妖華−女神館の住人達

 

 

 

 

画竜点睛。

言わずと知れた、描かれた龍が目玉を得て飛翔した故事より来ている。

残念ながら、生ける龍を描ける画家が居なくなった平筬の世では、

肝心な物を忘れないと言う大人しい意味へと変化した。

が、大人しいけれど肝心なのだ。

そしてその中には無論、テストに名前を記入する事も含まれている。

それが満点なら――尚更だ。

画竜点睛を欠いた青年を待っていたのは、仕組まれた娘達の管理であった。

 

(二百一話〜)

 

第二百一話 ケモミミ(リアル)のことはケモミミ(仮)に任せるに限る

 

 

 

 

 

第一話〜

第百一話〜

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