13話 大きくな〜れ

 

話は前回の続きから。アーク周辺では時空が歪んで大嵐が起こっていた。その怒涛の嵐のなか、ウィドーは勝ち誇るメガトロンを倒し、さらに、「何もなかったことにする」ために、ぶっ壊された初代コンボイ(ゴリラコンボイさんらのご先祖にあたる)の修復にとりかかる。

ところが。時空はまだ安定しない。コンボイさんは、初代コンボイのスパークを自分の中にとりいれ、当座をしのごうとする。ライノックスいわく、それは大変危険らしいが、コンボイさんは聞く耳持たずだ。そして、案の定、コンボイさんは無理がたたってえらいことになってしまった。

その間に、なんとか再生装置を作動させ、初代コンボイの再生(? とはいってもそもそもが仮死状態だったんだけどさ。)を計るサイバトロンたち。一方、気がついたメガトロンは、散り散りになっていたデストロンたちを呼び寄せる。そして、アークの奥にやってくる。ところがだ。なんとそこには、初代コンボイのスパークを取り入れて、すっかりパワーアップし姿・大きさまでもが変わった「パワードコンボイ」が立ちはだかっているではないか! 圧倒的(身長)差に、捨てゼリフを吐いてメガトロンはアークを去っていく。が、P(パワード)コンボイさんは、彼がおとなしく引き上げるどころか、いまはがら空きになっているサイバトロンの基地を狙っていると悟って、かえって慌てるのだった。

しかも、ご丁寧にメガトロンは、敵基地に向かう途中で出くわしたウィドーを、撃っていってしまう。ウィドーは倒れ、駆けつけた(遅いよ)シルバーボルトは彼女を抱き上げるのだが、その腕のなかでウィドーはぱたりとなってしまった…。ぱたぱた犬は感傷に浸るが、それを取り巻く、みんなは冷たい。と、いうのも彼女は死んだ訳でなく、気を失っているだけだったので(笑)。夢中の犬だけそれに気づいてなかったのだ。

さて、サイバトロン基地。これを、何故かデストロンは手に入れようとはせず、「滝壷に落とす」作戦に出た。しかも、ランページや虫たちが、ロープでひっぱってこれを落としにかかるという律義ぶり。そこに駆けつけたPコンボイ、かっこよく登場しロープを切り、ランページをぶっ飛ばしたまではよかったのだが、カニが倒れた衝撃で放ったミサイル、これを事もあろうに(とっさに胸のスパークをかばって)方向転換させてしまう。で、当たった先は、サイバトロン基地、を、支える大岩。見事だ。と、いうわけで、サイバトロン基地は今度こそ本当に水の中に沈んでしまった。

Pコンボイさんは、過ぎたことは気にしない性格だったので(笑)、さっさとアークに引き返すと、初代コンボイのスパークをその本来あるべき場所へと戻すなり、これからはここを基地にして戦うと宣言するのだった。

 

ちなみに何故か、スパークを返してもコンボイさんは、Pコンボイの姿のままである。おかげで、基地が滝壷に落ちたのは、サイズ的に入れなくなった誰かさんの為なのだというまことしやかな噂が流れている(笑)。

あと、このままサイバトロン基地を残しておくと、アークを守らなきゃならない都合上、サイバトロンが常に戦力を2分することになるので、話がややこしくなる意味でも沈めなくちゃいけなかったんだろうな。あわれ基地。

 

 

基地沈めてしまった…。

 

 

 

 

 

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