２２話　もえてドラゴン

サイバトロン基地正面。そこに、デストロンたちがやって来ていた。メガトロンに副司令官に任命されたワスピーターは、囮として、立派に役目を果たしコンボイさんにぺしゃんこにされた。その隙に、サイドからタランスが、またもや妙な新兵器をまたもやコンボイさんに打ち込む。どうやら、彼の発明品の実験台はコンボイさんと、相場があらかた決まっているものらしい（笑）。コンボイさんの足元から体内に侵入した極小兵器は、彼の、スパークにまんまと取り付くのであった。

さて。サイバトロン基地にＭウィドーが戻ってきた。と、不思議なことに人気（ひとけ）がなく、明かりも消えてしんとしている。その背後には、Ｐコンボイが忍び寄った。ウィドーは、まだ彼の異変に気づいていなかったが、実は、彼はタランスの新発明により、クイックストライクの操り人形と化していたのだ。そして、ウィドーは操りコンボイにとっつかまる。残りの戦士はというと、天井からの檻の中でのびていた。まったく、サイバトロンの連中のエキストラ化は留まることを知らないらしいな。

コンボイさんを完全に意のままとしたメガトロンは、サイバトロン・デストロン双方の先祖が眠るアークへと進入する。その頃、ウィドーはなぜかハンドパワーで（！）、鉄骨をカニにぶっつけまんまと逃げ出していた。一方、メガトロンはというと、アークの中の、デストロンの初代破壊大帝・メガトロン（いわゆる我らがおなじみのメガトロンとは別人）に近づき、彼のスパークを取り入れコンボイさんのようにパワーアップしようと企む。ところがだ。その時操りコンボイの目が妖しく光った。彼を操るクイックストライクはタランスと組んでいて、メガトロンを亡きものとしようと考えていたのだ。そして容赦なく溶岩に落っことされるメガトロン。彼はぶくぶく沈んでいった。

さて笑い転げるタランスだが、彼の計画はこれで終わりではなかった。なんと彼は、アークを爆発しちまおうとコンピューターに細工してしまう。おいおい、アークがなくなると過去が変わってしまって、自分たちまで存在がやばくなるんではないのか？（ところが何故かタランスはＯＫらしいんだな、これが。）　でもそれを案ずる暇もないまま、タランスの前に溶岩からあるものがたち登ってきた。それは、初代メガトロンのスパークを取り入れ、（たぶん）溶岩のエネルギーまで吸収してパワーアップしまくり、ドラゴンの姿となった、Ｄドラゴンメガトロンだったのだ！

一方。サイバトロンでひとり役立つ（笑）ウィドーは、コンボイの正気を取り戻させると、彼からアークのやばいのを聞いて奥へとすっとんでいく。ついでに、鉢合わせしたＤ（ドラゴン）メガトロンとＰコンボイの戦いが始まった。

アークの奥でウィドーは、あと１５秒でここらが爆発すると知ってたまげる。しかしさすがは彼女、間一髪、あと１秒で爆発というところで、それを阻止する事に成功する。そして、サイバトロンの連中を解き放してじゃれあってるコンボイさんらのところに駆けつけるのだった。Ｄメガトロンは、その様子を見ると、とりあえずこの場は去っていった。

こうして、Ｍウィドーに続いてＭメガトロンまで、大変身をとげたのである。ちなみに、メタルス化していてなおかつさらに変身したのは、コンボイさん、メガトロンと、（何故か）チータスだけだ。
ついでに、この次の回ではまた新しい姿のメンバーが飛来するので、ここんとこは追い込み変身ラッシュという感がする。それでいいのかどうかは知らないが。おかげで話としてはもう半ば、破綻しているような気がしないでもない（ひどい言い方）。

奥さ〜ん（どんどんどん）
基地の外に締め出され、めずらしくボケ役のごっつんこが楽しい（＾＾）

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