クルンテープと呼ばれる都
TG691便は定刻どおりワッタイ空港を離陸した。
バンコクまで1時間程、それでもちゃんと機内食がでた。
ドンムアン空港を出ると小雨が降っていて、数日前とはちがい蒸し暑くなっていた。

そろそろ乾季も終わり、雨季に入ろうかなという感じである。
今晩の宿は、Awazuくんが滞在している長期のレンタルルームである。
そこをホテルと同様に1泊できるように彼がが予約をしてくれていた。
国立競技場(ナショナルスタジアム)の近くでジムトンプソンの家の近くである。
エアポートバスとタクシーでいって、BTSのナショナルスタジアム駅で降りた。、
田舎から一気に大都会に戻ってきたら、刺激が強くてクラクラきた。
予約も問題なく無事チェックイン。
この時間彼は大学で勉強中だし、まだ午後3時前。

ひさしぶりにワット・アルンでも行ってみようか・・・15年ぶりである。
相変わらず観光客とみるとボリまくるタクシーと挌闘して、チャオプラヤー川の渡し舟乗り場へ到着。
渡し舟に乗って対岸へ。
ワット・アルンよりチャオプラヤー川の行き来する船を眺めていた。
クルンテープ・・・天使の都・・・バンコクの名称である。
正式名称はAwazuくんに教えてもらった。
「クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッターナラーチャタニーブリーロム・ウドンラーチャニウェットマハーサターン・アモーンラピーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット」。
これは世界一長い都市名であろうとのこと。

騒音と排気ガスと渋滞と熱気で、どこが天使の都かと言いたいが、チャオプラヤー川から見るバンコクは、柔らかい風景である。
夕方、Awazuくんに、バンコクに戻ってきた旨連絡したら、
「ogawaさん、よければ晩御飯いかがですか?」
「でも君は明日試験だろ、無理に付き合わなくても大丈夫だよ。」
「アルコール抜きで付合いますよ。」
6時に彼と彼のタイ語クラスメートと合流して。
行った先は、チュラローンコーン大学の裏手の市場の2階の食堂。
チュラローンコーン大学の学生寮が近いせいか、学生達でいっぱい。
雰囲気は、シンガポールのホーカーズと似ている。
メニューが出てきて驚いたのは、英語のメニューは表裏の1枚の紙、タイ語のメニューは冊子となっている。
「このメニューの差は何なんでしょうね。」
二人とも、タイ語で店主とやりとりしている。
「うまいもんだ・・・」と挨拶程度のタイ語しかできない私は感心して見ていた。
これだけしゃべれると面白いだろうな。
彼らのおかげで、うまいゴハンにありつけた。
ゴメンネ・・・私ひとりだけビール飲んで・・・(^^;;
食事の後、タイマッサージで2時間しっかり揉まれて、ヘロヘロになって部屋に戻った。
こちらは深夜までクラクションがなっている街である。
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