モスカリョフ SAM-7   1/150

作 渡辺 守   登場 2014年6月



合成写真

モスカリョフ SAM-7とは、どんな機体ですか?
1934年 ロシアのアレクサンダー・セルゲイェビッチ・モスカリョフが爆撃機ツポルフTB-3の開発に従事した経験を生かし、TB-3のエンジンとペラを使って開発した無尾翼機。蒸気による表面冷却方式を採用し、正面面積を小さくした。形状からわかるとおり安定性が悪く操縦が難しく、尾輪式なので、地上では著しい機首上げ姿勢となり、まっすぐ走行することすら困難だった。

作ろうと思った動機や、特にこだわって作ったところをお聞かせください。
「世界の仰天機」(飯山幸伸)にBICh-17に続いて載っていました。面白い形なので、いつか作りたいと思っていました。一機目が出来上がりかけたとき、ソリをつけた冬季迷彩も作ってみたくなり、急遽、二機目を作り始めました。いつも操縦席内部が見えなくなってしまうので、風防を明けた状態にしようと考えたが、どうせならと、前後の風防を可動にしてみました。(初めての試みですが)

良く出来たところ、逆に出来栄えに不満なところはありますか?
迷彩は普段ならマスキングテープを張り、吹き付けをするところなのですが、今回は直接ピースコンでき付けてみました。その後コンパウンドで磨いていますが、吹き付けの圧とか塗料の濃度等ノウハウがあるようです。次回はもう少しうまく吹けそうです。風防の可動はいいのですが、段差が目立ちすぎ。もっと薄く絞らないとだめですね。プロペラは一位の木を削ってクロスに組み、スピンナーをかぶせてあります。


その他、感想やエピソードなどがありましたらお聞かせください。
今回マスキングテープとして、100均で買った色つきのOPPテープを使いました。薄くて、はがした後の段差が目立ちません。また薄い色付きなので、見やすく便利です。冬季迷彩の機体を作り終えたとき、急に「エアロサン」を並べたくなり、作り始めました。


資料:光人社NF文庫「世界の仰天機」飯山幸伸
    パソコン検索「moskalyov SAM-7」  簡単な三面図と一枚の絵しか見つかりませんでした。

○モデルデータ
機体名: モスカリョフ SAM-7 シグマ   
縮尺: 1/150 
材料: ポリエステル樹脂による成型
製作期間: 制作開始:2013年9月25日 完成:2014年4月12日、5月17日

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