プロローグ


6月も終わりの頃。
「この夏何処へ行く」という話しになった。
イタリア、フランス、ギリシャ、北海道、沖縄など候補はいくつか挙がったが、結局ベトナムへ行くことに落ち着いた。
理由は・・・
昨年私が行って現地事情がわかっていること。


女性雑誌でベトナム特集が多く組まれているため、妻がベトナム雑貨に非常な関心があること。

娘の京(みやこ)には「海」へ行くということで行き先決定。

そしてバンコクもついでにトランジットということでルート決定。

今回のチケットの手配は、旅行代理店を通さず直接ANAとやり取りをしてPEXのチケットを手配した。お盆をはさむこの時期は、格安もPEXもほとんど値段の差がないし、子供の割引はあるし、チケットを家まで送ってくれるし、ルートは変えられるし、扱いノーマルだし、一部宿の手配もしてくれるということで言うこと無し。
その上ANAの会員ということもありビジネスクラスカウンターでのチェックイン、ラウンジの利用ができる、という至れり尽くせり。
宿も様々なルートを使い、格安で押さえることができた。
ただ、今までと違うのは、私たちはこの4月から別府に住んでいるということ。
一旦大阪にでて関空経由ということになった。そのため前日に大阪泊が必要となり、大分-大阪の往復運賃もいるし・・・地方都市は出国までにお金がかかるぞ。
今までは関空まで高槻の家から2時間だったのに・・・・
チケットは行きは関空−香港経由−ホーチミン、帰りはホーチミン−バンコク(トランジット)−関空というルートとした。

同じベトナムでも昨年と今年では、まったく異なった「旅」になるであろうことが想像できた。
前提がまったく異なったものになっている。
前日大阪に泊まり、お好み焼きを食べながら
妻は、「このまま大阪でも良い」とのたまった・・・気持ちはよくわかる(^^)

ANA175便関空発香港行き、香港市街地をこえて「チェク・ラップ・コク空港」に着陸した。
新空港に初めて降りた。
あまりも巨大な空港なので、狭い啓徳空港を懐かしんで
「しばらく香港にもきてないなぁ〜」
と思いつつ、搭乗時間のアナウンスを待っていた。

ベトナム航空である。
一目で中古とわかるエアバスでホーチミンまで2時間30分。

夕方、雨上がりのタンソン・ニヤット空港に無事着陸。


ベトナム再び へ

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