ルドルフ・ミュンガーはスイスのベルン出身の画家で、切手などのデザインでも活躍しました。ハイジの挿絵は1916年に出版された本のためのものです。 リンク
ハイジの挿絵は多くの画家が素晴らしい仕事を残されておりますが、ミュンガーは地元の画家だけあって、実際にマイエンフェルトやハイジの山小屋まで足を運んだようです。
細部が正確で、当時のハイジの舞台の本当の姿、生活習慣や、物語の描写の意味が読みとれます。
スミスと同時代に描かれ、同じく日本では訳書に使われたことはありませんので、ほとんど知られておりません。
スミスと比べるといかにも素朴で固い印象ですが、見終わると「ミュンガーのハイジ」も、とても可愛く感じられるようになっていることでしょう。
著作権保護期間終了につき、紹介させていただきたいです。
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