台北の口福


別府自宅から徒歩10分の高速バス停で福岡行きの高速バスに乗り約2時間で福岡空港国際線ターミナル前に到着。
ANAのチェックイン・カウンターで「この航空券ではマイル加算はできませんので」と一言。そりゃ当然。
娘は空港での待ち時間を見越して、ゲームボーイを持ち込み、出国審査では自分のパスポートに航空券を挟み出入国カードに自分でサインをして1人で審査を受けている。
ここまでできれば親はありがたい。これで英語を覚えてくれれば相手国の入国カードも書けるなぁ。福岡空港を定刻に飛び立った福岡発台北行はエバー航空(BR)とエアー・ニッポン(ANAの子会社:EL)の共同運行便である。
搭乗率は50%ぐらい。この状態でキャンセル待ちだったとは思えないが、「無料航空券の席数は限られている」という話は事実かなと感じる。
約2時間のフライトで台北中正飛行場に着陸。入国審査のちリムジンバスで市内へ。バスを降りたら目の前は「来来大飯店」楽なもんである。
自宅から来来大飯店までほとんどドア・トゥ・ドア。

台北到着。
気温20度、フリースなんか来ていたら暑くてシャツ一枚で充分である。
さてどうしようか。
今回は、「美味しいモン食べよ」「お茶の入れ方を覚える」「夜市に行こう」程度のお気楽な目的である。
初めての街なので地図をたよりに「中正記念堂」まで歩いてみた。


車は確かに多いが歩道が整備されているので歩きやすい。


15分ほどで歩いて到着。「馬鹿馬鹿しいほどでかくて、いかにも中華思想」という公園を散歩し、公園の入り口で軍隊が訓練をしていた。





「ラ・バンバ」の曲にあわせて隊列を変え、その上機関銃をバトントワリングのように振りまわしている。こいつは面白い、充分ショーアップされている。





中正記念堂から歩いて「鼎泰豊」(てぃえん・たい・ほう)という小籠包(しょうろんぽう)の名店に行った。


台湾の関するガイドブックやエッセイには「必ず」といっていいほど登場する店である。夕方開店したばかりなので待たずに入ることができた。


入り口では、多くの従業員が餡を包む作業をしている。
「小籠包」「蟹小籠包」「野菜餃子」・・・・今まで香港や上海、神戸などで小籠包はいろいろ食べたが、これほどスープがたっぷりでコクがあって旨みがあるのは初めてであった。


写真家で料理エッセイストの森枝卓士氏は、著書で「鼎泰豊の料理を食べると『口福』になる。」と書き表している。異議無し、賛成。


夜は松山にある銀河観光夜市に行った。


香港の廟街を感じさせる雑多な雰囲気であり、冷やかしながら歩くのは楽しいものである。

子連れで旅をすると夜は行く場所が限られるので、このような夜市は気楽に連れて歩けるのでありがたい。





やはりアジアの屋台は面白い。

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