数年経ったヘッドライトの場合、レンズカバー内側、プロジェクターレンズ、リフレクターなどのメッキパーツが汚れで曇っており
思わず拭き取りたくなるんですが、ちょっと待った!レンズカバーの内側やメッキ部分は安易に拭き掃除をしてしまうと細かい
スリキズがつき、逆に曇ってしまったりしますので、プラスチックパーツは可能な限り水洗いしましょう。その場合もスポンジなど
でこすらずに流水でやさしく手洗いするのがいいでしょう。
これだけでも、ライトが明るくなり、見た目も見違えるほどきれいになります。

後ろ側のカバー内部とライトユニット部の裏側です。

ライトユニットのアース端子を引き抜いて取り外し、分解完了です。破損したアジャスターを取り除いておきます。
NEXT
HOME

ヘッドライトの分解

情報によりますと、物によって使われている粘着ゴムに違いがあるようなので、全てのヘッドライトが分解可能とは限らないようです。
また、この情報を基に作業される方は部品の破損、故障、ケガなどの危険が伴いますので、自己責任の上でお願い致します。

接着部分をドライヤーで加熱し、マイナスドライバーなどを2本駆使して少しずつ隙間を広げるようにこじ開けながら、且つ
粘着ゴムを剥ぎ取りながら進めていきます。

※ここがこの作業で最も大変な部分です。あせらず慎重に時間をかけて作業します。また、ヘッドライト接着部の淵の部分
(黒い側)はとくに割れ易いため、注意が必要です。私はあせってバキバキやっちゃいましたが・・・。

粘着ゴムは加熱するとこのようにビローンと伸びます。

光軸調整装置のロッド自体は金属製のシャフトですが
受け部分はやはり白いプラスチックで支えられてます。
こちらはアジャスターとは違う材質でしなりがあり、
折れにくいと思われます。

それにしても、結構な重さのライト部分をプラスチック3点で
支えているこの構造っていったい・・・。

レンズカバー、イカリング部を粘着ゴムを取り除きながら慎重に外し、光軸調整ダイヤル2箇所をアジャスターが外れるまで
時計回りに回します。

光軸調整装置を取り外します(トルクスネジ)。ロッドの先端部分は横へスライドさせて外します。(左右とも同じ方向)

バルブやゴムカバー、ホルダー、金具などを取り外します。

赤丸のトルクスのネジを2箇所外します。