石垣島の休日


お昼に石垣島に戻ってレンタカーを借りる予定だったので午前中は牛車に乗ることにした。

新田荘に泊まっていると新田観光の牛車は半額(1000円→500円)になるのだが正規運賃のお客さんがいて、その上、空席があるときのみという条件である。まるで格安航空券と同じ世界ではないか・・・(^^;;
まぁ、朝1番には乗れなかったが2番目に無事半額で乗ることができた。

この島では、この牛車が優先されるので、車や人は牛の後を続いていくことになる。
水牛の「さくらちゃん」は、けなげに車をひいて30分ほどで村内一周をしてくれた。

「さくらちゃん」はちゃんと道を覚えていて、先導のおじさんはアナウンスと三線(さんしん・沖縄三味線)を引きながら沖縄民謡を歌ってくれたのだった。
お昼石垣島に戻り、まず行ったところは「A&W」(ハンバーガーショップ)ここで「ルート・ビア」を注文。
妻と娘は一口飲んで絶句していた・・・たしかに癖になる味(?)である。

さてレンタカー会社に電話して迎えに来てもらい、車を借りた。レンタカーはT社のベストセラーの「V○○s」。

これが笑いたくほど走らない・・・親子3人乗って荷物2つ積んだらアクセルベタ踏みしても60kmしかでない・・・まぁ石垣島だから大丈夫だろうと走っていたが、あまりの遅さに笑いしかでなかった。
前の車の追い越しなんて論外である・・・(^^;;

後日、仕事場で何人かの「V○○s」オーナーに「V○○sって全然スピード出ないなぁ」と話したら、「そんなはずはない」とみんなに反論されてしまった。

まぁ、その車でタラタラ走りながら川平湾に向かった。

途中、スコールにあいしばらく待避するなどして、市内中心部から1時間かかって雨上がりの川平湾に到着。
あいかわらず美しい湾がひろがっていた。
前回は乗らなかったグラスボートに乗った。
グラスボート通常大人1000円、子供500円のところ、夏休み特別価格ということで大人800円、子供無料という不思議な料金体系となっていた。
ともかく安いのに異議を唱える必要性はまったく無いのでありがたく割引料金で乗ることにした。
10人あまり乗船して沖の珊瑚礁へ。
グラスボートから見る海中はほんとにきれいだった。
水深25mの底までくっきり見え、様々な形の珊瑚や50年もののシャコ貝など楽しませてもらった。
マレーシアのティオマン島やベトナムのニャチャンの海と遜色の無い美しさである。
次回に来た時はぜひシュノーケリングをしたいものである。

船から下りた後、娘は「紅芋ソフト」を食べていた。娘は沖縄に来て何が気に入ったかといえば「紅芋ソフト」一日2個のペースで食べている。
川平湾を後にして、パンナ森林公園の展望台へ。

また車が登らない・・・ローにシフトダウンしてアクセルベタ踏みで最高時速18km・・・もう笑うしかない・・・追い抜いていく軽トラがうらめしい。

そのあと、観光農園に向い、フルーツを食べて、今晩の民宿「八重山荘」にチェックイン。
もらった部屋が1階の二間続き13畳の大広間。

「今日は団体が入っていないからこの部屋をどうぞ」ということであった。
だだっぴろい部屋を3人で使わせてもらった・・・感謝感謝。

夜、食事に行き、今回の旅で初めて「泡盛(八重泉)」の「古酒」を飲んだ。
泡盛独特の香りが口のなかに広がるが、スムーズに喉を落ちていく。
酔眼でフラフラ歩いていると遠くから三線の音が聞こえてきた。
その音は海の香りのする石垣の夜に吸い込まれていくようだった

那覇の休日


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