(説明あり↓)
高畑ハイジ 原画と修正 2・「塩をうけとる2-06」
 濃い線が作画監督修正分の「2-04」で、薄い線が原画の「2-05」で、両者を合成してあります。

 ここでも、まさに原画と修正後の二つの線の合成は、「ハイジという女の子」そのものの手に変化しています。

 作画監督の仕事とはこのようなものかと、理解できる好例だと思われます。

 この原画と修正を見られたある方は、その時驚きの息をもらし、「何かなまめかしいものを感じたほどだ」と、言われました。

 紙にかかれたアニメの少女の手先の表現に、血肉をもった実在感あるキャラクターの存在を感じ取られたわけで、私も同感です。