5月16日
さあいよいよだ。皆は早朝から事務所で荷積みをしているが、私はJAL のチケットが当日カウンターでの受け取りになり、さらには荷物預けのことも心配なので直接空港へ向かう。
昨夜は、2週間前からウィンドウズを再導入し調整していたパソコンの調子がおかしくなり、2度も再導入とソフトの調整に追われ、一睡もできなかった。不安要素は沢山ある・・・。
![]() |
![]() |
![]() |
| 荷物検査が大ごと | 重量もギリギリOK! | 行ってきまーす! |
予想通りと言うか、空港警備の厳しさは昨年の比ではない。もっとも僕らは一般の旅行者とは明らかに違うから当然か…?その上、昨年は箱を裏返しにして運んだが今年は表向きなので、一段と目立つ。 でもそのおかげか、英国の日本語新聞「日英タイムス」の編集長、加藤さんにばったり出くわす。新聞は今年から発行中止になってしまったらしく連絡が取れずに困っていたところだった…。これでまた連絡ができるようになった。
![]() |
![]() |
![]() |
| Heathrow の路上で | 屋根に箱を載せる | 川崎さんと記念撮影 |
JAL は流石に快適だ。昨夜一睡もしていないせいで、ただただ眠ると、もうLondon、予定より
30分早い。入管ではかなり念入りにチェックされる。殆ど嫌がらせに近い…。でもWork
permits もあるし、完璧だ。箱につけたキャスターが壊れて出てきた。少しでも重量を減らすため、太鼓足に着けるものと共有にしているので、直ぐに買わなければ…。
昨年もお世話になったJEMの川崎さん、車を持って待っててくれた。車も同じもの。ただ座席が一列余分で、荷積みに問題がある。何処かで外すしかない。日本を発つ時ジャンパーが必要な程寒かったので、London
はさぞやと思ったら、なんと暑い!
今回のオーガナイザーIan さんに電話をかけようとするもこれがまた大変。小銭は無いし、去年買ったカードは使えないし、販売機はお釣りがでないし…、川崎さんと空港内を10分以上もウロチョロする、これも英国だ。
空港の路上で荷物の整理。慣れたもんだ。記念撮影をしてPlymouth に出発。予定より早い。
私には通いなれたLondon からExeter へ至る高速道路 A-4 ・A-5、帰国から1年もたっていないせいか感動は薄い。運転のテツも最初はちょっと緊張ぎみだったが、直ぐになれる。だって昨年は20000km
も、ほぼ一人で運転したんだ。これまで彼が日本で運転した距離よりもきっと長いだろう。
12時少し前、Ian さんの家に到着。英国滞在はほとんどこの家にご厄介になる。リビングの隣の一部屋に2段ベッドと簡易ベッド、これが男部屋。女性陣は2階の一室にやはり2段ベッドだ。2人の息子と3人暮らし、奥さんは何故かいない。英国では特別奇異に感じることさえない、家族のありよう。長男のPeater
は明日誕生日らしい。何かプレゼントを考えなければ。荷物整理、太鼓締め、チンドン組み立てなど作業をして寝る。
17日 嵐、晴れ、雨、曇り
![]() |
| Ian さんの家 |
![]() |
| 男組のベッド |
昨夜寝たのは2:00 だったが、5:00には目が醒めてしまった。イビキがうるさいからと思ったら、それ以上に外は雨と雷が激しい。車の屋根に積んだ太鼓が心配だ。
雷の音に震えながら、とにかくパソコンのチェック。立ち上げると最初に文字化けした画面が出てきていたのだが、それが何故か突然読めるようになった。何とウィンドウズのファイルが足りないから再導入しろと…、ハードディスクの容量を増やすため必要無いと思われるものは導入しなかったからそのせいか…、しかし今回は荷物を減らすため、外付けCDもFD
さえも持ってきていない。とにかく祈るように使うしかない。今の所ネットへの接続以外はとりあえず上手くいっている。
7:00 皆起き出してくる。11時から地元のTV局の取材がある。雨が小降りな時を見計らって、荷積みをしたり準備を。私はIan
に断って電話線を借りることに…、しかし繋がらない! パソコンの前で途方にくれていると、Ian
がHeathrow 空港はパソコンがダウンして、全ての飛行機が離着陸できないと言っている。最初は冗談かと思ったが、どうも本当らしい。雷のせいで…?まあ、とにかく僕らはラッキーと言うことだ。無事、英国にいる。
10時に家を出ることに。教会へ行くと言う、何故?良くわからないが、教会へ行くのを何故と聞き返すのもなんとなく憚れる。Eric
やってくる。3ヶ月ぶりの再会。
TV局のスタジオとは思えない建物の前に車を止め、雨の中、荷物を搬入。何だか小さな学校のようなところ、後で判ったのだが、これが教会の集会室でリハーサル等に使われているらしい。ここにTV局が来て取材。夕方のニュースで25秒ほど流れるらしい。クスは2分25秒の聞き間違えではないかと言うが…。
![]() |
| 舞台機材専門店で |
![]() |
| 食料買出し班 |
1時には取材も片付けも終え、買い物に。食料と壊れてしまったキャスターをどうにかしなければ。Ian
は舞台照明機材などの専門店に連れていってくれるが、値段が高い。ホームセンターに行きたいと申し出て、何軒か大きなところをあたるが、結局最初の専門店が一番いい。日本ならホームセンターはプロ用から家庭用まで置いてあるが、英国はやはり商品や店の”すみわけ”がきっちりしている。
最初の店に戻り、値段は日本の倍はするが、頑丈そうなキャスターを6個買う。その間に食料班は最も有名なスーパーSainsbury'Sで買出し。
食料品には税金がかからず、日本よりも安い。それでも7人分となると量も値段も半端じゃない。貧乏旅行は慣れているとは言え、パソコンさえ買い変えることができなかったギリギリの予算だから、頭が痛い。
帰宅後すぐにパソコンにかかりきりになる。何と、電話のシステムが変わったらしく、昨年まで必要だった変換機が必要なくなっていた。それが理由だった。ソフトの設定をいくら変えても繋がらないわけだ。英国の電話線には変換が必要と頑固に思い込んでいた盲点をつかれた感じ。でも、とにかくこれで繋がった。たった一日か二日繋がらなかっただけだが、メールが山のように溜まっている。
![]() |
![]() |
![]() |
| Ian・婦人警官・私・Eric | 絨毯の上で水遊び | お隣のデビィー |
夕方から準備をしてお隣の家で、Peater の誕生会。…のはずだが、子供たちは「ハリーポッター」のビデオを見たり、サッカーをしたり、大人だけで勝手に飲み食い、どんどん始まってしまう。お祝いの言葉も乾杯さえもない。色々な人達がやってきては、飲んで喋って帰っていく。ご近所が家族のような村社会の様子。この辺の”人と人との距離感”も日本人とは随分違う。
私は眠くなって、勝手にさっさと寝てしまった。酔っ払ったEric が帰ったのさえしらない。
18日 雨、曇り、晴れ
朝、雨が降ったがあっと言う間に青空がでた。壊れたキャスターの直しと、座席を外すことにする。荷物を一旦全て下ろさなければならない。作業をしているとまた雨が…。これがイングリッシュ・ウェザーだ。かなり苦労してシートを外す。荷物スペースはできたが、席は6人分になってしまった…!
![]() |
![]() |
![]() |
| 箱のキャスター取り付け | 苦労したシートはずし | 外したシートを玄関先に |
Eric がやってきてGuildhall に下見に行くことに。彼が住むExeter からはここまで40分くらいはかかる。しかも昨夜はだいぶ飲んで帰った。まあ車社会の英国では殆ど公認だが…。
Guildhall は古い大きな教会を改築した素晴らしい劇場だ。こう言う古いものを大事にしながら、実際に使っていく、私にはここが英国の最も羨ましいところだ。また教会や学校がコンサートを開いたり、リハーサルに使ったり、公共施設・文化施設としての存在意味を存分に果たしている。しかもそこで酒も飲めたり、軽食が出たり、運営は殆どサークルのノリだ。お役所的対応はまったく無い。”公と私”に対する日常的感覚の大きな隔たり…。
![]() |
![]() |
![]() |
| 正面玄関で | コンサート・ホール | 舞台前で打ち合わせ |
Plymouth 港を見渡す丘を観光し、安くて美味しいバーガーをほおばり、小さな村にある落ち着いたPub に行き、何だかやっと英国にいる実感が沸いてくる。さあ、明日はコンサートだ。
19日へ City of Plymouth Concert Band. Present the Japnese Cultulal Group Shims & U-Stage.