前のページに戻る




堀寿子編 1951



吉田絃二郎訳  蕗谷虹児絵




アルプスの少女ハイジ 角川文庫
(挿し絵はパウル・ハイを使用しているが、名前の表示はない)




ハイジ 上下 岩波少年文庫40,41
上左 初版表紙 ビニールカバー付のため不鮮明に見える
上右 昭和40年代ハードカバー箱と内部の装丁
下段 昭和50年代以降のソフトカバーデザイン



カバヤ児童文庫

今西錦司はしがき

「夕日にまっ赤にもえる岩や、雪のはらっばの夢を毎日みることは、
このお話のハイジだって、私たち登山家だって、同じなのです。(中略)

アルプスの生活を忘れかねるこの少女の心持がたまらなく好きで、
柄にもなく、この物語を何度か読み返したおぼえがあります。

本当に、これは、大自然の魅力を大変よく教えてくれる物語です。」








植田敏郎訳 創元社
ハイジ初の大型のハードカバー本 良心的造本 内容も充実




アルプスの少女  学級文庫33



保育社の名作絵文庫




酒井朝彦著  いわさきちひろ絵

「ハイジとおじいさんがヤギの「はくちょう」にのって、青空を飛んでいく夢をみる」
など原作にないエピソードが創作されている



堀寿子訳 名作物語文庫 ; 35



長く版を重ねる代表訳の一つ




国松孝二,城山良彦
偕成社文庫版として現在も現役


水島あやめ訳 最終版と思われる



野上弥生子訳
新かなづかいに訂正された野上訳最終版といえる