首都を見下ろすパゴダ


シュエダゴンパゴダ・・・ヤンゴン中心部より北に位置する、ミャンマーを代表する最大級のパゴダである。

バガンであれだけのパゴダを見てきたので、別に行かなくてもいいかな・・・とも思ったりしていたが・・・やはり国を代表するパゴダであるので、真っ当な観光客としては行かねばならない。

というか他に行くところも無いし・・・

タクシーでパゴダへ。

外国人専用入り口につけてもらい5USドルを払って中へ。

入り口でサンダルを預けて、エレベーターに乗ろうとしたら、ボランティアと称する人が寄ってきて「境内を案内します」と日本語で声をかけてきた。

ほんとにボランティアなんだろうけど、私は断った。

案内してもらったほうが理解しやすいのだろうけど、一つひとつの云われなど知りたいと思わないし、写真を撮るとなると案内の人に気を使わないといけないので面倒である。
ガイドブックにはマップもあるし・・・困ることはないであろう。

エレベーターを降りて連絡通路を渡ると境内である。

さすがに大きいわ。

曇り空なので、裸足でも暑くないのがありがたい。

多くの善男善女がお参りに来ている。

居場所のない異邦人の私は、ゆっくりと境内を歩く。

ミャンマーに来てから気になっていたランチ・ボックスを頼んで撮らせてもらったりした。

2時間もいただろうか、もう充分と感じたので市内に戻る。

帰りは歩き。

道は市内まで一本なので迷うことはない。

やはり歩かないと、なかなか「旅写真」で「おっ!!」という被写体には当たらない。

急ぐ旅でもないので、あちらの路地を覗き、こちらの道を歩いてみるようなことをしていた。

街中に戻って、中古カメラを扱っている店を何軒か冷やかしていたが、古いロシアやドイツのカメラもあるが故障していて、文鎮かドアストッパーにしかなりそうもないブツばかりである。

動くのは日本製ばかり。

それもUSドル払いなので、日本で買うほうが安いやん。

この湿度で単にショーケースに入れているだけだと動くものも壊れてしまいそう

である。掘り出し物には、なかなか当たらない。

午後もひとしきり雨がふり、夕方。

一軒のネットカフェを見つけた。

事前の情報だと、Webは国の規制がかかり、外国ドメイン・・・例えば.jp・・・見ることができないと聞いていた。

ネットカフェに入り、日本語フォント使えるかと聞くと「大丈夫」という返事が返ってきた。

自分のURLを入力すると、トップページが現れた。

フムフム使えるやん・・・とメールチェックして返信してBBSにレスつけてblogに一本記事をあげた。

他に行くところの少ないヤンゴンの街で絶好の時間つぶしとなった。

部屋に缶ビールを数本持ち込み、本を読んでいた。

ふと思い立って窓を開けた、雨が激しく降っている。
ビールを飲みながら、暗闇に降る雨を見ていた。
明日・・・どうしよう・・・

 

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