End of Travel


朝、昨晩の心地よい疲れが残っていたが、気持ちよく起床。

毎日変わった部屋も本日チェックアウト。

清算していると、ほんとに安くしてくれていた。

こういう、些細な事の積み重ねが旅を気持ち良いものにしてくれる。

午前中、地下宮殿に向かった。

入り口を撮影しようとしたら、警備の兄ちゃんが「オレを入れなきゃ、撮影はダメだ」と笑ってファインダーの中に入ってくる。
「わかった、だったら動かないで」と笑いながら答える私。

地下宮殿でメデューサと対面して地上へ。

その後、アレキサンダー大王のものと言われる石棺がある国立考古学博物館へ。

アレキサンダーには関心があるが、ともかく出発までの時間つぶしのつもりだったが、思った以上に展示が良かったので見入ってしまった。







そして残りはトピカピ宮殿。
結局、行かないことにした。

先にも書いたように食指が動かなかったのと、たぶん残しておけば次にまたこの街に来ることができるだろう。

イスタンブールの旅もこれで終わり。

フライトは定刻どおり離陸。
深夜、ドーハの空港。

ヨーロッパやエジプトから日本に戻るツアー客が賑やかに話している。
空港は、砂嵐なのか窓に砂が当たる音がしている。
私は、デジカメを出してセルフポートレートを一枚。
無精ひげと眠たそうな目、あんまり冴えた顔じゃないなぁ。
いままで旅の終わりのセルフポートレートなんて撮ったことがなかったが、こんな雰囲気なのか。
まぁ、良い。休暇中の顔だな。

明日からは日常に戻る。
関空便に乗り込む時、いつもの合い言葉「そうさ、またくるさ。」


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