11話 すきですっ

 

話は前回の概要からはじまるが、あらためてここで書くまでもあるまい。割愛。シルバーボルトがコンボイさんに呼び出されてやってくると、彼は、いきなりウィドーとのおつきあいについて問い詰めるのだった。コンボイさんは冷酷に、彼女をさんざん〜にけなすと、シルバーボルトに謹慎を命じる。さらに、彼女の始末をチータスにさせるという。こんな言い方されて、おとなしくしていられるほうが不思議だ。コンボイさんリーダーとしてやっぱり問題あるんじゃないのか?(笑)

デストロン基地では、手も足もでないメガトロンが、さんざん〜にジャガーに言われていた。メガトロンは、エネルゴンを餌にジャガーを誘うのだが、彼は乗ってはこない。それもそのはず、隠しエネルゴンのありかはタランスが発見していたのだ。そのうえ、タランスはメガトロン言うところの、「3バカ長老」の派閥、ジャガーが所属する(メガトロンとは異なるデストロンの)派閥の一員だったというのだ! ジャガーは、しかし、用心深くそのエネルゴンも、サイバトロンにとりにいかせることにする。

一方シルバーボルトは、案の定、声をかけてきたチータスを殴り倒し、基地を飛び出しウィドーのもとへ。コンボイさんは、さっそく怒って彼を追いかけに出た、と、思ったらこれが違って(笑)、呑気にもジャガーの命令を受けて、エネルゴンを取りに出かけたのだった。ところが、着いた場所はいかにも怪しい。さらに、そこにインフェルノが現われる。

愛に燃えるぱたぱた犬は、飛行装置をこしらえていずこかへと向かっていたウィドーちゃんをみつけてさっそく痴話げんかを始める。それは結構だけど、空飛んでるんだから前方はせめて確認しないとなあ。前方は山だった。でも幸いなことに、山にぶつかる前に彼らはワスピーターにぶつかるのだった。まっさかさまに落っこちていくブラックウィドー。彼女を、ぱたぱた犬は見事キャッチする。

さあて。エネルゴンの現場の方は。いきなりインフェルノが何やら罠にひっかかってえらいことになってしまった。インフェルノは、こともあろうにエネルゴンを撃ってしまうのだ。コンボイさんらは、そそくさと逃げ出す。吹っ飛ぶエネルゴン。コンボイさんから連絡を受けたジャガーは、やはり罠だったなとつぶやく。そして、メガトロンを処刑しにかかる。ついでに、メガトロンの部下たちも全部抹殺するつもりだったのだが、ふとその風向きが変わった。メガトロンが、不思議なことを言い始めたのだ。彼が奪って、今は破壊されている…ゴールデンディスクには、表向き、エネルゴンのありかが記されていることになっているが、実は秘密のメッセージが書き込まれているというのだ。彼は破片のひとつをとりだして、再生してみせる。すると。初代メガトロンのメッセージがほんとうにあらわれ、ジャガーは口をぽかんと開けて呆然とする。こうなってくると、残りのメッセージも聞かないわけにはいかないな。ジャガーは、メガトロンを解放する。

後ろから追突されてばらばらになったワスピーターがないている背後では、ウィドーとシルバーボルトがうらうらと岩をどけていた。そこは、トンネルがあったようだがふさがれているのだ。またもや始まる痴話げんか。しかし、犬のしつこさに、いいかげんクモの方が折れる。

ところで基地への帰路についていたコンボイさんが、基地に報告を求めると、やたら偉そうなラットル君が出た。彼は、いいニュースと悪いニュースがあるというが、さて? いい方は、ジャガーにへいこらしなくてよくなったというものだ。悪い方は? ジャガーが、デストロンに寝返ったというわけである。実際、その報告を受けているコンボイさんの背後から、ジャガーと、そして笑いまくるメガトロンを乗せたジャガーの船が、攻撃しながら近づいてくるのだった。

 

犬も食わないという痴話げんか(しかも犬の。)は、放っておこう、この際。ややっこしいのはタランスの所属が明らかにされた点だ。彼は、メガトロンたちとは違う、「3バカ長老」の派閥のロボットだった。しかし。

後にタランスはとんでもないことをやらかそーとするのだが、それが、直接、この点に由来するかどうかは微妙だ(^^;)。はっきりいっちゃうと、タランス、メガトロンの祖先らを壊しちゃおうとするのですな。そんなことすると、自分だって消えちゃいそうなものだが、そうはならない。それが、果たして「この派閥」にいるからなのか、また別の由来があったるするのかは、謎。考え出すとかなりいけないことになるので、あまり考えないでおきますです。その派閥の起源はどこまでさかのぼるんじゃ〜とかね。だいたい、これらの設定自体、あとから付け加えられた感がありますし。

ま、だからとにかく、後々「そんなことしたらお前自身どうなるんだよ〜」というようなことが起こっても、「あ、タランスは別のデストロンだったっけかな。」とだけ覚えておきましょう。たぶん、それで、いいのだとおもう(^^)。

 

しかしどんどん壊れていくな〜シルバーボルトは(笑)。

 

 

 

 

 

 

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