10話 たいほだにゃ

 

ジャガーも未だにどーゆー顔してんのかよく分からんなあ…(全身真っ黒だし) ま、いいかぁ。話は、ライノックスの説明から始まる。かいつまんで言うと、トランスワープウェーブというのが発生していて、それは時空を超えて広がっており、サイバトロンの故郷セイバートロン星にも到達するというのだ。すると、当然、救助船がやってくるはずなわけで。サイバトロンの面々は、浮かれまくって踊り出したりするのだった。

そんなさなか。その騒ぎから距離を置いていたシルバーボルトの関心は、ウィドーちゃんとの密会にあった(笑)。彼は、重力ジェネレーターというのをウィドーちゃんに渡す。ところで。

場所はどかんと変わって時代も変わって、宇宙空間を広がっていくウェーブの輪。それは、とある宇宙ステーションに達していた。中はたちまち大混乱。そんななかにだ。手元の赤いランプをつけて、3者協議を始めた者たちがあった。打倒サイバトロン・宇宙征服を夢見ている、とあるデストロンの勢力の長老?たちだ。彼らは、ライノックスらが期待していた、ウェーブのセイバートロン星到達をしっかり妨害してしまった。しかも、彼らは使者を恐るべき船に乗せて送り出す。さてはて。

サイバトロン基地では、セイバートロンからの助けに対し、デストロンがどう出るかひやひやしていた。一方、デストロンはなんだかよく分からない装置を組み立て、何か画策していたようだが。そいつを踏み潰してランページが基地に攻撃を始めてしまった。しかしその頃、基地に、謎の船が近づきつつあったのを両者は感知できなかった。突然、頭上の空から降りそそぐレーザーの雨。デストロンは、いったん退却する。サイバトロンはサイバトロンできょとん。助けがきたかと思いきや、姿を徐々に現した船からは、だれも下りてこない。そして、姿形の見えない侵入者は、いきなりやってきた。姿を現した彼をみて、コンボイさんは思わずその名をつぶやく。

彼はジャガー。彼は、昔サイバトロンと戦ったことをまず謝り、さらにウェーブは大変弱くてセイバートロンでは感知できなかったなどと言い、ついでにだから助太刀に来たと説明する。眉をひそめるライノックス。しかし、結局のところ、ジャガーの言う通り、総攻撃をかけてデストロンをやっつけるということに話がまとまったらしい。サイバトロンたちを乗せた例の船は、乗組員もろとも、ぼんやりとその姿を消していくのだった。

だったら最後まで透明でいた方がいいように思うけどな。何故か、彼らはわざわざ姿を現してデストロン基地へと急降下する。さっそく戦いになるが、そのなか、変な空飛び装置を完成させて、どこかに向かおうとしているウィドーを撃つようシルバーボルトは命令される。もちろん、彼に撃てるはずがなく、ウィドーはとっとと戦場を離れていってしまった。

デストロンはいつになく劣勢だった。そのうえ、基地のシステムがとまる。驚くメガトロン。加えて、彼の体、両腕にはエネルギーの手錠?のようなものがとんできてはまり、身動きまでとれなくなってしまう。そこに笑いながら現われるジャガー。彼は、サイバトロンとデストロンが手を結んだ証として、貴様を逮捕するにゃ、と言うのだった。

 

うーん。どうも、メタルスには往々にして、とってつけたような設定が現われて素直に見ているものを混乱させる。突然、「トランスワープウェーブは延々と広がっているのです。時空を超えて。」と、言われてしまうと、あーそうーという気もするが、なんだかなあという気もする。ジャガー登場のためにはそうでなくではいけなかったんだろうが(笑)。

ついでにここで登場する(「ここでしか登場しない」、と言った方がより正しいな)、3者協議やってる連中もなかなか謎だ。彼らは、デストロンの一派らしいが、メガトロンのことは全然良く思っていない。どうも、メガトロンとは別の派閥のデストロンらしい。と、すると、この時代デストロンはいくつかの派閥に分かれててんで勝手に行動していたものとみえる。

それにしても彼らほどの技術力があったら、宇宙征服なんてたやすいんじゃないのか?(笑) それとも、セイバートロン星ではもっとすごい技術が使われているのか? それにしてはコンボイさんたちの装備は貧弱なものだ。コンボイさんよっぽど下っ端だったんだな〜(なんだか、ひどい想像(笑))。

 

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