ARUP-S2   1/150

作 渡辺 守   登場 2015年3月


ARUP-S2とは、どんな機体ですか?
米国ARUP社のラウル・ホフマンが1933年に設計したSTOL機で、靴のかかとのような平面形状をしています。最大迎角35度、失速速度37Km/hという性能で、YOUTUBUで動画がみられます。



作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
無尾翼機シリーズの1機です。形が面白く、図面がネットに載っていたので、作り始めました。写真が何枚かあって、3つの形態があったので、3機作ってみました。翼端エルロンの取り付けには、主翼の方にパイプを埋め込み、エルロンにはそれに合う洋白線を埋め、組み込んでます。




良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
マーキングは面相筆による手書きです。(コリンスキーが、先端のへたりが一番しにくいようです)垂直尾翼の赤地に白の数字は、四角く抜いた下地の白を周りから赤で埋めて書いてます。コクピット内部は手をいれても、相変わらず見えません。


その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
ネットで見つけた図面は写真と見比べると明らかに違うので、結局写真から図面を起こしました。風防の前あたりが写真ではよくわかりませんので、実際とは違うかも?
エンジンはコンチネンタルA-40という36馬力の小形のものですが、シリンダ部分を余計に作ったのでクランクケースをつくり、1/150のエンジンとして添えてみました。
開発に関わったエンジニアのチャールズ・H・ジマーマンはその後、XF5Uの開発に携わったようですが、そういえば、平面形状が似ていますね。



参考資料:net検索 ARUP-S2


○モデルデータ
機体名:ARUP-S2
縮尺:1/150 
材料:ポリエステル樹脂による成型
製作開始: 2013年8月25日 完成:2015年2月19日

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