第２話　野生の調教

とある暗い部屋では、怪しげなゴリラさんの催眠術講座が行われていた。いわく、機械と生物の融合体となった彼らは今までのようにトランスフォーム（変身）できないらしい。講義を聞いてチータス、ブラックウィドーはトランスフォームに成功する。（あれ、いま気がついたけど、「変身！」じゃなくて、「トランスフォーム！」なんだ。なんでだろう？）ちなみに、ラットルだけはトランスフォームできなかった。そこに、敵襲。コンボイさんは新しい基地を探すことにする。彼らはチータス・ウィドー組と、コンボイ・ラットル組に分かれる事にした。

さて、ブラックウィドー組はこっそり仲間を探しにかかる。しかし、街はゴーストタウン状態。ウィドーはデータ中枢にアクセスしてみるが、記録が全部削除されていることを知って驚愕する。そこに、また敵襲。コンボイさんらも合流して戦いになり、ゴリラは腕を光らせビームを出す。もう何でもありのボディとみました（笑）　結局、敵を倒したコンボイさんは、街に誰もいなくなったのはウイルスのせいと（何故か）断定。そしてこれまた何故か、「セイバートロン議会」へ向かうことにした。

ゴリラさんは、仲間が援護している間にひとり議会の建物に入る。プレートの浮遊する内部に入り、先に進むと…。天井から蛇が。じゃなかったのれんが。じゃなかったところてん…。いやいや、その実体はメガトロン。みの虫カプセルに入ったメガトロンが、有機質っぽい管をいっぱい下げて降りてきたのだ！

メガトロンは、『スパーク（魂のようなもの）のない、エレガントなマシーン（ビーコンのような…。あれがエレガントなら、ですが。）によって統一されることが、テクノロジーのあるべき姿』という理想を（いつの間にか）抱いていて、ビーコンたちを率い、セイバートロン星を支配下に置いていたのだ。そして、ビーストモードを持つ邪魔者こと、コンボイさんら「お笑い劇団」を倒し、星を完全に支配しようとする。だが、逆にチータスらがマシーンを倒していくさまを見て、頭蓋骨にぱーんと怒りが到達。とたんに、メガトロンはビーコンをコントロールできなくなる。それを見て、さっそくコンボイは揶揄する。性格悪いぞ！

もっともメガトロンも負けておらず、腹いせに（？）何千万のトランスフォーマーのスパークは消え去ったのだと話す。これにはさすがの無茶ゴリラも仰天。さらに多くのビーコン軍団が呼び寄せられ、残りのサイバトロン達も駆けつけ、派手などついあいになる。敵の多さにいったんサイバトロンは退こうとするが、ゴリラだけは動きたがらない。結局チータスがバナナを買ってあげるからと何とか穴から押し出し、彼らは逃げ出したのだった。

やはり言いたいことや分からない点が山盛りですが、一番突っ込みたいのは、これです。ゴーストタウンになったセイバートロン星の街並み。なんですかこの地球のどこかの都市のような情景は・・・。

セイバートロン星は、もっと”地球らしくない”デザインの建物が建ち並ぶ、ちょっとした異世界だったはずなのに。それとも、長い長い文化交流のすえ、独自の文化が失われたのかな？　だとしたら非常に残念です。

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