Powerd by Chindon
昔懐かしいチンドン屋。私たちが本格的にチンドンに取り組みだしてから、6年になります。
私にとってチンドンのもっとも面白いところは”自由” 何ものにも囚われず、風のように街から街へ…なーんて。現実にはそうロッマンチックにはいかないわけですが…。それでも、そこここに、若い街角のミュージッシャン達が増えてきた昨今、チンドンもまた見直される兆しがあるように思います。
どうぞ耳を背けずに、笑って下さい、歌ってください、一緒に楽しんでください!
” チンドンは街を明るくする、Chindon は街を元気にする。”
七福神や英語での口上など、国際交流イベントや外国人のお客様の多い場所では、うってつけです。
今月の特記事項:
6月5日、ハワイ公演出発。10日帰国。
特報!
2003年、全国選抜チンドンコンクール 「観光協会賞」受賞!
2002年4月7日 全国チンドンコンクールにて、「優秀賞」受賞!
英国公演の余勢をかって、3人2組、6福神姿でチンドン大会に臨む。
当日は心配した雨も止み、ぬかるみをところどころに残しながらも、予定通り進行。
そして、なんと「優秀賞」!!感無量。
最優秀賞は、一昨年菊乃家組で最優秀賞を取り、故郷の九州へ戻って独立した「河地屋」さん。押し付けがましいところの無い爽やかな演技には、本当に感動した。
菊乃家親方のチームも審査員特別賞に輝き、言うこと無し。
来年は、更にレベルアップするぞ!!
2001年3月3日 NHK 「いっと六けん」にて、私たちのチンドンへの取り組みが放映された。
2002年11月16日(土曜日)23:00スカイパーフェクTV Ch.731
音楽専門チャンネル Vewsic U-Stage放映
に引き続き、なんと、11月29日、横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール
ASAHI SUPER DRY The Live G《The Live G SPECIAL》 にも出演!!
200年全国チンドン大会![]() |
青空の下、何千人もの市民が集まる、大通り。それはそれは楽しいイベントです。 U・Stage からは、我々の師匠である「菊乃屋」さん傘下に、2組が出場。写真の「菊乃屋U組」は惜しくも選に漏れたが、大いに会場を沸かせた。 遊ステージ組は、チンドンにコーラスを入れたり、マイクを使わないで口上を聞かせるなど、生身の人間の生な芸に拘って存在感をアピール。 |
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すると、何と!生意気なことに、初出場にして「審査員特別賞」受賞の快挙! しかも最優秀賞は我々の師匠「菊乃屋」さんと言う、2重にも3重にも嬉しい、最高の一日。当然、生ビールで乾杯! |
東京とチンドン by Shimazaki
チンドン屋の始まりは、江戸末期に大阪で宣伝をすることを生業とした「東西屋」からと言われます。明治時代になり西洋楽器・西洋音楽の流入とともに、楽隊による宣伝が始まり、徐々に今日のようなチンドン屋の形態になってきたようです。つまりチンドンは日本の近代化、都市化と不可分の関係にあり、都市の変貌とともに歩み、生き延びてきたとも言えるでしょう。
大手デパートがかつて”チンドン屋商法”などと批判されたことがあります。いや、私が子供のころには悪口の代名詞のように「バーカ、カーバ、チンドンヤ!」と言ったものです。そのようにバカにされ、差別されながら東京の庶民文化の底辺を担ってきた、だからこそチンドンの音色には、東京の抱える逞しさも、楽しさも、悲哀も同時に感受することができるのでしょう。
今日のようにTVと言う強大なチンドンが各家庭にある以上、チンドン屋が衰退するのもまた必然かも知れません。しかし非人道的事件が多発し、その原因として人間関係の希薄さや孤立、社会的関係の変貌の問題が指摘される現在、生活空間に突然立ち現れる生身の芸能であるチンドンの持つ意味は決して小さくないと考えます。