのことは署内中の噂になっており、関川(田口浩正)や相馬(池内万作)は千葉を冷ややかな目で見ていた。そんなある日、篠田(佐藤B作)は空き巣常習犯で逮捕状も出ていた小柴(坂本あきら)を目撃する。その場では身柄を確保できなかったものの、本池上署を挙げて捜査が始まった。署長は「小柴は55歳、いつまで続けるのだろうか?」。タイトル。
程なく小柴が滞在していると思われるビジネスホテルが判明した。篠田は竜崎(金子昇)と共に現場を訪れるが、小柴はその日の朝にチェックアウトしていた。仕方なく部屋の遺留品を捜査し始めた篠田は、メモ帳に筆圧の後が残っているのを発見する。そこには「明日、池上公園十二時半」と書かれていた。翌日、署員たちは公園の張込みを決行。千葉は巴(佐藤藍子)とカップルを偽装することになったが、好きでもない巴との2ショットはとてもデート中の若者には見えない。業を煮やした巴は無理やり密着するが千葉は嫌がり…。そこに千葉を呼ぶ女性の声が。声の主は何とさやかだった。最愛の人に誤解をされた千葉はうなだれる。その時千葉と巴のインカムに小柴がやって来たとの情報が。公園の各地点にいた署員たちは小柴に気づかれないよう包囲の距離を縮めていく。そして篠田が小柴に声をかける。2年前の空き巣の容疑だ。異変に気づいた小柴は逃走を試みるが千葉のタックルに遭い転倒する。その時、小柴の顔を見たさやかが「お父さん」と呟いた。その声に驚いた千葉は思わず抱えていた腕から力が抜ける。その隙に小柴は逃亡、千葉は混乱してただ立ち尽くす。小柴は逃げ手しまう。さやかは本池上署で事情を話す。母は全てを知って結婚したが、交通事故の賠償金のために窃盗をくり返すようになり、離婚も小柴から言い出した。そして、母は2年前に病気で死んだのだ。さやかに無言電話があって、13年ぶりに連絡してきたのだ。最後に逢いたいと小柴に呼び出されてあの公園へ行ったという。これまで全く連絡がなかった。千葉は落ち込む、満ちるには激励された。篠田は仕事まで世話したのだ。それを聞いた署長の椎名(高嶋政伸)は何故13年間の沈黙を破って連絡してきたのだろうと不思議に思う。15年でも我慢できた。小柴は公園で水を飲むが、胃を痛がっている。千葉はさやかを見張っている。心が重いが、竜崎から見守っていると思えばいいと言われて元気になる。何か急がねばならない理由があるのではと考えた椎名は改めてビジネスホテルの遺留品を調べ始める。すると血痕のようなものが付着したタオルが発見される。それを鑑識にまわすと結果が出たので、調べてくれ。CM。
さやかに小柴からもう一度会いたいと連絡があった。さやかは逢うつもりはないという。千葉と竜崎は「小柴は癌に冒されている、しかし、適切な治療で治る、しかし、治療を拒否している、さやかは明日結婚するのですね、友人の大塚さんから結婚することを知っていたのだ」。満ちるは高杉に話すが、高杉が千葉を好きなことを見抜いてしまう。署長は明日の結婚式に現れたら逮捕しよう。そうすれば医療を受けれる。千葉は小柴をただ、逮捕するんではなく説得したい。篠田は5分待つ、出来なければ全員で逮捕する。それでまとまった。副署長は反対したのだ・・・山野の家では咲が風邪を引いて休んでいる。さやかの結婚式が始まる。さやかは昨日、小柴にタチャペルで待っていると電話したのだ。約束よりも早く紗耶香がチャペルに向かった。ホテルの人が大きな荷物を運んでいる。それをチャペルに入れる。中には小柴が入っていた。ホテルの人は「びっくりさせたい」と言ったら、引き受け貰い帰っていった。そして話しはじめたが、小柴「綺麗だ」。さやか「自首して、手術も受けられて助かる」。千葉が駆け込んで「本池上署のものです、お願いします」。CM。
龍崎は同じホテルの従業員の空き箱を見つけ、篠田に連絡する。篠田「5分だけまて」。チャペルでは小柴俺を裏ぎったな」。千葉「僕が勝手に来た」。小柴「俺はお前達の世話にならない」。千葉は土下座して「僕に捕まって下さい、そして手術受けて下さい、さやかさんいはあなたが必要なんです」。小柴「俺に生き恥をかかせるのか」。千葉「生きることがどうして恥なのですか、自分が捕まれば、父親が犯罪者と分かる、結婚するさやかさんい迷惑がかかると、死ぬのは怖くない、別れた奥さんがむすめさんに苦労をかけた天罰だ、死ぬときは誰の迷惑もかけずにひっそり死にたい」。小柴「それがさかやのためだ」。さやか「違う、最初恨んでいた、会いたくないと思った、でもお父さんが生きているから、死んだら恨むこともできない、私気づいた、お父さんの事ほtんど知らない、お願い、お父さんのことを知る時間を下さい、13年ほっといて、いきなりさようならなんて」。千葉「さやかさんの、願いを叶えて下さい」。小柴「どんな関係があるのだ」。千葉「僕はさやかさんが好きだ、ずっと笑顔でいて欲しい、幸せになって欲しい、生きて下さい、生きるために僕に捕まって下さい」。さやか「千葉さん、もういいです」。小柴「刑事に泣きながらつかまってくださいと言われたのは始めてだ、一度は娘の言うことも聞かないと、警察まで連れて行ってくれ、死なないぞ、また会おう、さやか」。篠田「いい娘さんになったな、2度とやるんじゃないぞ」。小柴「あの刑事さんの泣き顔みたくない」。結婚式は無事終わる。CM。
味里で、さやかと池上署でお祝い会が開かれる。さやか「有り難うございました、でも、あの時びっくりしました、千葉さん、私のこと好きだというから、名演技でしたよ、私も騙されるところでした、千葉さんには大事な彼女がいるんだから、そんなこと行っちゃ駄目ですよ、高杉さんという方です」。千葉はあわてて否定するが、高杉はくしゃみする。前嶋、丸山、篠田、龍崎のラーメン屋組も、盛り上がっている。味里では、副署長が「好きな人の心は、なまこのとらえどころがない」と歌を披露する。満ちるは、なまこより、マシュマロが良いという。署長は千葉くんはいいデカになれます。署長の家では、家族で海に行きたいな。署長の健康診断の報告がおいてある。それを由美が開けてしまう。肥満だ、幻滅だ。由美の友達の話だった。健康診断は異常なしだった。喜ぶ署長だ。つづく。
あれ、加護ちゃん大きくなったかな、高橋由美子さんと同じ身長だよ。驚いた。そして、この池上署の公式HPはあらすじが丁寧ですね。とても参考になります。前半はほとんど、そのまま採用しました。今回は、ミエミエ過ぎましたね。まあ、ほのぼのしたから良いかな。評価はちょっと悪くなりました。千葉と高杉、満ちると龍崎、ですかね
小柴(坂本あきら)、さやか(小向美奈子)脚本(伊藤崇)




本池上署5★★★★  5話   「百日紅の花」   平成17年7月11日放送

偽造チケットだ。偽造元をしらべたらと丸山が言うが、みなは乗り気じゃない、そこで署長が提案する。本池上署管内で逮捕されたダフ屋・玉城(土屋良太)が偽造チケットを持っていた。満ちるも、竜崎も、高杉も怒っている。そこに新藤刑事がきて、銀星興業が関係している。そこで、家宅捜査をやることにした。そこで篠田(佐藤B作)は銀星興業への家宅捜索を提案、早速その方向で署員たちが動き始める。その足で篠田は妻への殺人の罪で服役中の後藤(岸本祐二)と接見するため刑務所を訪れた。篠田は後藤に1枚の写真を見せ、写っている男に見覚えはないかと尋ねる。その男は玉城だった。山野刑事は6年前の事件を調べる、凶器の灰皿を持って、自首して自供したのだ。裁判では懲役10年になった。タイトル。
玉城に後藤の写真を見せる。浮気相手は玉城だったのだ。妻の店の店長だ。容疑者の一人だったのだ。篠田はまた来ると話す。後藤「妻がその店で働くのは、私がリストラされたからです、見たことありますか、百日紅の花、私はある」。銀星興業を家宅捜査する。取引先住所録を見つけた。山野刑事も刑務所に尋ねる。模範囚だが、何を考えているか、主張していない。百日紅を植えたとだけ主張した。銀星興業は玉城を構成員だと認めた。偽造を認めた。玉城も認めた。そこに篠田が来て、別の話をする。殺された妻の写真を見せる。そして後藤の写真も見せる。篠田「滝山商会だ、お前が、その女性を殺した」。後藤は面会に来た署長に「捜査を辞めるように、私は趣味のない、つまらない男です、浮気されても仕方ない」。署長「それでは、何故、殺したのですか」。後藤「変わった署長さんですね」。署長「そういわれます、あなたは百日紅に興味があったのですね」。後藤「妻は好きだった」。署長「ここでは見られません」。山野刑事は篠田刑事に後藤の事件を調べたことを告げる。篠田「認めたくなかった、浮気相手に殺されたと認めたくなかった、だから、自分が殺したと言った、証拠がなかったし、奴は自白したので、それ以上の捜査を許して貰えなかった、私は奴の気持ちが分かっても、何も出来なかった」。篠田は署長と味里で話す。篠田「私は無実の男を逮捕した、私の刑事人生は何だったのでしょうか」。署長「百日紅見ましたか」。篠田「結局、それは叶いませんでした」。署長「奴は何も知らないで、務所中で暮らしている」。山野家では夫が、咲をモデルに壺を母親から指導されている。痛いのだが、資格試験が取れないのだ。咲は浮気して、浮気相手に殺されたら、と聞く。咲の夫は僕も死ぬ、でも、それも出来ない死ぬの怖い。笑い。CM。
池上署で後藤の話になる。篠田、誤認捜査したという。このままで良いはずがない、もう一度調べさせてくれ、本部長は「君だけの問題でない、君は自宅謹慎だ」と言われる。しかし警察の不祥事とバッシングされかねないこの件に関して小山田は捜査を認めず、篠田は辞職を決意する。本部長以下、 真犯人が確定したら、我々の処分が決まると覚悟する。署長は後藤の家の所在を調べたいと副署長にいう。玉城は偽造チケットのことを聞かれる。そして、山野刑事に代わる。結婚しているか聞く、やってもいない罪を認めた男の話を、そうすることで愛する奥さんと一緒にいられないと思った悲しい男の話をすると言う。篠田が家に帰ると、娘が孫を連れて帰っていた。篠田は何があったか聞く。娘は「どうかな? ずっとこんな感じだ、会社を首になってから、私たち、もう・・・雨・・・」と窓の外を眺める。篠田は辞表を手にしていた。味里で丸山、前島と一緒に、「あの雲が 落とした雨に ぬれている 山頭火」と副署長は読む。山野刑事は玉城の犯罪を自供に追い込む。玉城「仕事を知られたから、殺した、殺すつもりはなかった、組のホテルに監禁したが、逃げたので、家まで追いかけて殺した」。そのことは自宅謹慎の篠田に報告する。真犯人が上がったことを前島から電話される。CM。
署長のところに後藤の家を調べた。空き家でした。署長は後藤に会いにいく。署長「奥さんを殺した人が見つかった」。後藤「私で、何故このままにしてくれないのですか」。署長「明日からしばらく、天気は良いようです、外に出てみませんか」。篠田が池上署に出る。そして、辞表を課長に出す。篠田「過ちを犯した、奴の気持ちを分かっていたのに、どうすることも出来なかった、刑事としてやることはない」。山野「もう出来ることはないのですか、後藤の家に行ったことありましか」。篠田「はい、あります」。山野「最近は?」。篠田「いえ」。山野「じゃ行きましょう」。CM。
後藤も車で行く。後藤はポツポツ喋る。あの時、妻を見て真っ白になって、逃げた。声を掛ければ妻は殺されずにすんだ。途中から降りる。署長「苦しむのなら、奥さんを信じる事はできなかったのか? 奥さんは犯罪を見て、ホテルに監禁されて、そこから家に逃げたのだ、後藤さん、覚えていますか」。もう少し行くと、土手から家の庭が見えて、そこには百日紅の花が見事に咲いていた。署長「手のかからない木だ、ほっといて育つのはここまでだ、奥さんが植えたのでしょうね、あなたに見せたくて、あなたと一緒に見たくて、本当に愛していたのでしょう」。後藤「どうして信じて上げられなかったのだろうか」。署長「まだ、奥さんを殺した犯人でいたいですか」。後藤「いいえ」。署長「あなた以外、この木を世話する人はいません」。泣き崩れる後藤だ。山野刑事と篠田刑事もやってきて、これが彼の奥さんへの気持ちなのですね。篠田「気持ちは目に見えないと思った、見えるんですね、そして綺麗だ」と泣く。雑誌に英子のインタビューが載っている。みんなに読んで欲しいが、一番は優しく見守ってくれている夫です。笑い。警察は会見を開き謝罪する。それを署員は見つめる。副署長は篠田の辞表を屋上で破り捨てる。後藤は釈放され家に帰り、百日紅を世話している。
いや、良かったですね。ささやかな妻への誤解、そして、食い違いから殺人犯に志願する。悲しい男の話だ。それが百日紅という花を見ることで、見事に集約していく。ありきたりな展開であるけど、この時の涙は好きです。人生は、ささやかな悲しみと喜びから出来ています。それを見事に描きました。だから、池上署は侮れない。最近、うまく珠玉の作品を見せてくれます。
脚本:池澤辰也、ゲスト、ダフ屋・玉城(土屋良太)、後藤(岸本祐二)。




本池上署5★★★  4話   「盗まれた手口」   平成17年7月4日放送

本池上署では、暴力団対策課から竜崎愛(金子昇)が刑事課に配属された。水木の空席があるためか。その竜崎は着任早々空き巣の犯人・保原(正名僕蔵)を逮捕した。満ちる刑事が嬉しそうに説明する、ちょっと興味があるようだ。ピッキングで鍵を開けて、中から鍵をかける。そして貴金属を盗み、窓から出て行く。貴金属だから、発見が遅れて犯人が分かりにくいのだ。竜崎は犯行の手口や特徴をそれぞれまとめ、何らかの証拠から犯人を特定できるよう勉強していたのだ。それを知った刑事課の刑事たちは自分たちの不勉強を恥じる。そんな周囲をよそに、咲(松本明子)は井口の妻・遥(渋谷琴乃)と会い、彼女を励ますと共に夫婦での再出発を勧めてきたのだ。妻のもとに井口から手紙は来ていたが出所の日が来たのに、帰ってこない。心配する咲だが、井口は3年前に咲が逮捕したのだ。署長にも話す。5年を3年なら模範囚だ、保護観察官なら、どこにいるか知っている、と助言する。咲が調べると札幌にいると報告した。
そんなおり、管内でまた空き巣事件が起こった。手口は現金と通帳だ。金庫の鍵に接着剤が詰められて、発見出来ないようにしている。竜崎はここぞとばかりに張り切り、その手口や目撃者から書き起こした似顔絵から犯人は井口勝(小沢和義)だと断定する。井口は数日前に刑務所を仮釈放になったばかりだが、保護司には札幌に行くと伝え姿をくらましていることから、署員たちも井口を犯人と考え始める。早速札幌に確認しろと言う。照会結果も札幌にいなかった。張り切る竜崎刑事に署長は「心配ですね」と言う。咲はその後ずっとしかし井口が空き巣の容疑で逮捕されたことは期せずして遥に伝わってしまう。 遥も混乱してしまったようだ。署長「人を信じたいから、疑うのですね」。中井刑事も署長に相談する。隠岐の島への異動の相談をしたのだ。怒られたのだ、推薦してくれた署長に顔向けできるかと言われた。分からなくなって来た。署長は気にしなくていい。気にしているのは私の事ですか。中井「未練があります、キャリアを捨てることに、水木君の言葉は嬉しかった、付いていきたいと思いました」。署長「駐在勤務なら、夫婦で出来ますね、その決意がないのなら付いていってはいけません、島に行くと本庁でしょうとした仕事はできません、どちらに進んでも険しい道です、どちらに価値を見いだし、どちらを捨てられるのだろう」と決意を迫った。CM。
数日後、再び同様の手口で空き巣事件が起こった。接着剤は乾いていなかった。現場付近で聞き込みをしていた篠田(佐藤B作)は井口本人を発見、拘束する。署での取り調べが始まったが、井口は盗品を所持しておらず、先の事件に関しても札幌にいたとアリバイを主張する。北海道警察から井口のアリバイが裏付けられたことから、捜査は暗礁に乗り上げる。返された井口に遥がやって来る。しかし井口は遥を捨てたという。怒る咲だ。二人は会うが、遥はあの人の気持ちが分かった、と言う。署では満ちるは別れると言い切っている。でも咲は逮捕したので責任を感じている。しかし署長の椎名(高嶋政伸)は井口の衣服に付いていたオナモミの実に着目。事件そのものはそっちのけでオナモミについて調べ始める。署長と咲は遥の所に行くと、引っ越すと言う。捨てられたのだ。離婚届が送られてきたのだ。最後の手紙が離婚届だったのだ。CM。
池上署に中井が来て、皆に会わずに署長だけに会う。仕事よりも水木を選んだのだ。これからが大変だ、でも島で可愛い駐在になります。署長「可愛いお嫁さんにもなって下さい」。泣く中井刑事だ。中井「捨てられませんでした、愛することだけは」。バスに乗って去る。署では、事務所荒らしの、盗んだ金を封筒に入れて自分の住所に送るのだ。それで、盗んだものが見つからないのだ。調べると、この男は死んでいた。しかも、一緒に刑務所にいたのだ。手口が伝わることがあるのだ。やはり井口が犯人のようだ。帰ると由美が名古屋弁、関西弁、京都弁になっている。調べると井口には北海道警察で最初の犯罪の時に完全にアリバイが成立した。竜崎は犯人は井口だ、自分が捕まえて、落とすと主張する。署長室で、竜崎に名古屋弁と関西弁、「二つのことを別々に学んだ、混ぜて使った」と説明する。CM。
またも、空き巣事件が起きた。竜崎はポストに走らせて下さいと言う。そして、最初の目撃者の男を問いつめる。竜崎「あなたと同じ房だった人です」。指紋、唾液も調べれば分かる。犯人が捕まったことを咲きは遥に知らせる。遥「私は捨てられた」。署長「オナモミは井口さんの服に付いていました、どこにいたんでしょうか、署内でここにしかありませんでした」。咲「来たのですね、彼はあなたに会いに」。署長「本当に捨てられたのでしょうか」。犯人は運動場でも教えて貰ったのだ。2つの手口をチャンポンにしたのだ。刑務所で「出所しても家に帰らない、女房を愛してるからだ、幸せになって欲しい、だから、別れる、馬鹿なんだよ、前科者と一緒になっては不幸になる」。咲「刑務所で会わないと決意しても、こっそり会いに来るほど愛していたのですね」。署長「人が混ざると情報が伝わるのですね、盗みの手口も、奥さんへの愛も、人には捨てられないものもあるのです」。遥は井口に会う。遥「私も捨てる、最後の手紙」。そうして、離婚届を破る。咲き「2度も捨てるの」。井口「苦労するぞ」。遥「それでも、捨てられない」。二人は抱き合う。署長「乗り越えられます」。
まあ、小ネタですが人情でいいドラマでしたね。ベタな展開でしたが、夫婦の愛を、由美のお馬鹿な名古屋弁の話、中井の決意のセリフも伏線として張っていました。それにしても、手口も色々あるのですね、感心しました。そして情報交換が発達している世の中なのですね。これを放送して良いのでしょうか? 見た人は注意しましょう。決してまねしないようにと言うことでよろしいでしょうか。渋谷さんは結構活躍していますね。青空クリニック以来、印象に残っています。相変わらず署長さんはうまいこといいますね。絡め手ですね。それでも、これで完全に水木刑事と中井刑事はいなくなってしまうのですね。野波麻帆さん、キレイになったのに残念です。渋谷さんと野波さん女優さんに★一つ付けます。3つ★です。
空き巣の犯人・保原(正名僕蔵)、犯人は井口勝(小沢和義)井口の妻・遥(渋谷琴乃)




本池上署5★★  3話   本池上署爆破   平成17年6月27日放送

ちょっと大ネタでした。簡単にまとめると、池上署に爆破予告が来る。最初に池上公園で爆破があった。次は本物だという。厳重に警戒する中で、味里で無銭飲食の男を前島刑事が捕まえて池上署に連行する。そして、取り調べ室に入ろうとするが、身体に巻き付けたダイナマイトと時限装置を見せる。脅して、留置所に入る。自爆覚悟だから、もう対応が出来ない。椎名達は、最初の爆破の公園で起きた事件を洗う。するとストーカーによる殺人事件が浮かんできた。被害者の娘の父親だった。犯人の要求は犯人を死刑にすることだった。結局、別れた妻を探して来て貰い、懸命に説得して、23秒前に爆破の線を切ったのだ。ちょっと、最近おかしかった水上は父親が病気で、隠岐の島に帰ると決意する。そして、愛する中井あずさ刑事に一緒に来てくれと告白する。
でも、ちょっと犯人の原田大二郎さんは逆恨みがひどすぎました。そこだけはひっかかりました。でも、娘を殺されたが、犯人は15年位だろう。だから、残された親としては理不尽さが残るのだろう。犯人への怒りと、それを忘れて犯罪0を喜ぶ警察には腹が立ったのだろう。そして、無銭飲食で警戒中の警察に、堂々と入り込むシーンだけは痛快だった。
安田(原田大二郎)、安田の別れた妻・みどり(結城しのぶ)、ストーカー被害に遭っていた娘・真由美(前園りさ)



本池上署5★★  2話      平成17年6月20日放送

英子に突然、女の泣き声だ。由美が原因で、車が壁に激突した。70万円を振り込んで貰うと、示談ですむ、と言ってくる。英子は走る。池上署でも、犯人検挙で盛り上がる。署長は犯罪防止も重要だ。ポスターを方々に貼ろう。副署長から、署長に英子さんは日本にいなかったからと注意される。タイトル。
銀行で騒ぐ英子に、高杉と飛騨が振り込め詐欺だと話す。早速聞くと、椎名英子だという。英子「主人には内緒で」と頼まれる。高校生の母親が狙われている。口座は集めたものだ。池上署では、犯人にたどるものはないようだ。ATMの写真に映っている男の写真があった。副署長は振り込め詐欺の標語を考えている。そこに山野刑事の母が来た。腰のマッサージに来たのだ。「腰も根性も曲がっている」と脅かされる。椎名家では早速、振り込め詐欺の話題が出るが、英子の挙動不審だ。高杉と飛騨、他は歩いて探す。口座の調達が専門のようだ。口座の売買が罪になるという。今回の口座はクラモチユウだ。引っ越している。久しぶりに中井刑事も登場した。携帯するが電話にでないのだ。英子の絵本のサイン会にクラモチユウ君がくる。その名前に英子は気づく。優しいの優だった。本池上さつき小学校だった。そこに飛騨もやって来た。優の車のおもちゃが落ちていて、英子は拾う。そして追うと、ATMの男と一緒に赤い車に乗っていた。CM。
戻ってきた高杉に英子は、話す。優は学校にいた。家を訪ねる。そして、母子に聴取する。母は知らない、赤ん坊の時に作った。売っていない。引っ越しで捨ててしまったと言う。優と遊ぶ、飛騨だ。夫は未婚で産んだから、いないという。そして、ATMの男の写真を見せるが、知らないという。写真の男の身元が割れた。龍神会の金村だ。○暴対策の新藤に聞きに行く。○金の梶山金融で働いている。水木が聞き込みに行くが、逃げられてしまった。金村を指名手配する、梶山金融自体が、振り込め詐欺をやっていると考えられないか、と署長は指示を出す。いつもの味里で、飲み会だが、水木は断る。道場に火曜っているのだ。高杉は英子に親子は関係ないと報告する。英子は意を決してこれまでの話をする。英子「署長の妻失格ですね」。椎名はすべて知っていたのだ。水木のボクシング道場に中井が訪ねる。しかし、水木は何か思っているようだ。CM。
山野が優の母を聴取する。金村と一緒に住んでいるときに口座を作ったのではないか。前科が2つあり、龍神会と知り合った。梶山金融が振り込み詐欺をやっていると睨む。優の父親は金村だと推定する。この視点で捜査が進む。梶山には水木が尾行する。山野たちは優の母を張り込んでいると、英子が訪ねて入っていく。もう止められない。優のおもちゃを返しにきたのだ。優は喜んでいる。そこに優の母に携帯があった。英子は止めるが、優母子は遠くに行くと言う。高杉が追いかけようとするが、車が始動しない。追ったのはタクシーを拾った英子だけだ。CM。
壊れた廃墟の鉄工所だった。金村は財布から、カードと暗証番号を聞く。金村は優の父親だと言う。そこに英子が出てくる。一人で逃げるつもりだ。やっと山野たちや署長立ちが来る。署長「思ってくれる人の心を奪うのか、夫婦や親子の人を思う心を奪っているのだ」と言う。水木が押さえて、逮捕する。真美「あんな男でも父親だ」。英子「子供のためではない、罪を償って貰うべきだ」。優は「ママは悪くない、パパはいらない、ママをいじめないで」とかばう。池上署員もじーんとする。真美は優に謝る。英子「私の絵本の好きなあなたなら立ち直れる」と声をかける。椎名家では、署長は英子に何かあったらどうしますと説得する。由美が帰ってきて、振り込み詐欺にひかかった。英子は明日から、全国にサイン会で回るのだ。つづく。
英子さんが刑事みたいに頑張るのかと思ったが、来週からもういないのか。来週は水木刑事の旅立ちだ。今週は解決していなかったもの。振り込め詐欺を教訓的に描いてくれました。ただ、母子の人情ものとしては、最後の子供のセリフだけだ。淋しかった。椎名署長の「思っている人の心を奪うのだ」。でも、すこし、弱かったな。脚本が先週の宮村さんと違って、ちょっと薄い印象だ。残念だ吉野きみかさんは、ひらがなになったんだね。子供の母親役をやるようになったんですね。薬師寺さんは想定通りの役でした。
倉持真美:吉野きみか、金村:薬師寺保栄、山野桜:野村昭子、演出:池澤達也




本池上署5★★★★  1話  銭湯    平成17年6月13日放送
 
やってきました。小倉優子りん、コリン星からやってきました。一日署長です、ネットで狙っているとの書き込みがありました。そこに、怪しいマスク、サングラスの男がナイフで近寄る。取り押さえるが、前島だった、訓練だったのだ。署長がまとめを訓示する。副署長青柳は腰やら腕を痛めてしまう。タイトル。
テレビで取り立て屋の事件が述べられる。過激な戸田金融に対して、家族を守るために能代はスパナで立ち向かったのだ。そのため能代の家庭はいっそう取り立てが厳しくなった。能代は犯罪だ、妻と子に引っ越すように署長は勧める。腕を痛めた副所長は取り立て屋の戸田と同じ格好で間違えられる。そこに男(ベンガルさん)が猟銃を持って副署長を戸田と間違えて、銭湯に立てこもる。ついでに出張マッサジー師(松本明子さん)がやって来るが、とらわれてしまう。銭湯立てこもり事件は大騒ぎになり、本庁の管轄となる。副署長は戸田じゃないと言う。かみさんから、携帯が副署長にかかる。携帯に「鬼ババア」で、男に携帯を渡して安心させて、その後話す。副署長「ジャガイモ3個、大根1個、子持ちししゃも1個」。これで、人質の数を教えているのです。携帯は丸山だ。似顔絵も描いている、見取り図も準備中だ。何と関川とすずのデートも事件で中断だ。○暴に変わった新藤に相馬が状況を聞いている。本庁の小山田は突入だと言うが、犯人から戸田と話したいという。千葉の似顔絵から、中華屋の常連で住所が分かりそうだ。銭湯内も緊迫してきた。篠田刑事から、電話がある。時間がかかる、年寄りと子供は解放する。そこで、マッサージと副署長が暖かい物を頼む。それを電話で篠田は聞いていた。暖かいお茶を用意した。銭湯が開けられ、副署長がそれを取る。アイコンタクトだ。警官だと知られるとまずい。その後、子供と老人が解放される。CM。
銭湯の中では、お茶を入れてもう。篠田は、お茶をわけて飲んだり、食べるのは心に響くと説明する。犯人はお茶を6個入れながら、世間話出す。ありがとう、いただきます。少し、気分が落ち着く。署では犯人が分かった。三郷と言う名前で、前科があった、そして、三郷は能代なつきの旧姓で、能代なつきの父親だと判明する。電話で篠田が三郷だなと話す。篠田「マスコミを利用して、娘を守るのか? 戸田にテレビの前でなつきに付きまとわないと説明させるのか?」。 なつきに知らせるが、なつき「馬鹿よ」と切り捨てた。なつき「父親と言わないで、あの男のせいで、さんざん苦労した、何度も夜逃げした、この工場は夫と作り上げた、逃げるのは嫌だ」。父とは逃げたので、なつきは今度は逃げないで立ち向かうというのだ。CM。
なつき「何で、また迷惑かけないで」。犯人三郷「会わせる顔がない、刑務所を出ても、ずっと、一人でいた、偶然お前達を見かけた、新聞でアイツのことを知って、何かしないとと・・」。なつき「何もして欲しくなかった、あなたが借金を作るたびに夜逃げした、頑張ろうとしないで、すぐ逃げた、私が靴下もはいていないのに、無理矢理逃げさせられた、その時、もう嫌と思った、逃げる生活はいや、2度と現れないで、私に関わらないで」。マッサージ師「言い過ぎだ、何でも人のせいにするのは、淋しい、あなたのその姿を見て、息子さんは悲しいと思う」。副署長「色んな人間に会った、一つだけ気づいた、人間は弱い、憎まれると憎むことを覚える、人に思われたり、守ってもらうと、いつも、逃げたときのことを思い出すと言っていた、それは、君を守りたかったからじゃないか、履かせてくれなかったのも、安全な所に早く連れたいと思ったんだ、今度のことも、君のことを思う、馬鹿なやり方だ、それだけだ、君も逃げたときの手を覚えていたのだ、お父さんに愛されているんだよ」。犯人は銃を放し、なつきは泣く。CM。
解放されて、犯人三郷はなつきに泣きながら頭を地面に付けて謝る。それを見て、なつきも泣き崩れた。なつきの子供が声を掛け、二人は抱き合う。銃はモデルガンだった。マッサージ師は新しい刑事の山野咲だった。皆の前で挨拶する。
楽しいな、コリン星の優子リンがレギュラーで登場だが、みちるではなく、小倉優子のままの登場だ。まあ、ユルユルだから、違和感ありません。楽しみましょう。新藤は○暴へ行った。そして、何と署長の奥さんの英子さんが高橋由美子さんでした。何と、ここまで引っ張る必要があったのかと思うくらい長かったな。3〜4年経ったのではないかな、笑い。とにかく、今回も低レベルの犯罪ですが、泣かせてくれました。良かったです。水戸黄門ですよ。物は見方を変えることで、違う評価になるのです。ささやかな人生の機微です、納得です。
能代ナツキ(建みさと)、ナツキの夫・直也(お宮の松)、脚本宮村優子さん



こちら本池上署4★★★★      11回最終回   「幼児達のSOS」  12月27日放送

由美の母が帰ってくるとメールがくる。由美と敏江はご馳走だが、椎名は掃除を命じられる。由美が、児童相談所へ行くと、痣だらけの子供と会う。池上署では、麻衣がかなりお腹大きくなってアメリカへ行くことになった。驚きです、これで次回からは引退するのですね。水野さんも妊娠中ですからぴったり話が合っている。そこへ水木が事件で関川を呼ぶが、関川は本宮に振られ放心状態だ。篠田がコンビニで子供二人連れがパンをその場で食べてしまうところを見つける。後を追い、公園で子供達に聞くが、そこに母の佐和子がやってくる。篠田が質問すると佐和子は金を払うだけで、子供を連れて行ってしまう。篠田が近所の人に聴取すると、佐和子はスーパーで働いているが、同居人の狩野がいて、酒に酔っていて、夜もうるさく、子供達に暴行している。仕事がなくて暴力行為がある。由美が訪ねた児童相談所の秋本えりが池上署に相談にやってくる。かねてから注意して、訪問していた。子供達は予防接種もしていない、薄着のままだ。そして子供に聞いても、虐待を隠してしまう。しかし、秋本は児童相談所に来たのは、SOSのサインで、周囲が見つけてやらないと行けないと警察に協力を要請した。新藤も池上署に中国の研修の休みでやって来た。万引きを事情聴取したが、母が謝らずに居直るばかりだ。新藤が帰ってきたので、相馬は元気だ。タイトル。
警察の篠田と児童相談所で家庭を訪問すると、狩野が佐和子を殴っているところだった。傷害罪で身柄を確保する。子供達は押入が生活の場のようだ、そしてつっかい棒で閉めているのだ。署で調べるが、狩野も佐和子も夫婦喧嘩だと言うばかりだ。暴行が立証できないのだ。子供は秋本が相談所に連れて行った。篠田が調べると、佐和子は3年前に離婚していて、1年前から狩野と同居している。椎名は佐和子に狩野と別れるように説得するが、佐和子は普段はいい人で、工場が解雇になり、少し乱暴なだけですと反発する。椎名が子供達が暴力を振るわれたら、佐和子は自分が守ります、と答える。篠田は子供達は押入で震えていた、と声を荒げる。椎名は、児童相談所や警察も介入するから、相談しましょう、と言うのだが。相談所に由美が来て、一緒に世話する。チョット聞くと、すぐに怯えて謝る子供達に由美はショックを受けたようだ。かも、兄の勇気は背負ったリュックを決して外さなかった。翌日、高杉がアパートの大家に証言を頼むが断られる。そこに水木が来ると、追っている大森での老人強盗の犯人の似顔絵が狩野に似ていた。篠田は狩野を呼んで、事情聴取する。しかし、自供も物証もないため、48時間しか拘留できない。水木や新藤が佐和子の部屋を探すが、特徴的な凶器は見つからない。副署長が椎名に報告する。狩野は佐和子と子供が何処にいるか、秋本の所に聞きに行く。相馬と千葉が来て、その場は収まる。池上署に小山田方面本部長がやって来て、大森の事件について報告を受ける。早速、小山田は椎名を指導して、検挙するように言い渡す。CM。
椎名が署で訓示する。流れているのは見えない心の血だ、弱い者が更に弱い者を痛めつける。どんな時でも命が脅かされてはならない。こういう事件こそ署全員で取り組むべきだ。前島は捜査課は狩野を強盗犯として、丸山は生活安全課は子供の確保に全力を尽くしますと述べる。狩野が再び児童相談所に訪れる。子供二人が残り、由美も一緒に残り世話する。秋本が帰ると、相談所は荒らされている。水木の携帯に高杉から児童相談所に急行するように入る。椎名と篠田が行くと、狩野が由美を人質に取っていた。ナイフを持っていた。麻衣が佐和子に聞くと、やり直すからと言われて居場所を教えたのだ。関川と水木と新藤が、相談所に駆けつける。CM。
現場に佐和子も含めて、集まる。狩野は兄の勇気だけは身元に置こうとする。佐和子も「何で、やり直そうって、言ったのに」と言うが、狩野は「リュックを貸せと言う」。水木は「そのリュックの中に大森の凶器が入っているのだ」。由美は勇気に「駄目だ、渡すな」と言う。勇気はリュックを開き、中から白い粉を狩野に撒く、その間に全員で狩野の身柄を確保する。リュックから凶器が出てきて、指紋を調べる事になった。投げたものは星の砂だ。勇気のお守りだった。由美は佐和子に頬打ちする。由美「これは勇気君の分、二人は我慢していた、おかあさんが殴られるから、あいつがお母さんを殴るから、だから庇いたくて守りたくて、二人とも・・・ 謝って!  淋しい思いさせたこと、怖い思いさせたことを、ちゃんと二人に謝って! 」と叫ぶ。しかし、妹の美央は由美を制して、母の頭をなでて「おかあさん、いい子」と言い続ける。狩野の取り調べが始まる。やり直したいのはリュックのナイフを取り戻すためだった。狩野「ガキは嫌いだ、泣きやがって、こっちは無理して稼いでいる、現実を知るべきだ、こっちの機嫌でも取れ、しつけだ」と居直り。狩野「殴れば、しつけは、すかっとするぞ」。篠田は思わずつかみかかる。篠田「子供はオモチャじゃない、命だ、悲しいとか淋しいとか感情を持った命だ、スカットするだと、しつけだと、恥を知れ、お前がしたことは殺人と同じ位最悪の凶悪犯なんだ」。勢いに思わず水木が止めるほどだ。横の部屋で、狩野の取り調べを見ていた、椎名は佐和子に「これが狩野という男です」。佐和子「どうしよう、二人にとんでもないことを」。椎名「やり直しましょう、思い出しましょう、ミオちゅんやユウキ君が生まれた日を、小さな命を初めて抱きしめた日を」。佐和子「星の砂、西表島は私の故郷です、勇気も美央が生まれたときも、嬉しくて小さな瓶に詰めた、幸せをもたらすという言い伝えがある、幸せに育って欲しくて」。椎名「あれが二人を守ったんです」。CM。
副署長と一緒の子供達に佐和子がやってくる。美央が駆け寄る。椎名「おかあさんは少し遠くへ行く、美央ちゃん達と暮らせるように、少し直しに行くんだ」。美央は送っていくが、勇気は黙って座ったままだ。副署長は、勇気を抱えて走るが、途中でギックり腰だ。署の前で、走ってきた勇気は母に別れを告げる。勇気「かあさん、おかあさん」。佐和子「ゆうき、淋しい思いをさせて御免、怖い思いをさせて御免」と3人は抱き合って泣く思わず貰い泣きしたよ。翌日、小山田本部長がやって来て、椎名に聞く「この事件に時間をさかれている間に、どれだけの犯罪が起きたと思う」。椎名「犯罪の怖さは数でははかれません」。小山田「数も怖さだ、私は君が嫌いだ、ノンキャリアの私が今、この任務に就くまで、綺麗事だけでは来れなかった、君が理想論を掲げる限り、私は厳しく君を監視するつもりだ」。椎名「本部長殿」。小山田「お嬢さんのことは、大変危険な目に遭わせてしまった、本池上署管轄最高責任者として、謝る」と頭を下げる面と向かって、自分の心情を直接に吐露する小山田本部長は凄いが、聞くしかない椎名も辛いですね。新藤と相馬は毎日メールしているらしい。今から署で忘年会だ。関川は鼻毛を抜いている。そこに本宮がやって来て、関川にプレゼントだ。これは弟に選ばせたのだ。思わず大喜びの関川だが、成り行きじょう仕方ないが、本宮と関川もカップルになるのですか? 爆です。そして、「よいお年を」という。関川は超元気で、署に響く「良いお年を」だ。味里で忘年会だ、全員参加だ。麻衣の送別会も兼ねている。トモと一緒の麻衣「迷ったけど、決めました、今回の事件で、命の大切さを痛感しました、向こうでどんな生活か分かりませんが、思い切って飛び込みます、長い間有り難うございます」と挨拶する水野さんのお別れの挨拶ですね。皆が別れを言うと、水木が泣きそうになり、千葉も一緒に泣きそうだ。乾杯で、椎名のところに由美からテレビ電話での挨拶だ。妻のエイコが一日早く帰ってきたのだ。おしまい。エンドロールでこれまでの事件も登場してくる。
今日で最終回でしたが、何も心配ないよ、来年6月から新シリーズが登場だ。刑事だから、異動は付きものだ。新しいメンバーも楽しみです。家庭内暴力(DV)、児童虐待がテーマでした。DVは微妙ですね。警察も以前は民事不介入だったが、今は相談に乗っていくのですね。DVの後は優しくなるのです。それを愛情と思ってしまうのですね。これでは表現できませんが、DVの後にSEXが伴って、暴行した分優しいSEXになるのではないでしょうか。それで別れることが出来ないのだろう。椎名署長が言ったように、弱い者が弱い者を痛める、これが言い当てているのでしょうね。ちょっと切なかったです。宮村優子さんは手堅く書いてくれたと思います。回によっては、感動にバラツキがありましたが、暖かな世界を有り難う。
夫・狩野英明(宮下直紀)、上原佐和子(青山千可子)、児童福祉司の秋本えり(古川理科)、上原勇気(佐々木恭平くん、子役)、上原美央(笠菜月ちゃん、子役)。締めの今回の脚本は宮村優子さんでした。




こちら本池上署4★★      10回 「16年目の真実」  12月20日放送

署長の家で署員は鍋で夕食だ。関川刑事は頬が赤すぎるぞ、笑。関川は元宮に彼が出来た? その彼は自分だと思う(妄想)。高杉刑事は来なかった。外は雪がふってきた。高杉は16年前のクリスマスを思い出す、兄が事故に会って死んだ日だ。そこに通報で、おもちゃ工場にたてこもり犯の島野が高杉を呼んでいるのだ。携帯で直接話しをする。島野「大人になったな、兄の命日だな」。ぬいぐるみに気を取られる間に、島野は関川刑事らに取り押さえられる。取調室では島野は高杉の兄を知りませんと言う。高杉巴には路上窃盗の取り締まりを強化しているので、そちらが指示される。島野はパスポート偽造の疑いで、本庁で調べるという。しかし副署長はまず、本件での立件を優先したいと正論を主張する。高杉は情報を漏洩していた疑いがある。椎名は漏洩はないと信じて調べていたが、途中で配置転換となって本池上署に転属になったのだ。私と高杉のために真実を知るべきです。タイトル。
取り調べは進まない。高杉は独自で調べる。島野の足取りを調べる。廃墟となったおもちゃ工場で、高杉が調べている。そこに本庁の部下が来て、高杉の兄に捜査情報漏洩の疑いがあったことを告げる。署では「おれおれ詐欺」の取り締まりポスターが貼られている。高杉と兄は二人だけで生きてきた。クリスマスイブの夜に、兄は「速攻で帰る、おどろくぞ」とコールがあった。しかし帰ってこないで、2度目の電話で、「交通事故・・」で車の急ビレーキの音がした。家に直行するはずなのに、反対方向で事故に遭っている。高杉は調べるために、警察官になった。島野を取り調べられないのでは警察官になったかいがない、と叫ぶ。堂上が、あなたは個人的なことで、職務放棄しするのか。椎名は捜査記録を見せて、今は篠田たちが調べている。任せろという、自分も高杉のことを忘れたことはない。篠田「早く、すぐでなくていいから、一人前になれ、痛みの分かる警察官になれ」と諭す。高杉兄は椎名に「島野は大事な人で、恩がある、いつ命を落とすか分からない、もしも、そんなことがあったら、妹を頼む」と言い残していたのだ。相馬はパソコンで高杉の死んだときの遺留品を見るが、子供が喜ぶようなモノはない。熱海までの新幹線キップが私物で注目を引くだけだった。一方、関川刑事は、島野が近くで住んでいて、昔の女から金づるが見つかった、正月は驚くぞ、と言っていた証言を得る。CM。
椎名は味里に寄る。副署長が悪酔いして絡んできた。椎名は高杉の事件を調べ直している。副署長「自分は高杉を信じている、お前の兄貴は忘れたことはない、そう言いましたよ、お終いですか、行き詰まったらおしまいですか、署長は所轄の現場をことを大好きだと思った、なんだ、唯の寄り道だったんだ、自分の道楽で現場に出ているのですか、私らや高杉に取っては所轄が家だ、高杉に島野を調べさせたらどうですか」。島野の取り調べは行き詰まっていた。椎名は事故現場に寄る。高杉は堂上の家に寄り、謝る。堂上も気持ちを分かる、自分の知りたいことのために警察官になったのではないと諭す。そこに携帯で篠田から、島野の取り調べに立ち会うように指示されたことを伝える。高杉が署に帰ると、立てこもった作業所の親子がお礼に来ていた。高杉はぬいぐるみを子供からお礼に渡された。島野の取り調べに高杉が立ち会う。島野「綺麗なお巡りさんと話せる」。高杉「私も嬉しいです」。署長は高杉兄を知っている人に出会う。CM。
ぬいぐるみを見せる。回想シーンで私もにぐるみが欲しかった。見ていると、島野が優しく声を掛ける。しかしそこに刃物を持った犯人が走ってくる、高杉兄が追跡していたのだ。島野は巴を庇うようにして、犯人に刺される。島野は高杉の妹の命の恩人だったのだ。高杉巴「おにいちゃんは感謝していた、守れ、強くなれと、言われてきた、私はずっとあなたを忘れていた、あなたのその傷は私のせいです、私は許される限り警察官を続けます、調べに戻ります、当日・・・」と話し出す。遮るように島野「力になると、兄に言われたので、捜査のことを教えてくれと言ったときに、約束だから力になる、力になるから捜査のことは話せない」。島野があっさり話し出してしまった、いい人なのですね、笑。回想で兄「やり直しましょう」と言った。島野「やり直せなくなった」。高杉巴「私がいます、やり直しましょう」。椎名の家では、イブに由美に母から絵本が届いた。絵本に添え書きしてあった。いつになったら顔を見れるんだ。高杉兄の事故現場に、堂上と署長が花を添える。椎名署長「これまで来たことはない、死んだことを認めてしまう、でも、違った、見届けなければならないのは、死んだことではない、どう生きたかだ」。CM。
河原で椎名は高杉に「やっと見つけました」と袋を渡す。犬のぬいぐるみがあった。これは兄が約束した、犬のぬいぐるみだった。耳を押すと、「メリークリスマス、巴、メリークリスマス」。高杉はこれを知り合いの職人に頼んでいた。反対の道を走っていたのはプレゼントのためだ。職人さんは、これを入り会いに預けて、最後に熱海に帰りました。しかし、兄は取りに来ませんでした。受取人が死んだことを知らないないまま、これは職人に戻りました。「巴、メリクリスマス」を何度も聞く。高杉巴「ケーキが早く食べたくて、早く帰って来てと言った、わたしのせい・・」と泣く。椎名「違います、死んだのではなく、おにいちゃんは生きたのです」。方面本部長に副署長が、報告する。情報漏れは事実無根だ、と胸を張る。イブの夜、副署長を残して、取り締まりのビラくばりだ関川刑事の前で、元宮は彼氏に出会い、仲良く手を繋いでいった。関川刑事の妄想は悲しい。堂上光一刑事から椎名に、携帯がある。堂上「おれは知っているぞ、誰にもいわずに、椎名、お前は高杉の妹にプレゼントを贈っていたな」。おしまい。
今まで引っ張ってきた、高杉巴刑事の兄の話しです。16年も経って、解明されない大きな事件だと思ったら、意外にも小ネタでした。これならきちんと調べたら、すぐに分かったと思うのですが。副署長が、いつもは権力におべっかしているのが、今日は結構反発して主張しましたね。驚きです。人情もちょっと稀薄でした。堂上光一刑事(伊原剛士さん)、島野(高杉亘さん、いつものピッタリの演技です、いい人なのですね、爆)、来週は最終回です。



こちら本池上署4★★      9回 「孫と勝負師」  12月13日放送

椎名が家に帰ると、由美がおばあちゃんの敏江と喧嘩だ。家事は分担だが、夕食をどうするか。由美は友だちと外で食べたい。怒った敏江は食事を作らないと宣言する。世田谷の外国人窃盗団が池上署管内に入ってきたのだ、そして本庁から助っ人がやってくる。敏江がATMで口座を降ろしていると、暗証番号を110と言っている駄目駄目ですよ。敏江の帰りにグループで、小銭を落としたので、拾うのを手伝う。シェイシェイとお礼を言う。しかし拾った所を仲間が財布を抜き取る。しかし、ばあちゃんの財布にはチェーンがついている上に、抵抗して噛んだ。タイトル。
そこに本庁から、シェイシェイと言った男の似顔絵を作った中井(野波麻帆さん)がやって来た。水木はちょっと嬉しそうで、心当たりもあるようだ。内海の所を回る。内海は最近は沈黙があっても平気で、のんびりと話が出来るようになったのだ。水木は内海に似顔絵を見せる。高根だった。近頃は来ていないようだ。椎名の所で、中井が夕食に呼ばれる。鍋だ。そこに由美が帰ってくるが、食事してきたのだ。反抗期ですなんて、言っている。由美は「どんぐり」がどっちの手にあるか聞く。夜の町で、内海は香田光と会う。高根と一緒かと聞く。光は「自由だ」、内海「やりたくてやっているのではないだろう」。光は右手に包帯をしていた。おじいさんは凄腕の香田周作だった。前島は勝負師として覚えていた。水木が会いに行くと、周作はお勤めを終えて、足を洗ったし、孫の事は知らない、と答えた。周作に水木と関川の尾行が付く。何と、周作が行ったのはおばあさんの敏江の料理教室だ。署では、高杉も先輩の中井を見て「光が見えてきた」と元気に言う。丸山「池上署はまっくら?」と怒り出す。そこに内海の保護司の向井先生が、池上署にきて、昔の仲間をチクッタので、心の負担になっているのだ。気を使って下さいとお願いする。連携は重要ですね。椎名も内海の家まで見に来る。花壇の手入れをしていた、内海は光も手先が器用で悪が似合わない、草いじりが好きだ、と言う。椎名「思いの分だけ強い友情が生まれる、花も同じで、咲いたときは嬉しい、君が一緒に咲かせたい花があるのなら、裏切りではありません」。CM。
水木と関川は周作の家を訪れる。勝負師としてサイコロを見事にぞろ目出だす。孫から連絡が会ったら、知らせてくれるように言うが、幸作はサイコロで勝負だ。水木がサイコロを振って、丁半で勝負だ。丁で周作の勝ちだ、偶数ばかりのサイコロに変えたのだ。今度は水木と高杉が訪ねる。高杉は周作が茄子料理を作っているので盛り上がる。今度は石の入っているコップはどれだ、の勝負だ。高杉は失敗する。水木は全てのコップに石がないことを証明するが、周作は「お前は勝負を捨てた、勝負は不成立だ、生きる世界のルールが違うだけだ」、と言う。香田周作に椎名が会う。協力を願う、孫がグループで路上窃盗をしている、被害者は一人暮らしの老人です、と告げる。周作は「俺は勝負師だ、今は足を洗った、それで孫を育てって来たのだ、あんたの仕事は悪いことをしたものを捕まえる、俺の仕事は勝負して勝つことだ、俺に力を貸せというなら、勝負に勝つことだ、負ければ潔く認める、勝負師としての俺のプライドだ」。ちょっと論理のすり替えです、池上署にしては無理な展開です。CM。
居酒屋で水木は元気がない、水木「勝負に負けてない、イカサマを見つけたら勝負なしだって」。副署長はイカサマもルールだ、丸山も賛同する。相馬は俺たちの規則を押しつけるだけでは駄目だ。周作のルールで勝つしかないと副署長は言う。水木が帰ると、中井がやってくる。副署長に呼び出されたのだ。そこに副署長からメールで「若き日の 恋も屁理屈 ごゆっくり」。水木はみぞれ鍋を食べたいという。中井「私の田舎に遊びに行きたいってこと? 呼んで上げても良いけど」。水木は中井の手を握り、水木「良い仕事している手だ」と褒め言葉か。中井はドングリを拾い、由美に教えて貰った「どちらの手か」聞く。それで、次の日に水木は周作に勝負に挑む。水木「どれかに石は入っているね」と確かめて、右と左のコップを取って石が入っていないことを証明する。水木「真ん中に入っていますね」。周作は怒るが、高杉は周作が食べない茄子を買っていることを見つける。高杉「孫から連絡が会ったのですね」。周作は自分の負けを認めて、孫から連絡があったら、知らせて、自首するようにする、と約束する。高杉は同行するというが、水木は約束しただけで帰ってしまう。高杉は署に帰り、前島に被害が起こらないように努力した、大変苦労したのだから、有力な接触者を同行させるべきだったと、猛烈に抗議する。聞いていた篠田は「お前は、一度も嘘を付いたことがないのか、傷つけたことはないのか、人は、そうしょうとしなくても嘘をつき、傷つける、何故か分かるか」と聞く。椎名「弱いからだ、嘘を付く、私もそうです」。篠田「自分だけ正しいと思うな、弱い者を追いつめるな、水木は彼らのルールで救おうとしている。その先に本当の更正がないからだ、間違ったと自分を認める気にならないからだ、検挙だけを仕事と思うな」。高杉は理解して礼をして、出ていく。水木と関川は張り込んでいるが、周作はこっそり抜け出す。CM。
周作は盛り場で光と会う。光は周作に友だちの所を教えたんだ。周作「自首しよう、警察が捜している、隠れても駄目だ、自分から言うのだ」。そこに仲間がやってくる。そして、チクッタと光を殴りにかかる。そこに仲間が逃げてやってくる。周作が一人を必死で捕まえるが、反対にスパナで殴られ倒れてしまう。光は周作を助ける、光の好きな茄子の煮物を持って来ていたのだ。仲間は警官たちに検挙される。周作は意識を失い、病院に運ばれる。病院で、椎名が周作に会う、意識が戻ってきた。周作「俺は勝負師だ、勝ったりり負けたりした、あんな勝負は初めてだ、最後には出し抜いた、待ってくれといったら、待ってくれた、こんな負け方もあるんだと思った、こんな風に光にも負けてやるんだった、光は小さいときに、娘が置いていった、今は行方知れず、それが、じっちゃん、じっちゃんで離れない、賭け事も俺が連れて行った、そのうち悪さを覚えた、俺は褒めた、金もない、学もない、悪い事しても褒めた、褒められたことがなかったんだ、みんな俺のせいだ、まともに戻れるように、俺のことは忘れて、一人でもちゃんと生きれるようにお願いします」。隣の部屋で聞いていた光は、周作に「煮物食べ損ねた、戻ったら食べれるか」。周作「お勤め終わったら、俺はくたばっているよ」。光「それでも食べるから、ひったくり、俺がやりました」と椎名に自首する。涙する周作だ。路上窃盗事件は全て逮捕した。高杉も水木の「お疲れ様でした」と挨拶する。椎名の家では寝坊だ。由美が朝食を作った、「外飯は飽きた」。椎名と由美は敏江にお願いします。おしまい。
何だか、周作と光の関係が、普通で新鮮みがなかった。泣き所もなかった。由美のドングリがどちらの手、これが中井に伝わり、最後に水木に伝わった。
野波さん、大奥からゲストで池上署に戻ってきました。おじさんもちょっと嬉しいです。でもちょっと勝負師の論理が共感できませんでした。自首させるというやり方も疑問が残った。今回脚本が宮村優子さんでしたが、残念でした。評価ダウンとします。人情だけでは共感できませんね。 香田周作:神山繁さん、中井刑事:野波麻帆さん、 内海陽介:宮崎 将さん  香田光:塩沢英真さん、脚本:宮村優子 プロヂデューサー:森下和清  演出:大久保智己



こちら本池上署4★★★★      8回 「小学校荒らし」  12月6日放送

署長の家では由美の彼氏が泊まりに来る。椎名はたじろぐが、女友だちだった。そこにヨン様ではなくミョン様の韓国ドラマ、由美の彼氏はテレビのミョン様だった。笑い。学校で窓ガラスが大量に割られる。子供達も驚いている。そして、壁に落書きマークが残っている。タギングというらしい。水木は子供達に聞くが、昨日まではなかった。盗まれた物はないが、水木は器物損壊で悪質な犯罪だと言い切る。署長は子供達が心配だ、小学校に恨みだとすれば、子供に危害が及ぶ。生活安全課の協力を指示する。タイトル。
学校ではガラス屋さんが来て、がはめられる。子供は集団登下校だ。相馬は偽装も考えるべきだというが、水木は完全に否定する。青柳副署長がやって来て、堂上の身体の調子を聞く。実は小山田の訪問で、聞かれ答えられずにいて、管理職失格だと言われたのだ。青柳は前島に「堂上は何ヶ月と聞くが、33歳と・・」でボケル。青柳「君は管理職失格だな」。笑い。その堂上は高杉と学校周辺を見廻り、一人でいる少年高倉翼君に聞く。翼「なんで帰らないといけないの、だって・・別に」。堂上「翼君が大好きな学校を守るわ」。椎名署長は冷蔵庫からジュースを取り出すが、yumiのマークが付いている。由美はタギングと言うことを教える。仲間や個人の名前みたいものだ。若者の部屋で、スプレー缶をもちながら、ボードを持っている。そこには学校と同じマークがあった。犯人なのですね。水木が回ると、閉店したオモチャ屋のシャターにも同じマークがあった。そして、ガラス屋も、もうじき閉店するらしい。千葉は学校の恨みを持つ物から、卒業生を調べようと思うが、3000人いるそうだ。困難を極めている。前島はタギングから調べようと指示する。若者に聞き込みするが、反応は薄い。篠田も常習犯に聞くが知らない、新入りのようだ。水木はやはり学校への恨みを第一に考えている。夜の飲み屋の味里で、青柳と前島だ。青柳は悪酔いだ、出世がなんだ、身体が大事だ、と滅裂だ。前島は適当に相づちだ。夜にまた小学校の少しだが窓ガラスが割られる。池上署では、全員に署長から、犯人検挙するように指示が出る。CM。
堂上は翼君に会う。友だちと塾に行くのだという。関川は夜の学校にも巡回する。水木たちも学校近くで塾帰りの小学生に聞く。もちろん、知らない。大きい子は桑原君ですね。次は3軒の家がやられる、小学校に通っている子がいた。被害の子供の写真を見ると、塾帰りの子供だちだった。警察の推測は、犯人を目撃したので、犯人から脅されtのかも知れない。警察に呼ばれるが、言わない。水木と篠田が被害の家に行くと、高倉ガラス店が修理に来ていた。これまで、すべてこの見せたし、閉店近いといっていましたね。署長の椎名に電話がある、泊まるはずの孝子の母から、お泊まりは中止だ。由美は孝子のオールナイトのコンサートのためのアリバイ作りだ。椎名は由美に「何かあったらどうする本当の友情なら、そんな無責任なことは出来ない」と諭す。署では、その小学校の先生に対する恨みで、丸山の覚えがあり、ひったくりを通報した先生を覚えていた。白石だった、2ヶ月前に出所して実家に戻っている。水木と篠田は、道で職務質問する。紙袋にスプレー缶があった。今日の篠田さんは強いぞ。捕まえた。白石はタギングは俺だという、しかし、窓ガラスは割っていない、真似をしたと白を見る。2度、3度目の夜のアリバイは完全だった。捜査は振り出しに戻った。署長は部屋で、事件の写真を見直している。CM。
水木は高倉ガラス店に注目する。最後に荒稼ぎしようとしていると推測する。堂上は高倉翼君を思い出す。近所でも噂になる。署でも、高倉が犯人ではないかと有力になる。相馬の偽装説が有力となる。翼の家では、父が「転校する事になって、すまない、酷い奴がいるな、ガラスは人のために働いている、光を通し、風や雨から守ってくれる、平気で悪なんて、犯人の気が知れない」と言う。いい人だ。椎名は「答えは、子供達にある、子供達の友情だ」。3人の子供達が呼ばれる、堂上が対応する「翼君とは仲が良いのだよね、転校することは知っているよね」。水木「転校して欲しくないよな、友だちだもの」。堂上「その翼君が、今困ったことになっている」。水木「ガラスが割れて、翼君の仕事が増えたんだ」。子供「いいじゃん」。堂上「そのせいで、翼君のお父さんが犯人じゃないかと疑われている」。子供は顔を見合わせる。堂上「翼君のために、本当の事を教えてくれないかな、家のガラスを割ったのは君たちがやったんじゃないの、2回目の学校のガラスも君たちじゃないの」。水木「翼君のお父さんの仕事が増えたら、転校しなくていいと思ったんじゃないか」。椎名署長が来て、「ちょっと出かけましょうか」と誘う。CM。
椎名は子供達を連れて、翼の父の店に行く。椎名「大事なガラスが割れてるの、翼君はどう思うかな」。堂上「翼君は少しでも君たちといたかった、それがガラスが割れて、学校が休みになって、悲しんでいた」。そこに翼が来て、「お父さんは犯人じゃない」と泣く。椎名「友だちを泣かしたのは誰ですか、君たちの浅はかな行動が、友だちを苦しめている、例え、それが友だちのためだと思ってやったとしても、それは友情でも何でもない」。3人は泣く、そして翼に「ごめんな、翼に転校して欲しくなかったんだ、迷惑かけるつもりはなかったんだ」。皆泣きながら翼君に謝る。おじさんも貰い泣きだよ。翼も友だちの名を呼びながら泣く。最初のは違う、見たのだ。おにいちゃんを見たのだ。そして次の日、翼のお父さんがお仕事していた。だから、こういう事件がたくさん起これば、転校しなくてすめばいい、そして犯人を見たことも黙っていたのだ。おにいちゃんは白石だった。逮捕された。堂上は椎名に何故子供の反抗と分かったのか聞く。椎名「最初とその後ではあまりにもスケールが違う、何枚割っても平気な大人に対して、子供は数枚のガラスを割る事が大事件で、精一杯なのです」。堂上「彼らはどうなるのかしら」。椎名「学校でも、家庭でもたっぷり絞られたから、苦い経験になったはずです」。青柳が署長室に入り、デスクワークに専念するように言うが、椎名は命を宿す立場でこれからもやってくれと頼む。相場は始末書を提出しないので、剣道場の拭き掃除だ、水木がきて、色々の面から捜査すべきだと自分で反省して、拭き掃除を手伝う。高倉ガラス店は閉店した。翼は友だちとお別れだ。父の車に乗って行く。友だちは走って見送る。元気だ。千葉は泣き、椎名「子供達がのびのび安心して生活できる町を、子供達が余計なことを心配しないで良い社会を、我々大人は作る義務がある」。椎名家でも由美の友だちの孝子は母に詫びて許してもらった。由美「彼氏を連れてきても優しいお父さんでいてね」。笑い。翼から、3人に手紙が来る。それを水木たちに見せる、笑顔だ。
子供に対する犯罪が多いご時世に、なかなか、良質のドラマを見た気がする。どうしても犯人捜しになると、子供達や、高倉ガラス店の親子、もちろん、最初に白石がタギングも見せていたので、これらが絡むとは思いました。それが丁寧に作られていました。ガラス屋が犯人じゃ、あんまりだし、白石だけでは浅いドラマだ。それが上手く、翼と友だちの友情ということで、ドラマが出来ました。今週はしみじみしました。宮村さんの脚本と思ったが、福田卓郎さんでした。回によって、出来不出来があるような気がします。来週は野波さんの中井刑事が大奥から帰ってきます。楽しみです。脚本:福田卓郎さん、高倉真介:渡辺寛二さん、高倉翼君:立原勇武くん、竹下勇一君:桑原成吾くん、ミョン様:ミョン ジュ?


こちら本池上署4★★      7回 「消えた被害者」  11月29日放送

母の敏江は10個の鍋を買ったのだ。由美も怒り出すが、自分の金で買いたい物を買ったのだ。丸山も同居している父が5万円の消火器を買わされたのだ。詐欺を認めようとはしないのだ。前島「丸山と一緒に住んでくれるのは、この世でお父さんだけだ」。笑い。自動車がスピードを出して走る。そして中年者とぶつかる、それをマンションから偶然に目撃した少年が降りてくると跡形もない。病院にも行っていない、タイヤの跡だけで、遺留品はない。ひき逃げに会った水木は燃えている。聞き込みを丹念に始める。目撃者がでた、赤いスタジャンの若い男だ。加害者との関係ははっきりしない。水木は複数犯の説を考える。池上署は全員で捜査を始める。椎名は現場で考え直していた。タイトル。
はっきりしない似顔絵で聞き込む。丸山も高杉も聞き込む。高杉の靴が2ヶ月で減った。しかし、それだけが捜査している印だ。そんな時に、丸山の父(今福正雄さん)が道に迷って、怪我をして、池上署に連れてこられる。丸山は急いで変える。加害車両の購入者リストが山積みされた。分担して見ていくのだ。堂上は丸山に家で料理の世話をするという。丸山も事件解決までお願いする。署員はいつもの飲み屋で飲んでいる。水木は丸山の父親に対する態度が冷たいと言う。副署長の話し、「竹の秋」の季語は春だ、竹は春に葉を落とす、それでタケノコが生えてくるのだ。これが親が身を犠牲にして子を育てるのだ。椎名家では、由美が走る。椎名と一緒だと管轄しか走れない。そこで椎名は管轄外も調べる事を思いつく。署で管轄外の病院を調べるように指示すると、自損事故があった。椎名は早速、入院している宮内を見舞う。宮内「完全看護でです、家族も私もせいせいしている、お帰り下さい」と言うだけだ。現場を見ると、見通しの良い場所だ。早速、宮内の車を調べる。篠田と水木が尋ねると、二人暮らしだ。宮内が加害者だとして、自損事故でカムフラージュしたと推理された。被害者は家の中だ、とも推測され緊張する。CM。
事故後宮内家は静かで、車は廃車になっていた。鑑識からの報告で、頭、腰、ふくらはぎにも怪我があり、被害者と一致している。宮内には息子が一人で、大学生だ。堂上は子供と一緒に丸山の家で夕食を作る。丸山父は昔気質で「申し訳ない、これきっりにして下さい、節子をよろしくお願いします」と言う。頑固でプライド高い父だ。椎名の母の鍋は自分と娘のタメだった。椎名は丸山に「近くで見ていると駄目だ、娘から知らされた」。水木と篠田は、宮内の家に行く、水木「近所から、事故以来、息子の剛は出ていない、大学を卒業予定で、就職も決まっている」。篠田「宮内が誰かを庇っているとしたら、竹の秋か」。夜に息子が出てきたので、張り込んでいた篠田が、事情聴取するが確証がない。篠田の読みではは真っ黒だ、証拠はないが。偶然父親をはねたのだ、しかし就職なので、証拠を隠滅したのだ。水木はもう十分だ。CM。
椎名は竹刀を振っている。水木が来たので、朝稽古をする。それを見つめる丸山だ。水木の方がへばっている。水木は徹夜明けなのだ。水木「分かっています、自分が甘いと言うことは・・」。椎名「親の愛だ、警察が介入するのではない」。丸山「思い出した、幼稚園の時、ボヤを出したことがある、怖くて誰にも言えなかった、ご飯も喉を通らなかった、父が気づいて、空き地で花火をしたのか、よく言ったと頭をなでられた、一緒に近所に謝らないといけないと手を繋がれて、回った、忘れていた」。椎名「忘れたのは、傷にならなかったからですね」。調べると、息子が赤いスタジャンで走り込むのを見た。水木が宮内の息子に、聞きに行く。水木「羨ましいよ、親父さんがいて、気持ちはよく分からない、俺のために一人で警察へ行こうと、俺なら苦しい、いつまでオヤジの影に隠れているのか、ずっと苦しいままだぞ」。息子はドアの中でしゃがみこんでいるが、開けた。事情を聞くため署に連れて行く。CM。
病院で椎名が訪ねて、椎名「入院は大変でしょう、剛君も身体が弱かったのですね」。宮内「何度も入院しました、手術して元気になりました、一人で看病をした」。椎名「心臓なら大変ですね」。宮内「学校の近くに引っ越しました、でも運動会などは歓声で大変でした、終わってからグラウンドに連れて行きました、剛は靴を汚していました、真っ白なまま履き替えるのは辛かった、この子を守るのは私しかいない」。椎名「剛君は大人です」。宮内「まだ子供です」。椎名「お父さんが守っているからです」。病室の外で丸山は剛に「親は歳を取る、子供が親を守ってやらなきゃ」。剛の事故当日、内定の祝いで、酒を飲んで走った。そしてはねたら、父親だった。そして、父が運転して、剛は降りて走ったのだ。剛「僕に出来るんですか」。起きあがろうとする宮内に、剛「僕が責任を取る」。椎名「親には取れない責任もある、過ちを過ちと認めることも親です、失敗をなしにすれば、自分で立ち上がるチャンスもなくなるのですよ」。剛「自分のしたことは自分で始末を付ける、ごめん、心配掛けて」。宮内「馬鹿野郎」。剛は皆に阿山を下げて謝る。終わって高杉「色んな親子がいるのですね、自分が何故ここにいるか分かってきた、親の気持ち、自分の気持ち、兄気持ち」。丸山は消火器の被害届けを出した。剛は親子とも反省しているので、免許取り消しだが、起訴されないことになった。椎名の所に剛から手紙が来て「内定は駄目になったが、自分の力でやっていく」。椎名の句「いつの間に、背丈越されて、竹の春」。署では敏江の指導で料理教室が開かれる。由美も手伝い、そこに丸山の父も来る。おしまい。
親子でのひき逃げという意外な穴を見つけてドラマにしました。ちょっとビックリしましたが、途中でネタはわかりました。親子の情愛でドラマを見せてくれました。その道理は、古くからの一般的な倫理的なテーマで、解決もそのままでした。このドラマはこれでいいのですが、やはり宮村優子さんの脚本とは違いますね。ゲストは、丸山辰雄:今福正雄   宮内:赤塚真人  宮内剛:大地泰仁   脚本:吉田弥生、 演出:川田理、 プロデュース:森下和清



こちら本池上署4★★  6話 「幻のエース」  11月22日放送

11月15日七五三の話題で椎名家は盛り上がる。一転ホームレスのところに若者が棒で襲う、しかし、若者の手に石が正確に飛んでくる。少年は手に怪我をした。朝、河原で草野球しているが、そこにホームレスの男が来て、剛速球で三振を取り続ける。それを篠田刑事は見ている。その話で池上署では盛り上がる。椎名署長は篠田に調査を頼んでいたのだ。関川刑事と千葉刑事は調べに行く。関川刑事が投げても届かない。帰ってくると関川は湿布だ。実は甲子園に行った捕手だったが、補欠の補欠だ。元宮が絡むシーンだ。署長は軽微な事件とは思えない、間違って頭でも当たると重大な事件だと言って自分が指揮するつもりだ。そこに堂上麻衣子が診察の結果の報告にくる。署長は触らせて貰い、命の大切さを強調する。篠田刑事と高杉が、また調べに行く。そこにあの剛速球男がいた。缶ビールで話しかける、「この前見た、いい球だ」。男「ホームレスの仲間にはまだなっていない、野球はオヤジに教えられた、一生懸命働いたが報われずに死んだ、俺が野球選手になることを夢見ていた」。男は簡易宿泊所にいた。ビル清掃会社をやめさせられた、沢田という名前だった。沢田は若い頃の話しはしたがらないので不明だ。タイトル。
関川は昔の写真を持ってきた。しかし関川の体型は一緒だ、しかし意外にもいや都合良く、関川の横には沢田が写っていた。沢田は真面目で一生懸命な男で、男は厳しいがいいオヤジだった。プロからの誘いもあった。父親はプロを勧めたが、安定を求めた社会人野球に入った。その父は、ホームレスの男にそっくりだった。会社が不景気で社会人野球をやめた、沢田はプロを目指したが、30歳で駄目だった。関川は沢田は決してそんな男ではないと言う。椎名は関川に、この事件を任せる。いつも飲み屋で、青柳は青春を語る。「青い春 見上げてみれば 鰯雲」、春なのに、鰯雲は秋が季語だ、板前さんに矛盾を指摘される。いつまでも青春だと思っていたら秋になった。元宮も新聞で調べ始める。関川は簡易宿泊所を訪ねていた。CM。
関川は沢田と会う。ボールを投げる、ノーコンだと言われる。沢田の球はストライクだった。昔の懐かしい話をする。沢田は関川が刑事だと知っている。二人でキャッチボールをする。それから、話をする。遠慮する関川は促されて、少年に石を投げた者がいると話し出す。沢田はずばっと聞いてこい、俺は疑われているのだろうと問いつめる。関川「絶対お前ではない、そんな男じゃない」。そして飲み物を買いに行くと沢田はいなくなっていた。篠田は沢田の働いていた職場を聞き込む、沢田の仕事ぶりはいいのだが、借金取りが悪質でやめて貰ったのだ。沢田はサラ金に数百万の借金があったのだ。探しに行くようになった。元宮が沢田に関して調べた記事を持ってきた。調べると父親が詐欺にあったようだ。息子のプロになるために、詐欺にあったって借金をしたのだ。それを沢田は今も背負っているのだ。父が死んだのだから遺産相続を破棄すれば、借金は背負わなくてもいいと思うのだが、間違っているのかな。突然、所著の提案で、池上署で野球チームを作ることになった。揃いのユニホームを作った。石を投げられた少年3人も加わるようになった。署長「仕事をすれば汗もかくし、臭くなる」。嫌がる少年も入ることになる。署長は関川にも、やりませんか、やれば沢田もくるかもしれません。CM。
ホームレスの所に借金取りの暴力団がやってくる。前島「我々の仕事は砂漠で砂を見つけるようなものだ、ダイヤなら区別が付くが、砂では区別も付かない、大変な仕事だ」。笑いました、本当にそうかも知れません、国民、皆、犯罪者になる可能性があるので砂の中の砂を探す事になるのかも知れない。椎名家でも巨人の星が話題になる。椎名は星一徹にはなれない。だって大リーガー養成ギプスを由美に付けることは出来ませんね。署員は早朝に集合して、まずはランニングだ。女性陣も協力だ。沢田のユニフォームも出来ていた。青柳副署長は、監督だ。椎名署長は、ホームレスの男性を紹介して、少年に謝らせる。そして沢田、「お前も謝って野球をしょう」と大きな声を掛ける。聞いていた沢田は困っていたが出ることは出来ない。青柳のノックを関川が泥まみれで受けている。落としてばかりだが、一生懸命だ。暴投した球を見つけて、沢田が出ようとすると、ホームレスの所に暴力団の取立屋がやってきて、傷ついていると知らせにきたのだ。沢田は駆けつけ、今日中に金を作るというので許して貰った。その後、ホームレスは関川に報告に来る。そして、以前、沢田が郵便局でも襲うと言っていたことを思い出す。椎名署長は郵便局に警戒するように手配する。ここらの展開はゆるゆるだよ、ヒネリもない。CM。
沢田は「俺を助けてくれと」呟きながら、郵便局に入ろうとする。ボールを落として、ナイフを手にした。そこにユンフォームのまま署長と関川が来ていた。事件h起きてしまった、逃げる沢田は郵便局員にマークボールを投げられるが当たらない。署長から渡された関川が投げる、見事な剛速球で、沢田に当たる。沢田「ストライク、やっと投げたな」。そして、関川は沢田を逮捕する。沢田「有り難う、これで楽になった」。関川「お前何やってんだよ」。元宮がデジカメを向けるが撮れなかった。沢田は「少年に謝りたかった」。関川「またキャッチボールしような」。まあ、まあゆるゆるですが、プチ感動です。関川は反省している、自分は止められたはずなのに。篠田「人間に出来ることは信じることだ」。椎名署長は明日も集まりましょう。郵便局やコンビニも参加してもらい、マークボールの練習をしよう。元宮もきて、取材したいと言う。そして元宮は関川に教えて欲しいと言う。朝に署長のマークボールは11球目にやっと当たった。めでたしめでたしだ。椎名家では由美がコーチになると言う。ラッビットジャンプ(うさぎとび)だという。おしまい。
まあ、ゆるゆるでした。さすがにちょっと酷すぎます。先週とは細かい設定や描き方で、こうも違うものだろうか。★2つは仕方ないですね。金山さんがちょっと懐かしかった。池上署定番の恋愛モードは関川と元宮ですか、笑えます。ゲスト:沢田章二:金山一彦 新居康晶:山本龍二 脚本:中島淳彦



こちら本池上署4★★★★    5回   「絶対音感の女」   11月15日

11月3日、ゴミ箱にプリペイ式の携帯が捨てられる、出て行った家に近づき耳を付ける。演奏会場に高杉、千葉、相馬は張り付いている。結婚詐欺が事件だ。千葉は若い男とぶつかる。千葉は男の後ろ姿に大声で呼び止めるが、振り返らない。中年女性が声を掛ける。その女が結婚詐欺の女だった。取り逃がしてしまった。署に帰り、前島に怒られる。篠田にはいい刑事と思われたいから、見た目を気にしているから一人前になれない。千葉は泣き虫で泣き出した。水木達の空き巣事件だ。若い女から、身内が事故に会ったと看護婦を装ってかかかり、家を空けたときにピッキングで入るのだ。現金しかとらない、指紋は残さない。過去の事件の検索で、藤田まどかが上がる。任意で事情聴取をする。アリバイは池上コミニュニティセンターおコンサートだった。しかしラジオで生放送されていた。昨日は第3楽章でテェロがミスした。目撃者が現れる。手話だ。相馬が対応する。杉原が彼女は泥棒じゃない、証拠がある、音楽のコンサートに行ったとチケットを見せる。。椎名家では由美はオンチだと父からいわれ、やけ食いだ。加護チャンは可愛いですね、でも太りすぐには注意してね。タイトル。
杉原は福引きで当てたので、彼女を誘ったのだ。千葉刑事がきて、コンサートホールで彼にぶつかったと証言する。関川刑事はコンサートのテェロ奏者に聞くと、本当にミスしていた、ラジオでは分からないと答える。署長は先入観をまたないようにしているがと謝罪する。杉原の証言を信じたのだ。堂上と高杉が職質も難しさを語る。よく似た女性がいたので職質すると、首に黒子がなく、間違いだった。篠田は孫の名前を考えている。丸山はアパートを変えた。相馬は藤田をもう一度調べたい、千葉が泣かないからだ。署長は任せる。翌日、仕事に行く路、休むようにいわれる。藤田は怒って辞めるよと言う。杉原が追いかける。藤田は杉原に私は来なかったと言えばいいと怒る。杉原はタンポポカルテットのCDを渡すが、投げ捨てる。相馬は千葉に本当のことにしか反応しないと指摘する。杉原に相馬はもう一度聞く。相馬「彼女の信じる心を信じる」。店の主人は藤田の忘れ物を預ける。CM。
署長は藤田に道で会って話す。藤田は今度はオーケストラでラジオ中継のもののパンフレットを見ていた千葉は藤田に話す。手話の本を預かったのだ。千葉は由美のところで手話と絵を褒められる。千葉はホテルの息子だが、上に3人の姉がいて、勉強も仕事ぶりもかなわなかったのだ。署長はでも、警官として優秀だと褒める。杉原の家の近くを結婚詐欺の似顔絵に似た女性が警官に連れられ、事情聴取を受ける。堂上と高杉は、保険外交員という女が首にスカーフをしている、決め手がない。篠田がきて、名前を聞く「瞳」と言う名前だが、これは昭和51年に初めて人名に認められたのだ。それ以前はない名前だ。そこで首を見ると黒子があった。女でいつもの女将の店で飲んでいると、女将は何でも知っていて、丸山は父親を引き取ったのだ。そして、篠田の仕事ぶりを褒める高杉に、女将は刑事にとて大事なのは引き出しだ、と言うのだ。なんたる含蓄の言葉だ、これは刑事ばかりではない、どんな仕事の誰でも引き出しが多いかが、幅と深さを表すことになる。自分も思わず引き出しの多い人に会うと嬉しくなる。そして引き出しを増やそうとドラマを見ているのだ、言い訳ですかね、爆。11月8日、またクラッシクコンサートが行われる。杉原が警察に来る。千葉はえで杉原と話す。千葉、僕がぶつかったとき、君は一人だ。CDを持っていた。それは来なかった彼女のためだ。僕は分からないが、君は藤田さんが大切な人だから、そうしたのだろう。僕もそうする。藤田はプリペイ携帯で、「池上病院ですが、ご主人が事故を起こしました」と電話して、終わったら捨てている。CM。
藤田は玄関に耳をあてる、そして鍵を開けようとするところに、関川が聴取する。署長は耳紋を採取したという。これまでも皆違うのです耳紋があった。署長「足音で刑事が分かるのだ演奏のミスも分かる、耳が良いのですね、素晴らしい能力ですね」。藤田「誰も信じてくれなかった、小さいときに遠くの音が聞こえるといったら嘘付くな、ピアノの音が狂っているといったら、習ったことないのに分かるはずないといわれたのだ、誰も気づかなかった、でもあなたは犯罪に利用した」。杉原も嘘だったと言ったのだ。署長「杉原は翌日警察に呼び出されたあなたをみて庇った」。藤田「卑怯だ」。水木「お前があいつの気持ちを踏みにじった」。藤田「どちらがだ、最初から私を疑っていた」。署長「信じてたんです、杉原いってました、今まで女の子に振られたけど、でも自分を振るために手話を覚えてくれたのはあなたが初めてだった」。水木「振るためですか、律儀ですね」。藤田「あいつの言葉で言わないと悪いかと思って」。署長「いえ、素敵です、杉原さんも益々好きになった、あなたを許してやって、本当の事を話す事になったのも、あなたに本当の姿を取り戻して欲しかったからだ、わざわざ嫌いと伝えるために手話を覚える、そんな不器用でまっすぐなあなたを」。藤田「馬鹿じゃないの」と泣く。署長の携帯が鳴る。杉原からのメールテレビ電話だ。手話でズート待ってる。署長「お言い言葉ですね」。おっと、ビックリだ、こんなことが出来る時代になったのだ。携帯なら話せないはずなのに、テレビ電話なら手話で伝えられる。凄い手を考えましたね。窃盗の現金は手が付けられていなかった。一緒に遊ぶ友だちも居なかった。これからは待っている人がいるのだ。良かったね。青柳副署長は小山田部長から呼び出される。高杉の兄は警察官だ。高杉は兄の死の前後の経緯を知りたがっている。そして帰宅途中に交通事故で死んだ、これだけ覚えて欲しい。これ以上の事実はない。なんじゃ、わざとらしい。訳あるに決まっているよ、それが後半大きなネタになるのですね。最後は手話のネタで、見事に池上署風にまとめました。めでたしめでたしでした。
今週は千葉刑事の回かな。結婚詐欺と空き巣事件と音感だ。手話もうまく話題になっている。今週はうまくすべてのネタが絡んで作ってあると思ったら、脚本は宮村優子さんだった。人情ものになるとさすがですね。★4つにしよう。でも、雑誌記者の中澤さんを使うのは大変ですね、今回は関川と絡ませたワンシーンだけでした。なくてもいいのにと思うのは自分だけかな、ゲスト:藤田まどか(安藤希さん)、杉原勇(金井勇太さん)でした。安藤さんは目力がありました。鋭く印象にのこりました。金井くんは、イケメン系の役者さんですか。



こちら本池上署4★★★    4回  「信じるこころ」     11月7日

内海は自動車整備工場で働いている。そこに水木がやってくる。車が好きで頑張っている。署長はジョギングだ、ゴミは混乱している。町内会長は副署長と相談して、防犯カメラを設置する。町内会旅行はなしだ。由美の朝食だ、味噌汁の具はサラミだ。独特の味覚ですね、旨いかもしれない。丸山は内海が保護司の面談をさぼっていることを報告する。そこにレンタル店で事務所荒らしだ。タイトル。
店内の防犯カメラには写っていない。金庫は80万円で100kg以上をそのまま取られている。特殊な道具がいる。水木と相馬が担当になる。聞き込みを始める。今度は工務店がやられた。不審者は分からない。近所付き合いがないからだ。町内会長が早速防犯カメラでゴミを捨てっている犯人が見つかった。堂上がビデオを見ている。相馬は商店街の入り口の防犯カメラを見たいという。内海が写っていた。中をうかがって後ろに回った。未成年なので、生活安全課かた高杉が手伝う。相馬と水上で内海が犯人かで論争になる。内海に聴取する。内海は「誰も見ていない、車を見ていた、面白いチュンナップしてあったからだ、車の持ち主がいるか見た」。水木「エンジンクレーンは何キロ持ち上げられる」。内海「150kg持ち上げられる」。相馬から水木がエンジンクレーンを隠していたので、刑事失格だと言われる。陽介の母親が警察に来る、「今一生懸命やっている、保護司との面談をさぼって、昔の仲間ともつきあい始めた」。水木「世間が冷たいから、仲間が暖かく見える」。高杉も「分かる、自分はやんちゃしていた、でも見守る人がいた」。署長は母に内海は協力して貰った、警察は迷惑をかけられるのが仕事だと説明した。相馬は内海が見た車がチューンアップしているか見て貰う。しかしエンジンは改造された跡はなかったと言う。また事務所荒らしがあった。内海の働く工場で事務所で金庫毎やられた。内海の保護司の向井先生まで来た。最近友達のことは話してくれなかったと落ち込んでいる。面談に来ないのねと、保護司は裏切られてばかりだ。篠田は警察も一緒だ。女将の店では、商店会会長が防犯カメラに写っていたと言う。カメラが気になると、商店街も言う。プライバシーの侵害だ。水木が高杉と内海の職場を訪ねると、昔の仲間が大型バイクできて、「騙されるなよ、内海の真面目な芝居に」という。CM.
仲間は「一緒に事務所をやらないかと誘われたが、ヤバイので断った」と言った。池上署の多くの意見は内海を参考人として事情聴取する。水木を信じている篠田は防犯テープを調べる。堂上は水木を内海の事件捜査から、外すように助言する。しかし署長は「水木が望んでいるのか、外しても放り出さないだろう、内海のために何かしたいのでしょう、久しぶりに明日現場に出てみませんか」。内海は何も言わなかった。水木が送っていく。内海は水木に「あんたまで疑っていたんだってな」。そこに昔の仲間がやって来て連れて帰る。高杉は水木に「どんな悪でも本気で心配してくれ人がいれば大丈夫だ、内海には水木がいる、更正していないはずない」。水木は保護司さんに会いに行く。水木「俺はボロボロです」。向井先生「内海君は幸せね、あなたがいて、人生経験じゃ、パソコンや、携帯メールは使えない、音楽も流行の言葉もついて行けない、今の保護司は年寄りばかり、保護司は本当は若くないと。水木「報酬が一切ない、忙しい仕事を持っていると保護司にはなれない」。向井「悪循環が今の少年保護の限界なのよ、相談したいのはこっち、いつもやめたいと思う」。水木「先生はやめませんよね」。向井「気が付くと子供のことを考えている、何かしてあげられないかって、あなた格好良かったわよ、裏切られたとは思わないといっていたあなた」。篠田はテープ全部見たが、犯人は写っていない。つまり防犯カメラを全部知っているプロの仕事だ。心当たりは一人だけだ。そいつの手口なら重い金庫も一人で持って行ける。CM。
署長と堂上は町を巡回にいく。内海と仲間に署長「商店街の並木にゴミを置く、防犯カメラでゴミを捨てているのが写っている、今日は注意だけです、うるさいので外に出ましょう」。仲間に堂上「内海君から事務所あらしに付き合わないか誘われたと言ったね」。仲間「信じたの、冗談だよ」。堂上「この子達はあなたをはめるために嘘を付いたの」。仲間「マジになるな、お前、俺たちとポリとどちらを信じるのか」。署長「信じる良い言葉ですね、でも信じるって何ですか」。堂上「信じるは相手のために何をするかだ。あなた彼のために何かしたの、あなたは自分たちばかりじゃない」。仲間は「だるいは、この人達、陽介、愛してるよ」で去っていく。堂上「あの子は友達ではない」。陽介「知っているよ、でもひとりぼっちだ」。署長「そうでしょうか、もう一度廻りを見てください」。家に行くと水木が来ていた。陽介は反発する。陽介「何でかまうのか」。水木「分からない、俺はお前に何も出来ないのか」。陽介「事務所荒らしはやっていない」。話は堂々巡りだ。水木「何で向井先生の面談に行っていないのだ」。内海「保護司の顔も覚えていない、行かないでも別に罰がない」。水木「罰がないと行かないのか」。陽介「だって面倒くさい、勉強がしたかった、そうせ、世間体を気にして心配しているポーズを取ってるだけだろう」。水木「俺もそうか、お母さんは、保護司も何をしているか知ってるか」。内海「知ってる、面談して報告書を出すだけだろう」。水木「だけ、未開先生の家で飯を食ったか、保証人になったのは、世間体を気にする人がお前を呼んで食事くわすか、世間体と気にする人が保証人になるか、一円も貰えないのに向き合っている、お前の仲間にそこまでしてくれる奴がいるか、おかあさんや向井先生や俺だけでは不足なのか、もう少し廻りも考えろ」。篠田と署長が「知らせなくていいのですか」。篠田「水木が成長していたとは、署に戻って逮捕した奴の取り調べを今夜中にやります」。CM。
次の朝、事務所荒らしを捕まえた。篠田の病院荒らしに気づいた。老人介護用の折りたたみ式リフトです。篠田のお手柄だと言うが、相馬や副署長からは水木のお手柄だという。内海の疑いは晴れた。タイヤに細工がしてあったのだ、先輩も気づかなかったので、内海も職場で認めて貰った。勉強して早く先輩を抜きたいと言う。しかし、その内海を見つめる男がいた。ちょっと気になる。防犯嘉間良が冤罪を生むところだった。犯人が言うには、近所付き合いのしっかりした町は盗みにくいのだ。人の目は計算できない。皆さんの眼力のほうが防犯カメラ選りすぐれている。防犯カメラでは十分とは言えない。もう一度、近所付き合いの町に戻そう。家に帰ると由実のロースチキンのチョコレートソースだ。娘を信じられないので、食べるが旨くないようだ。署長「信じるって、何だ」。若い者の味覚はおかしい。
今日は少年犯罪の現状を説明してくれた。保護司は無給だのですか、逃亡者の永井を思い出したよ。本当ならバイトか妻の働きで食っていたのですね。それなのにあんなひどい目に会って大変だ。一方向井先生が言ったように、少年犯罪に高齢者の保護司では足が遠のきますね。また防犯カメラの問題も時期を考えた良い話題でした。地域力が犯罪を防止するのですが、アメリカ的な流動した社会では防犯カメラになってしまう。そこは防犯カメラの有用性と限界を理解する必要があるのです。中味も濃い話でした。ゲスト保護司向井先生:草村礼子さん、内海の母:山口美也子さん、内海の勤務先社長:せんだみつおさん



こちら本池上署4★★★    3回 「子連れ泥棒」 11月1日 先週はお休みでした

塀を越えて泥棒が逃げる。貴金属は手をつけず、タンスの2.5万円のみだ。1週間で9件目だ、連続して起きている。池上署では夜間の特別警戒を行う。水木と高杉は巡回中に、「泥棒」の声で男を追いかけるが、踏切で見失う。そんな中で、公園のベンチに座る少年を見つける。「おとうさんを待っているのだ、4時間ほど」と答える。署に連れて行くことにする。タイトル。
少年は名前も教えてくれない。生活安全課の丸山は、届け出もなく、トラブルもないようだ。今晩は麻衣が連れて行くことにした。静かに座ってるだけだ。絵を麻衣の子のトモと一緒に描き出した。そして、大事な臍の緒を持っていた。大切な物で父から「おかあさんと思ってもっていろ」と言われたのだ。蓋には名前が書いてあった。子供は神崎悟で、父は神崎辰雄、母は泉だった。警察は病院へ調べた。母は医師の反対をおして出産したが、出産後10日で死んだのだ。父親は5年前に勤めていた会社が倒産して、以後行方不明だった。同僚から写真を借りてきた。悟は父親一人だけだった。篠田が窃盗の神崎か、と思い出す。窃盗で2度捕まえた。最後は4年前に捕まえたが、子供のためと言われて、逃げられたのだ。相馬が臍の緒の蓋の指紋を調べ、神崎辰雄と一致した。篠田が悟を預かりたいというが、椎名署長は考えさせてくれと答える。施設から連絡があったが、署長は篠田に少し預けたいと考えた。篠田はかみさんが外出していなかった。店屋物で夕食が終わった。篠田さん大丈夫かな、最近取り逃がしてばかりだ。少年は絵を描くことが好きなようだ。次の日署内でも書いている。達男の写真を持って、聞き込みをしている。空き巣事件もない。いないのではないかと思うが、篠田は真剣だ。雑誌記者の本宮が来た。篠田の料理の練習を見つけて、元宮は買って出るが、下手くそだ。笑い。麻衣は子供の智も一緒にしたいという。料理も麻衣が手助けをする。皆は篠田が情が移ることを心配している。常連の皆でで女将の店へ行く。高杉は「子供を利用して捕まえることも、子供で犯人を取り逃がした」ことを怒っている。篠田は丁度その時に娘が虫垂炎だったのです。それで、取り逃がした、刑事も人の子です。言われて、高杉は出て行ってしまう。CM。
智と悟は一緒に絵を描き、篠田が夕食を作るが焦げてしまった。そこに高杉がやってくる。料理を作るという。やはり、焦がしてしまった。大笑いだ。結局、皆でおにぎりで夕食になる。篠田と高杉は謝る。悟は皆で作るのもおいしいという。署長も惣菜を持ってやって来た。篠田は悟の描いた絵に手がかりがあると考える。新幹線と山の手線、高速が走る。でもモノレールかもしれない、浜松町を探し出す。一致する場所が見つかった。CM。
そこに辰雄がやって来た。近づく、篠田と池上署が取り囲む。辰雄「悟の人質にしているのか」。篠田「ふざけるな、神崎、潮時だ、こんな生活があの子のためにならない、一緒に来てくれるな」。大人しく逮捕される。署の前で手錠を外す。篠田「お前のためじゃない、悟君のためだ」。父と子は会って、抱き合う。「シュクリームを渡し、おとうさん、これから仕事で外国へ行く、会えなくなるが一人で頑張るのだ、良い子だ」とお互いに涙する人情ドラマの極致だね。辰雄「あそこは悟のお気にいるの場所だ、あそこに行けば悟に会えると思った」。篠田「悟君の事は心配するな、しっかり罪を償って、あの子を迎えに来い」。辰雄「篠田さん、どうして俺があの場所が分かったのですか」。篠田「4年前に、お前が俺に言ったことは本当なのだろう、お前が子供を見捨てるわけがない」。辰雄「ご迷惑をかけました、2度としません」。泣き崩れる辰雄だ。一件落着を祝うが、施設が明日引き取りに来る。しかし、篠田は悟を自分が引き取りたいという。署長は悟が決めると言う。悟が連れてこられ、篠田「おとうさんが来るまで、一緒に暮らさないか」と言う。しかし悟は意外にも「いやだ、おとうさんを捕まえた奴の世話になるもんか」。一同は愕然とする。悲しくも厳しい結論だ。CM。
翌日、「子を思う心に まさる子の心か」と副署長は言う。前島「逆でしょう」。、親思う心に まさる親心」でしょう。丸山「今回はこれでいいのだ」と言われる。悟は施設に引き取られた。皆は見送るが、篠田は顔を出さない。高杉が篠田が謝る。「他の誰よりも、悟君を心配していたのですね、私全然気づかなくて」。篠田「気にしなくていい、すんだことだ」。悟は最後に篠田に絵を残す。女将の店で、署長は篠田に絵を渡す。料理をする篠田が描いてあった。篠田「あの子は、私を許してくれたのでしょうか」。署長「悟君はこれぽちも怨んでないよ、あの子としては、あー言うしかなかった、それが父親への愛情表現だった」。トモも元気がないが、麻衣「トモもお腹の子も大事な子供だ、私にとっては大事な子だ」。トモ「私、いいおねえさんになる、早く出てきてね」と麻衣のお腹に声を掛ける。元気になった。署長は押入に由美のおとうさんの絵を探していた。これで父と子は大騒ぎ。つづく。エンドロールで、悟の描いた皆の絵が送られる。
いつもの通り、30分近くで、発砲も格闘もなく、犯人は予想通りの行動で、捕まった。しかし池上署は、ここからが見せ場です。人情刑事ですから、篠田が悟を引き取りたいなんて、驚きました。悟の答えも凄かった。しんみりさせられました。脚本伊藤崇さん、ゲストは、神崎辰雄:増田由起夫さん、堂上とも:佐藤未来さん。



こちら本池上署4★★★    2回  車両利用強盗事件

夜、酔っぱらいが自転車で車にぶつかる。車では縛られて金を取られる男が監禁されている。キャッシュカードを取られ暗唱ナンバーを聞き出すのだ。イキナリ拳銃のようなものを突き出され、車に拉致され、目隠しされるので、車種は不明だ。数日後、本池上署での篠田刑事の指導で、取り締まりと銃器扱いの指導だ。銃器や制止などを行っている。高杉巴刑事は椎名署長や小山田刑事も心配している。そこに情報誌に変更した、本宮すずが取材に来ている。登場はこれだけだった、多分一話だけは話になるのでしょう。署長宿舎では義母の敏江が料理教室へ行く。朝食の後かたづけとゴミだしだ。自転車の暴走が裏通りに集中しだした。タイトル。
小学生の警察署の見学もある。署長は暴走や飲酒自転車の取り締まりを言われた副署長は、前島刑事に頼む。丸山生活安全課から高杉が同行するように依頼された。駐禁の取り締まりだ。堂上麻衣子も高杉を心配している。高杉は、同期の婦警と一緒になる。この丸顔婦警のあやは雪だるまと言われる。丸顔婦警あや(井上佳子さん)懐かしいです住民からゴミ置き場の不法駐車で、清掃車が入れなくて対応するが、遅いと言われて落ち込む。高杉も駐禁で、本池上署に帰ると、水上に駐禁を移動したのは、覆面パトだった。水木は怒るが、前島も怒りかえす。思わず婦警から人気だ。夜、楯突いたことで飲み屋で落ち込む前島だ。関川や丸山も相馬も一緒だ。そこに副署長もくる。丸山が不審車両が見つからないことが不思議だ、交通課は何をしているかと言う。そこで前島は気づいた。飲み物屋だ。署に帰り、手帖でナンバーを見て、交通課で見ると、不審車だった。目立つ車にしていたので、気づかなかった。副署長は缶飲料のダミー会社だち呟く。CM。
今夜もじいさんは梨を向いている。若者二人は適当なところで捨てると言っている。実は車もじいさんが手配したものだ。署長は夜の見廻りしている。麻衣子もやってくる。高杉大二郎は同期だが、高杉巴は妹だが、亡くなった。話すところに、酒飲みの自転車がぶつかろうとする、署長は道交法65条で自転車も酒気帯びは違反だ、と字幕付で注意する。署長は前島に聞く。関川が強盗車を発見した。緊急配備をする。高杉も拳銃を持って出動する。池上署はほぼ全員が出動だ。篠田刑事と水木刑事が職質するが、若者はじいさんを突き降ろして、自分は車で逃げる。じいさんもナイフで篠田を脅しながら、逃げてしまう。大失態だ。周りをしっかり固める方がいいのではないでしょうか。遠巻きに見ているだけではまずいです。CM。
高杉が悲鳴のする方にいくと、じいさんが多数の中をナイフを持って走る。銃器の訓練を思い出し、制止をさせるが聞かないので、銃を抜く。構えて上に向ける。ナイフを捨てなさい。しかし、副署長が「米倉じゃないか」という。出所してきたのだ、連絡しろ、孫できたんじゃ、の声かけに、じいさんはナイフを捨て「すみません」と謝る。取り調べ室で、二人も捕まったと連絡を受ける。副署長「若者は薄情だ、お前を突き落として逃げるなんて」。米倉「務所で知り合った、出てきて、パチンコ屋であって、うまい儲け話があるというので、ついついやった、旦那はどうして私だと」。副署長「営業車をダミーだと聞いて、お前だと、長い付き合いだ」。じいさん「息子にくるなと言われた、孫に話していない、孫に会うのだけが楽しみで、出てきて職を探した、あいつらは寒くないかと優しかった、見せかけでも」。副署長「らしくない、車で小刻みに動く空き巣だろう、敵ながらあっぱれな仕事だ」。じいさんは副署長が名前を覚えてくれて泣くばかりだ。渡辺哲さんの名演技です。立ち会う千葉も貰い泣きだ。無事解決して乾杯だ。前島は「蔓踏んで、一山の露 動きけり」と詠む。蔓は細いが山中に繋がっている、交通の網目に例え、小さな取り締まりが凶悪犯を捕まえた、の意だ。丸山は副署長が手柄だ、犯人を捕まえたし、前島さんを交通巡回に命令したのも。高杉は疲れて、帰ってしまった。署長がきて「お疲れ、待っていた」という。犯人が捕まってお終いでないのが本池上署です、ちょっと人情があるはずだ。CM。
どうですか」「重いです、本物は重い、でも違う重さです」「あなたが違うのです、それまで装備だったのが、それだけでない、身を守るだけではない、人を傷つける事もある、盗まれたり、暴発したり、自転車も子供には凶器になる、小さな事件も扱う人間の心次第です、今日の重さを覚えて下さい、増えた重さは命の重さです」。射撃訓練場で構え、撃てで、発射する。麻衣子には堂上から「高杉には関わるな、高杉大二郎には触れるな」と助言する。署長の家では義母が料理教室の先生になったのだ、爆。おばあちゃんの料理の知恵袋だ。おしまい。
犯人捜しは大したことはないのですが、いいですね。人情が描かれていますね。ささやかなことでも注意深くみることで、大きな事件の解決に繋がる。実際はこうもうまくいかないが、そうかなと思ってしまうから不思議だ。これもドラマの醍醐味ですね。評価は4つに近い★3つということで、よろしく。。
脚本は宮村優子さんですね。人情物を書かせるとそれなりですね。慶次郎縁側日記と活躍ですね。ゲスト:じいさん・米倉(渡辺哲さん)、丸顔婦警あや(井上佳子さん)懐かしいです、すぐに分かります。




こちら本池上署4★★★★    1回  小さな目撃者

突然ペットボトルが爆発です。池上署は相変わらずのメンバーです、小山田さんの抜き打ち巡視です、査察です。堂上麻衣の水野真紀さんは妊婦役で登場だ。副署長はギックリ腰で苦しんでいる。新人も2名加わった池上署の目標は変わらず、犯罪検挙率のアップよりも、犯罪発生率の減少だ。次の事件はピザ配達強盗だ。小ネタです。早速出動です。椎名家ではピザを頼んでいるぞ。加護ちゃん太るぞ、でも試験勉強です。サイレンを聞きつけ、ランニング姿で署長さんは走ると、ペットボトルの爆発です。一方、張り込む横で犯人が転んでいた。目撃したのは、子供だ。その子供をジョギング中の署長が見つけだが、子供のバッグにはペットボトルが2本あった。追いかけようとしたら、新任の高杉巡査に職務質問された。ピザを取られた配達人は暗くて、犯人を見ていない。4万円の被害だ。水木刑事は内海君の更正で仮退院した。生活安全課では近所の人は怒っている、被害者も詫びの手紙を受け取らなかった。内海の母は近所の人との中で、ゴミの収集の整理をしている。実はこの道は小学校への裏道で、恐喝があったのが、ペットボトルの破裂で、治まった。そんな中に、またペットボトルは内海の家でも起こる。ちょっと違う場所だ。水木刑事が行くと、署長もいた。内海は家の花壇に華を植えようとする。少年院でも薔薇を植えたのだ。CM。
翌朝は、内海の近所の人が警察に来て、トラブっている。水木は女将の店で篠田に話し込んでいる。水木は「少年院で頑張って終えたんだ」。篠田「終わっていない、傷は消えない、やり直すなら、これから始まりだ」。翌日、堂上刑事はペットボトル破裂のあった道を調べて、恐喝された少年を見つける。ケーキ屋で事情を聴取すると、ペットボトルの事件をやったことが判明した。内海は近所の心ない一言で花壇を壊した。おいおい、まだ衝動的だよ。CM。
翌日、水木も内海と同じ境遇だった。母と二人で生きてきたのです。ご飯の茶碗で生まれ変わろうと思ったのだ。署長と話していると、少年が来る。目撃したので似顔絵を描く。しかし、子供の絵で分からない。新しい千葉刑事は漫画家志望です。うまく似顔絵が描けました。子供は、ペットボトル事件を告白したが、堂上は恐喝を見張るから、もうしないでと言う。泣き出した少年を堂上は優しく頭をなでる。これで一件は落着だ。コンビニを中心に情報を集める。篠田と水上が張り込む中を似顔絵の少年がやってくる。追いかけ抵抗する少年を確保する。CM。
少年は初犯で認めても、保護観察だと嘯く。篠田、保護観察中に事件を起こすと、今度は1−2年の少年院だ、でも心が変わったらどうする。悪は続かない、刑期を終えても、人は変わらないぞ。お前自身が苦しむぞ、皆と同じ生活に戻れないのだぞ。苦しいぞ。ちょっと、堪えたようだ、事件を語る。内海も花壇を作り直し始めた。署長「君はこの町のゴミだ、と言ったのですか」。内海「俺のせいでゴミ置き場だ」。署長「だれも、君のおかあさんにゴミ置き場をやれせられません」。母「私が自分でしたの、私はもう逃げない、おかあさんも変わったの、少年院にいる間に、一緒に頑張ろう」。高杉は家族がいない、天涯孤独らしい。高杉大二郎の妹です。署長の仲間で同期です。署長の家では、署長は由美に兄弟が欲しいか聞くと、由美は欲しい、格好いいお兄さんが欲しいで、笑い。
やっぱり水戸黄門並のマンネリですが楽しいです。他愛ないのですが、プチ涙です。近頃の少年犯罪がこんなことでなくなるとは思いませんが、ささやかな一つの提案になるかも知れません。ペットボトルの少年の妊婦の堂上刑事なので、上手く犯罪防止になったようです。そう祈っています。ピザ配達の少年も、自分の悪を続けられないもので、更正しても、世間が変わるまで大変だという説得は納得です。少年の心が矯正可能なものだとしてですが。内海も大変だろうが、警察と母親と少しずつやっていけるのでしょうね、期待しています。