第1話 伝説の復活

前シリーズの最後で、懐かしの故郷セイバートロン星への帰路についたトランスフォーマーたち。しかし・・・。

コンボイさんは、何故かセイバートロン星の地表をひとり、しかも初期のビーストモードのゴリラ姿でロボット兵たちに追い回されていた。戦うために変身しようとしても、体にぴしぴしと電気が走るばかりで変身もできない。逃げる一方のゴリラさん。と、そこに、天啓のようなものがゴリラをかすめる。彼は通りかかったトレインに飛び乗ってみた。すると、そこには仲間、ねずみのラットル君がいた。

同様に天啓を感じてチータス、ブラックウィドーとも再会を果たしたコンボイ。しかし、雁首を揃えてみても事態の深刻さは変わらなかった。まず、セイバートロンに到着してからこの方の記憶がない。謎のロボット兵に追い回されている。全員初期のビーストモードでロボットに変身もできない。・・・このままでは基本システムがダウンするのも時間の問題なのだ。

ところが先程からおかしな天啓を感じていたコンボイさんは、確信をもって地下へと進む。力尽き、最深部へと落っこちた彼らが意識を取り戻すと、そこは真っ暗。ゴリラが癇癪を起こし、落ちていた破片をブン投げると、壁が壊れ炎が立ちのぼるではないか。みんなは「こ〜わした、こーわした、せーんせいに言ってやろ」とはやしたて、ゴリラは「え、え、」と戸惑うが、そこに現れたのは「オラクル」。最初のトランスフォーマーを生み出したと言われるセイバートロン星のコンピューターだった。オラクルはゴリラ・・・スパークの持ち主が来るのを待ちわびていたのだった。

オラクルは謎かけのような事を口走るなり、コンボイさんに同意も求めず彼のフォーマットを書き換えてしまう。そして、光の中から戻ってくるゴリラ。彼は、チータス曰く「誰だお前」状態になっていた。「顔、なんかおじいちゃんになってるよ」と言われたコンボイさんは、強い口調で仲間にフォーマットを書き換えてもらうよう命令。結局、彼らは全員むごい、もとい、新しい姿になった。するとオラクル(光)は消えていった。

そこに待ってましたとばかりに、敵の”バリバリバリバリよろしく!”ロボット軍団が現れる。しかし、サイバトロンたちは体こそ変わっても変身が出来ないままだった。コンボイは変身には訓練が必要だと悟りすまして言うのだが、この状況でそんな暇があるはずない。彼らは変身なしで何とか敵をやっつけた。ただ、コンボイさんを除いて(笑)。彼は断崖から落っこちる羽目になる。落下しつつある彼に、オラクルの先ほどの声が聞こえてきた。するとコンボイさんのニューゴリラの体は青い光に包まれ、とうとう彼は変身に成功するのだった。

 

さて、一方。ゴリラと仲間達の無事を報告された、ロボット兵の親玉であるお方は・・・。自分の出番がたったのワンカットのうえ照明が暗いので怒り狂っていた。

 

衝撃が大きすぎて、感想の書きようもないぐらいの、リターンズ第一回。それにしても、まさか新シリーズが記憶喪失ネタで来るとは(^^;)

それにしても仲間のライノックス、シルバーボルトがいないことに、誰ひとり突っ込みもしなければ、思い出しさえしないんですね。もっとも、いざ出会えば仲間の名前は覚えている。ずいぶん、不思議なメモリー飛びが起こったんだなあ。

 

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