社員旅行は香港へ

関西弁バージョンです。友人との会話ですから厳密には関西弁とは言えない表現もあります。
あまりツッコミをいれないでくださいね(^^;;


ogawaとamanoのつぶやき。
ogawa・・・香港は3回目
amano・・・このホームページでも何度も登場する、親友&悪友。香港は2回

amano(以下A)「社員旅行の香港どやった?」
ogawa(以下O)「うん、まぁ、あんなもんでしょ。でも、疲れたわ」
A「なんで?」
O「200人ぐらいが集まって大団体だったやんか、一つ行動するにしても時間がかかって・・・それに、お約束の市内観光。土産物屋は3軒つれていかれるわ、途中で嫌だから降りるとも言えないし、また、初めての海外旅行という人も多かったから、みんな買うんだ・・・だから余計に時間がかかって・・・あの旅行社、バックマージンで儲けたやろな」

A「そんな、すごかった?」
O「すごい、すごい・・・買い物天国といっても自分がモノを買わへんからからピンとこーへんかったけど、えらいさんや、OLが宝石や毛皮を安い安いとカードを切っているのを目の前で見ると圧巻!!!翌日、OL達がブランドショップのバッグを腕一杯抱えてホテルに戻って来るのを見たときは、まんざら雑誌の記事も誇張やあらへんなと思ったわ」(笑)
A「おれも、この前行ったときペニンシュラ・ホテルのアーケードでヴィトンのバッグを同じ種類のを5つ買ったという人を見てんけど、正面からみたら荷物で顔が見えへん・・・みんな頼まれたモノやったんかなぁ〜?」
O「そやろな・・・ボクも以前は、そのような頼まれ方をされたけど、今は全部断っている、だいたい、『○○社のこれこれのバッグの何色を買ってきてお金はらうから』っと言われたって、店を探す手間、品物が無い、荷物が増えるなんていうことを考えたら割あわへんわ」

A「話戻すけど、おまえのことだから、夜は廟街とか行ったんやろ?」
O「行ったけど・・・」
A「何かあったんか?」
O「別に、トラブル起こした訳やあらへんけど、社内でボクの海外旅行好きはトップまで良く知られていて、何回か香港へ行っているのは知られていたから、何処へ行くにも相談されたり、一緒に来たりで1人になれたのは最後の一日だけやった。それに大半が海外旅行が初めてか2度目で、自由時間に何をしたらいいのかわからへん人が多く、廟街とかプアマンズ・ナイトマーケットへ行きたいとか地下鉄、トラムに乗りたいという人も引き連れて行ったわ・・・・まるでツアコン!!。まぁ最後は割り切ったけどなぁ〜。もう1人大阪支社に香港通がいるんやけど、うまいこと雲隠れして・・・・逃げた!!」 (苦笑)
A「『自由時間に何をしていいかわからない』か、香港なんて特別観光地があるわけやないし、街歩きができなきゃ、ほんと何していいかわからへんもんな。地下鉄に乗ること、トラムに乗ることが”楽しい”と思えへんと。でもどんな国でも同じだと思うねんけどなぁ」

O「同感。あとさぁ数人のOLがお粥を食べたいということで、朝、ホテルの近所にお粥を食べに行ったら、美味しいといって食べた子とダメといって食べへんかった子がいたんやけど、やはり慣れた味覚からはなれると抵抗がある子も多いみたいやな。焼肉飯、麺、粥なんて香港でのファストフードやんか、マクドナルドが悪いとは思わないけど、たかが香港4日間で朝はホテルのブレックファスト、昼はマクドナルド、夜は団体向けの中華料理店ていうのは寂しいなぁ。」
A「そんなものかもしれへんで、おれもおまえも意地汚さと好奇心が歩いているようなものだから口に入るものはなんでも食べようとするけど、食べれへん人はあかんみたい。前に、おれもそのような人達と香港に一緒に行ったことがあるけど、あれは嫌だ、これは嫌いなんて言われて、ホントに困ったわ。香港には美味しいモノが沢山あるのにもったいない話。」

O「だから、初日、2日目はこんなのでゼ〜ンゼン自由にならへんかった」
A「それは、ご愁傷さま」(笑)
O「だから3日目は、朝早くから逃亡した。」(笑)
A「で何処に行ってん?」
O「粥食べに行った」
A「あんなぁ〜」
O「ゴメン、国境に行った。上水まで行って、そこからバスに乗って落馬州というところで降りて10分ぐらい歩いたとこなんやけど。でも、降りるバス停がわからへんようになって、終点の元朗まで行ってしもた、また折り返してやっと到着・・・ちょっとした小高い丘になっていてシンセン(字がナイ)地区が見えた、手前のフェンスは田圃になっていて、アヒルが団体で歩き回っていたし、それから国境の検問所に行ってしばらく人の往来見ていた。ボクも通ろうとしたら、さすがに止められてしもうた。」

A「でも97年にはなくなるな」
O「そういうことやな」

O「九龍城塞は?」
A「入り口まで行ったんやけど、中には入らへんかった」(後から考えれば九龍城塞に入る最後のチャンスだった・・・後悔先に立たず)
A「あとは?」
O「北角やキャットストリートをウロウロしててん。特に北角のマーケットは面白かったでぇ。トラムは市場の真ん中走っていって、そのたびに屋台が移動して、見てて飽きひんかったわ」


A「それと、カメラ何持っていった」
O「よくぞ聞いてくれました!!今回、初めてNikonF3はお留守番してもらって、1週間前に手に入れたCONTAX T2だけ持っていってん。今回は団体だからそれほど撮れへんと思ったし、へたに一眼レフなんかぶら下げていたら写真係にされたらいややんか。だから、街歩きは殆ど手ぶら状態。楽、楽」
A「T2はどう」
O「とりあえずエクター使って7本撮った」と言って、嬉しそうにT2とプリントとネガを出してくる。
A「結構、よく取れてるやんか。何枚か後ピンやなぁ」
O「まだ使い方慣れてへんし、しゃ〜ないわ。何せ、今回初めて使ったからこのカメラの癖をつかんでへんかったし」
A「おれも買お,これええなぁ。」と言って1年後、彼もT2を買った。
O「でも、団体はもうええわ。社員旅行だから費用は会社持ちだから文句は言えへんけど、不必要に気ぃつこたし、ほとんどツアコン状態やったから。パックでもネパールの時みたいに慣れた人間ばかりやと気ぃ楽やけど。」
A「まぁ、そんなもんやで。ともかくお疲れさん。」

*これは1991年の正月に私とamanoとの会話の要約みたいなものです・・・(^^) 今にして思えば典型的なバブル時代のお話ですね、今回、何年ぶりかで読み直してみて・・・(^^;;・・・当時の典型的な団体旅行であったことが端的にでています。
それは、それで懐かしい気がします・・・(^^) (2003.1.2 追記)

1990.12.6〜12.9


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