OXFORDという大学街


 英国には有名な大学が2つある。

一つはケンブリッジ、もう一つはオックスフォードである。

ただオックスフォード大学と言ってもその大学があるわけでない、マートン・カレッジ、オーリソールズ・カレッジ、ジーザス・カレッジなど街中に点在している複数の集合体がオックスフォード大学。

つまり40あまりのCollege(単科大学・学部)の集合体がOxford University(総合大学)を形成しているのである。

ケンブリッジも同様である。だから卒業生は、オックスフォードのオーリソールズ校出身であるという言い方をする。

日本の一定の敷地の中にある大学と概念が異なっている。

さて何度が英国に来ているが、オックスフォードもケンブリッジも行ったことがない。

今回はどちらか行ってみようと思い、ヴィクトリア・コーチ・ステーションに行ったところケンブリッジ行きは出発した後で、次のは1時間後。オックスフォード行きは10分後出発ということでオックスフォードへ。

ロンドンからオックスフォードまで約2時間、日本人女性が二人座っている、市内のハイドパークの横を走っている時

前の二人が
「ロンドンって、緑の公園多いねんな」
「そやな、大阪て緑も公園も少ないし」
「いや、そんなことあらへん大阪城公園があるやんか」

と同じ関西出身の私は大阪の女子大生ということが一発でわかってしまった・・・(^^)

前の二人の会話を笑いをこらえつつ楽しみながらオックスフォードへ到着。

オックスフォード・・・街そのものが大学と言われている。

15万人の街のうち15,000人がオックスフォード大学生と言われている。

大学の起源は、中世の西暦1200年にさかのぼることができるほど古い大学である。

バスターミナルの横ではフリーマーケットが開催されている。

適当に歩き始めて、最初に入ったのは大学とは直接関係ない教会であった。

入るとボランティアの方が話しかけてきて教会の説明をしてくれた。
この教会のステンドグラスの装飾が美しくてしばらく見とれていた。

街をあちらこちらと大学都市が持つ伝統と落ち着きに感心しながら歩いていた。

各カレッジのエンブレム(校章)があり、芝生は丁寧に手入れされている。

ガイドつきのツアーも多い。

学生が辞書を抱えて歩き、自転車で颯爽と走っていく。

昼はPUBでBitterとパイ。






駅まで歩いていく途中に川があり、何か見えているので川沿いに歩くと、運河を渡る船が係留してある、よく見ると住居船である。






堤防には電源が引かれていてポストまである。よくテレビ番組等で見ていたが、実物を見るのは初めてある、住むのには効率よくできている。

さて午後からもオックスフォードの街を歩き、聖メアリ教会から街を見下ろしてみたりして、夕方ロンドンに戻った。

特段どこへ行こうというのはなかったが、バスをBaker Streetで降りて、地下鉄で一駅。

St.John's Woodへ、この駅か徒歩5分のところに、あの「Abbey Road」がある。
「そういえば前に来たのは1985年だったよな」と思いつつ記憶をたどりつつ歩いた。

場所はすぐにわかったが、かなりの車の量である、以前こんなに多かったけ?
Abbey Road Studioに行くと周辺は落書きでいっぱい、そして前はスタジオの玄関は「EMI Studio」であったが「Abbey Road Studio」と名前が変わっていた。

何人かの観光客が来ては世界一有名な横断歩道とスタジオで記念撮影をして帰っていく。

そしてWestminsterへビッグベンに挨拶をして、夕陽にはえる観覧車を初めて見た。





何度も来ているのにテムズ川のこの一帯は私の好きな場所である。

さて、今晩もMilroysに行き、郁子ママと話する事にしよう。


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