エル・アルコン   1/150

作 渡辺 守   登場 2014年11月


エル・アルコンとは、どんな機体ですか?
2014年1月6日から始まったTVアニメ「とある飛空士への恋歌」にでてくる、主人公が乗る練習機です。双発、単葉、二人乗り、V字尾翼、垂直離着陸、及び垂直離着水できるなんとも欲張りな機体です。プロペラは左右で回転方向が違うとか、翼には整流板がついているとか、翼の端に付けられたエンジンから飛び出したビームに取り付けた翼端灯とか、エンジン前面に設けた環状冷却器とか、操縦席の足元にある窓とか、とても凝った設定になっています。



作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
TV放映を観て、すぐに作りたいと想い、この飛行機が出てくる回は録画で残し、資料としました。図面は平面図と側面図しかなく、足りないところはTVの録画を観ておぎないました。主翼が回転するのはなんとしても、表現したいところでした。コクピット及び後部偵察員席は丸見えなので、ここも手の懸甲斐のあるところです。




良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
雰囲気はよくででいると思います。リング状の手すり部分は治具を作り半田付けしてますがその手前の付く手すりは半田付けができなくて
接着剤で止めてます。そのため強度的にかなり不安があります。コクピットは資料(TV録画)を観ながらできる限り手を懸けました翼を回転可能にしたのですが、エンジン部が重く、頭が下がってしまうことがあります。


その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
青い機体は教官機で、オレンジ色が練習生の機体です。今回はプロペラをプラ板を削って作っています。最初の2機分はタミヤのプラ版で作ったのですが、強度が低く、削っている最中に折れてしまうので、残り3機は塩ビ板を削ってつくりました。犬村小六氏の小説の中の挿絵では、同じ双発でも、大型スクータのようにまたがって乗る形でしたが、TVでは、このようなかなり凝った形になりました。



(合成写真)

参考資料:ネット検索 とある飛空士への恋歌  エル・アルコン
       TV放映 「とある飛空士への恋歌」


○モデルデータ
機体名:エル・アルコン(TVアニメ「とある飛空士への恋歌」より)
縮尺:1/150 
材料:ポリエステル樹脂による成型
製作期間: 2014年3月19日〜完成2014年11月12日

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