Seoul 20日

5:00	昨日撮った写真をPCに取り込み、整理をしてホームページを作り始める。昨夜のお客さんの反応の良さに、気分は良い。これなら今日もバッチリだろう。
8:00	朝食。バイキング。部屋のスリッパでレストランに行ったら、怒られてしまった。
10:00	インターネットにアクセスするも、アップロードが出来ない。困った。
11:00	ホームページビルダーの修正ソフトをダウンロードして、設定を変更。やっとアップできた！
12:30	「mixi 」や「ぶらっと」に書き込みをしていると、今回のツアープロデューサーＫｎｔの熊木さんから、昼飯のお誘いの電話。メンバー数人は熊木さん、通訳の南さんと一緒に、午前中は買い物に行っていたのだ。
13:00	昨年泊まったホテル近くの食堂。イベント指定食堂の食券が配られているので、大勢のスタッフで物凄い混雑だ。
14:00	ロビーに集合して、会場控え室に向かう。今日は、僕らはパレードのみなので、インチョン川の脇、韓国観光公社が控え室だ。
15:00	控え室にいると、次々色々なグループがやってくる。着替えると、写真リクエストが引きも切らない。


大混雑の食堂	控え室ロビーで	子供たちが寄ってくる

パレード

16:30	スタート地点手前にスタンバイ。外は本当に寒い！　止まって待っていると指先が凍えるほど…。
17:00	スタート。我々の前の組は、韓国のコスプレ隊だ。若い女の子達が「セーラームーン」になっている。ミニスカートが寒そうだ。
	打ち合わせではパレードの途中３箇所で５分間のショーをすることになっているが、詳細は全く判らない。とりあえず、５分の構成だけをメンバーに伝えてある。昨日の打ち合わせでは、専属のディレクターが一人ついて、指示をもらえることになっているが、誰も来ない…。いるのはプラカードも持ってくれる若い女性のみ。彼女も進行のことは全く判らないようだ。ステージの演目をやるためには、ステージ直前から演技を始める必要がある。ステージにはマイクが２本用意されていると聞いているが、それらしきものは見えない。熊木さんから、「信号のところでやりましょう！」と指示。マイクも無いので、三味線ソロは不可能。急遽構成を変更して…。だが、途中で日本で打ち合わせした韓国人ディレクターが来て先に進めと言って、去った。
	しばらく行くと、スピーカーが置いてあるところがある。どうもこの辺りがステージだったらしいが、指示もマイクも無い。ステージらしき台は無論、囲いやしるしさえない。とりあえずお客さんは多いので、曲を、だがとても中途半端だ。これなら単純にパレードの方が良いだろう。パレードを楽しもうとすると、水をかけられる、そんな感じ…。ここまでの打ち合わせなどでも感じていたことだが、出演者や演目への配慮は微塵も感じられない。つまり、本当に良い交流を作ろうとしているのか、疑問に思えてしまう。演出ディレクターはわざわざ日本まで来て、出演者を集めて打ち合わせをし、演目のＤＶＤまで提出させたのに、それさえ確認しているとは思えない。演目や出演者を沢山集めて、イベント規模の大きさを誇る、そのことで客を集め、あるいは映像にまとめて、それをさらなる「宣伝」に利用する、それだけなのではないか？と言う疑問がぬぐえない。
	メイン会場近くの沿道には殆ど人がいないので、演奏もせずに歩く。熊木さんから「メイン会場にはステージエリアがあり、マイクも用意されている」と連絡。構成した曲を演奏して会場に入っていくも、マイクの並んだステージらしきところは遠い。急遽、曲の回数を増やす。お客さんはまあまあいるのだが、会場があまりにも広いので、スカスカ。しかもステージから物凄く離れている。さらに、マイクなどのセットは、メインステージの下に置かれているのだが、メインステージでは、大きな太鼓なども叩き、リハーサルをやっている。音が被ってしまい、とても演目をやれる状態では無い。
	現場にいる韓国側スタッフは「リハーサルだから大丈夫」だって…？？？　音量の差は歴然なのに…。
	止めて帰ろうとしたが、メインステージのリハが終ったので、とりあえずちょこっと。ぎりぎりまでマイクを客席に近づけてもらったが、それにしても客は遠い。音響ミキサーと司会者、それに数人のスタッフがいるが、彼らも戸惑っている。打ち合わせ不足は歴然。
17:30	仲良くなった韓国の子供ダンスチーム「キャッツ」を引き入れ、演奏に合わせて一緒に踊ってもらう。沢山のカメラマンが近くに寄ってくる。そりゃそうだ、客席は遠すぎる。


スタート直前	スタート	演奏しつつ


沿道の反応は良い	広いメイン会場で	子供達も一緒に

	次々、出演者がパレードしてくる沿道を歩いて、着替え控え室に向かう。拍手をしたりしてせいぜいパレードを盛り上げる。寒いせいなのだろう、沿道のお客は多くない。何せ、衣装を着た我々が簡単に通り抜けられるのだ。途中、写真リクエスト多数。その度に止まって撮影に応じているので時間がかかる。屋台で”おでん”を食べていた地元の人が、我々を呼びとめご馳走してくれる。美味しい！　何よりも、その気持ちが嬉しい。
18:30	コリアナホテル到着。荷物を置いて、熱いシャワーが気持ち良い。お湯がふんだんに出る贅沢。
19:00	夕食のレストランに向かう。コートは絶対必要。手袋が欲しいくらいだ。
19:30	プラザホテル裏の「長安街」と言う焼肉レストラン。今夜は豚肉をサンチュに挟んで…。美味い！！　キムチやら野菜が食べ放題なのも嬉しい。韓国ビール、焼酎をしこたま堪能。
20:30	途中熊木さんの携帯に他の団体の情報が入る、今終ったと。外は真っ暗だ。寒かっただろうな…。何組か話の出来た日本からの参加メンバーには、今日来て明日帰る組もある。強行軍でやってきて、僅か１０分の演目。まるでベルトコンベアーに乗って流されていくように…。本当にそうだとすれば、余りに酷い話だ。
21:30	ホテル着。
	疲れのせいか、知らないうちに寝ていた。朝きずくと、携帯に自宅からのメールが。可愛がっていたペットのウサギが死んだ、と…。夕べ、私が酔っ払っていた頃だ。数週間前から突然えさを食べなくなり、やせ細った。医者に連れて行って、少しは元気になったかと思っていたが…。帰宅しても私の膝に飛んでくる彼女は、もういない。