23話 ただいまでござる

 

宇宙の果て。異様な生命体が地球の事を話題にしていた。そして、メガトロンが地球で引き起こした時空の乱れを、放ってはおけないな〜ととっておきの秘書を派遣することにする。その秘書とは。

さてデストロン基地では、カリスマ美容師にセットしてもらったとゆー変なかつらをかぶったメガトロンが、こないだの裏切り者のクイックストライクをいんちき裁判にかけて遊んでいた。そのとき、エイリアンの使いの到来が、メガトロン、そしてまた秘密基地でまた何やらやっていたタランスにも報告される。デストロン基地は臨戦態勢に入ったが、使いはまっすぐに地球に、そしてデストロン基地に向かって突っ込んできた。メガトロンは、ついに、基地を捨てて脱出を決意。みんながすたこら逃げた直後に、基地は使者が突っ込んでばらんばらんに吹き飛んでしまった。

あとかたもなくなった敵基地のさまをみて、サイバトロン基地ではラットルが大喜びしていたが、他の連中はそれがエイリアンの仕業と知って顔色はよくない。一方、破壊された基地跡からは、なにかが、ゆっくり浮上してきた。彼はヴォーク(最初にでてきた異星人のこと)の使い、タイガーファルコンと名乗る。そしてその実態は、だいぶ昔、エイリアンによって誘拐されたエアラザーと、タイガトロンの合体した姿なのだ。彼は自在に竜巻をおこしてデストロンたちを吸い込むと、残ったメガトロンとどつきあいを開始する。サイバトロン基地では、その模様をいい加減静観してられなくなって(と、いうのもメガトロンがを倒されてしまったら、彼の体内にある初代メガトロンのスパーク云々でもっと時空がやっかいなことになるのだ。むつかしいなー)、メタルスチータス2を現場に派遣することにした。

どつきあいは空中で激しく続いていたが、圧倒的パワーの差でタイガーファルコンが勝利をおさめた。そこにやってきたコンボイさん。とどめをさそうとしていたタイガーファルコンを止めに入るが、彼は、コンボイさんを地面を裂いてそのなかに落っことしてしまった。ところが、その彼もタランスの不意打ちをくらって思いがけず、捕らわれの身になってしまう。

ところで。そのタランスに先にやられていたMチータス2。彼はおとくいの白昼夢を見ていた。向こうの方から、光るタイガトロンとエアラザーが帰ってくる。そして、お互いのスパークはひかれあうように、体内から出てきてひとつとなる。ところがそれは唐突に消え、代わりにヴォークが襲い掛かってきて…。そこで目覚めたチータスは、傍らに夢ではなく、本当に光輝くスパークがひとつ浮遊しているのをみた。彼は、その後をついていくことにした。

さあて。捕っつかまえたタイガーファルコンを、タランスはおとくいの改造で自分の手下にしようと企んだが、改造機械にかけられ苦しむタイガーファルコンの口から、「やっちゃう?」「やっちゃおうか」ととり憑いていたヴォークがゆらゆら近づいてくるのには気づかなかった。そして、タランスに襲い掛かるヴォーク。そのとき、改造機械の向きが180度回転してしまって、発生していた怪しげなビームは、タランスと、さらに彼にとり憑き終わっていたヴォークまでどーんと爆発させてしまった。残ったのは、タランスの足だけー。そこにやってきたMチータス2は、タイガーファルコンを爆発する洞窟からなんとか助け出すのだった。

気がつくと、そこは、洞窟の入り口で、コンボイさんがこんこんとチータスをつついていた。そのコンボイさんの背後から、昔の仲間、エアラザーとタイガトロンのスパークが合体した輝くスパークが近づいてきて、タイガーファルコンのなかにおさまる。彼は気がつき、詳しいはなしは基地にかえってからゆっくりしよう、といいながら差し出されたコンボイさんの手の大きさに、びびって思わず手をひっこめるのだった。思わず笑い出すチータスをたしなめるコンボイさんらは、けらけら笑いながら帰路につくのだった。

 

長いこと「謎の存在」としてそこかしこに、メタルス以前から影をみせていたエイリアンが、初めてここに姿を現した。と、思ったらタランスと一緒に爆発してしまった。いったい何だったんだ。

ちなみに、エアラザーとタイガトロンが合体したタイガーファルコンの口癖は、「ござるでしょう」。声は、タイガトロンのものである。羽こそついているけど、おおすじではタイガトロンベースに合体したなーという感じがしますね(ちょっと残念)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メガちゃん髪型突っ込んで欲しいならそう言わないとー(笑)。彼の場合どこまでボケなのか部下にも判断できないだろうよ。

このシーンでは彼の後ろでまぬけな弁護人・ワスピーターの発言をカタカタタイプしているごっつんこも好きだなあ(^^)。

前へ前へ
リストに戻る戻る
次へ次へ

home